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合格体験記・教員2017

H29年度教員コース合格者の合格体験記

○H29年度実施 高等学校・数学 合格

■一次試験対策■

ようやく5回目の受験にして、高校数学での合格を手に入れることができました。
私は4回目の受験までは、学習塾で働きながら、その合間合間に勉強を重ねて教員採用試験に臨んだのですが、いずれも玉砕でした。仕事が忙しく、勉強時間もなかなか取れなかったというのもあります。仕事と試験勉強との両立は私には非常に厳しいと判断し、4回目の受験後に働き始めた中学での臨時的任用を3月いっぱいで打ち切り、4月からは背水の陣で臨みました。4月からは1日最低でも8~10時間は勉強したと思います。各教科の私の勉強法を以下に紹介したいと思います。高校数学は試験の難易度、採用者数ともに年々厳しくなっており、全国的に見ても非常に狭き門であることは間違いありません。相当な覚悟を持って勉強に打ち込めば、必ず合格を手にすることができると思います。しかし、逆に生半可な気持ちで臨むようならば合格は厳しいと思いますし、それこそ時間の無駄です。辞めた方が懸命だと思います。メセナで受講した教科は、教職教養、専門数学A、専門数学B、専門数学C、論文です。いずれも10月下旬の開講の頃から受講しています。

①教職教養

完全にメセナのテキストのみです。他の市販の参考書は一切使用していません。メセナのテキストは、沖縄県の教員採用試験に特化したテキストであり、他の市販の参考書はそうではありません。何よりも解説が非常に充実しており、その設問以外の周辺知識も併せて載せていますので、1問解けば市販のテキストの5問分に匹敵するのではないかと思います。メセナで使った膨大な量のテキストを、50~60周くらいはやったのではないかと思います。(特に7月の直前期は1日で全テキストを2周は最低やっていました。私ほどメセナのテキストをやりこんだ人はいないと思います。)

具体的には、答えを赤ペンで予め書き込んでしまい、緑のマーカーで赤ペンで書いた文字を塗って、いつでも赤シートで隠して覚えていました。1回目のミスは×、2回目のミスは××、3回目のミスは×××・・・という風に、問題番号の横に×印を書いていきました。当然ながら、×の個数が多いものを優先して覚えていきました。
反復回数が他の生徒さんよりも圧倒的に多いと思います。最終的にはテキストもボロボロになりました。教職教養・一般教養はひとえに暗記が殆どです。まずは教職教養の問題を解く上での必要な知識を徹底的に叩き込みます。大事なのは反復演習。反復しても知識が身に付いていなければ、覚えていないのと等しい。知識がないものと同然です。私の場合、覚えたことをすぐに忘れてしまうので、覚えるまで何度も何度も繰り返しました。「何度やっても覚えられない」という暇があったら、1問でも多く覚えることです。嘆いていても何も知識は手に入れることはできませんし、1分1秒たりとも無駄にできないはずです。

暗記教科の勉強法について、私は塾講師時代によく生徒に話していたのですが、「問題を見た瞬間に解答がパッと頭に思い浮かぶまで繰り返してやりなさい」と指導していました。
九九と同じ理屈で、九九を考えながら解く人は誰もいないと思います。それくらいのレベルにまで持って行くことが大事です。最終的には、「問題を見る」→「思考せずとも正答を瞬時に選べ、解説に書かれていた内容も頭に思い浮かぶ」状態になりました。
知識のインプット:知識のアウトプット=3:7くらいの割合でやっていたと思います。
月例テストについても同様です。間違えた問題には必ず印を入れ、何故間違えたのかをしっかりと分析し、間違えた問題に関する周辺知識も一緒にインプットすることです。
何度やっても間違えてしまう、どうしても覚えられないものは、私は単語カードに書いて常に持ち運んでいました。寝る前、朝起きてすぐ、塾での自習中にちょくちょく見ていました。

②一般教養

一般教養については、非常に範囲が広いため、何をすればよいのかわからないと思います。
基本的にはメセナのテキストと月例テストのみ。(勉強法については、教職教養と同じく、何度も何度も反復しました。)それ以外に私がやったことを紹介します。家庭教師のトライのTry itという無料の映像授業がYouTube上に公開されていますので、まずは中学レベルの社会、理科の映像授業を何度も見返して知識をインプットすることをおすすめします。その後、高校レベルの物理基礎、化学基礎、生物基礎、政治経済、倫理、現代社会の映像授業を見て、知識を完全にインプットすれば、理科社会についてはほぼ完璧です。間違えることはないと思います。(高校内容の物理基礎、化学基礎、生物基礎については採用試験に出る分野だけでよい、メセナのテキストにしっかりと過去に出題された分野が記載されています。)英語は得意でしたので、殆ど対策はしませんでしたが、高1レベルの英文法書1冊を反復することをおすすめします。薄い文法書1冊と、単語帳1冊(ターゲットやDUO、速読英単語必修編がおすすめ)があれば問題ないと思います。

③専門数学

数学は、学習塾で高校生に向けて指導していたこともあり、高校数学の典型問題に対する解法パターン(黄色チャートレベル)はほぼ身に付いていたと思います。
成底先生とは違う解き方をよくしていたので、毎回2回以上は質問したと思います。
ただ、私の場合は計算ミスが多く、考え方は合っているのに、計算ミスを連発したために、思わぬ失点を招いたことも多々あります。考え方は分かっているけれど、計算ミスをしてしまったというのは、悔しいですが何も分かっていないのと同義です。正しい答えを出して始めて◯がもらえるのですから。凡ミスをおかすのも、それも自分の実力です。

教員採用試験の数学は、センター試験の数学と同じく、スピードと正確さが要求されます。その為、計算ミスを防ぐために、最初の2~3ヶ月は計算演習を中心に勉強しました。
「合格る計算ⅠAⅡB」「合格る計算Ⅲ」(シグマベスト、広瀬和之著)をおすすめします。
全ての数学の受験生が取り組むべき参考書です。試験当日までやりこみました。この参考書を20周くらい反復しましたが、そのお陰もあって、計算ミスは殆どなくなりました。後は、メセナで指定された参考書、テキスト、専門試験を何度も繰り返しやっただけです。
過去問も20周以上は解いたと思います。何度もやり過ぎて、110分で解く問題を50分以内で解き終えることも多々ありました。また、メセナで毎週配られる問題には、目標時間が設定されています。解説も丁寧に作られています。成底先生の授業を信じて、分からない問題は積極的に質問して、全ての問題をスラスラと解けるまで繰り返して下さい。

2.二次試験対策

一次試験の合格発表が8/15と例年よりも遅く発表され、二次試験が8/25からでしたので、残り10日しかありませんでした。時間がない中で、いかにして効率良く二次試験対策を行ったのかを以下に述べたいと思います。一次試験が終わってから合格発表までの間は、約3週間ありますので、この間で二次試験に向けての対策ができるかが大事になってくると思います。面接調書をきっちり書き上げて、小論文の丸暗記を勧めたいと思います。

①小論文

小論文は本当に苦労しました。毎時間頑張って津覇先生に小論文を提出したのですが、CCCCCCC…の連続。5回書き直してやっとBをもらえる、そんな有り様でした。
11月、12月はとにかく酷評され、何度書いてもC。正直、精神的にも参っていたこともありました。しかし、それでも諦めずに指摘されたことを守って何度も書き直していきました。1月になって、ようやくB評価をいただけるようになり、3月には1回目でA評価をいただきました。文章も上達していると褒められるようになりました。それからトントン拍子に進んでいきました。以下、具体的にどのように勉強をしたのかを説明します。

始めの頃は、構想を7~8時間くらい掛けて(もっとかかったときもありました。)パソコンのWordに一度文章を書いていきました。それをコピーし、原稿用紙に1時間程度かけて転記し、それを繰り返していました。その際に、小論文の授業で他の方の合格答案例や役に立つ資料を大量に持ってきてくれたため、使えるネタは逐一ノートにストックしていきました。(最終的に、ネタ帳ノートは2冊になりました。このネタ帳が非常に使えました。)小論文は、序論・柱1・柱2・結論の四段構成になっているため、型がはっきりと決まっています。書けば書くほど上達します。教育小論文は、以下の5つのテーマを何も見ずに書けるようになれば、対策はほぼ終わりだと思います。

  1. 学力向上(確かな学力)
  2. 生徒指導(不登校、いじめ、ひきこもり)
  3. 目的意識の高揚(キャリア教育)
  4. 豊かな心(道徳教育)
  5. 学力向上推進プロジェクト(アクティブラーニング、授業改善)

授業で毎回論文の課題が出題されますが、上記5つに集約できると思います。
一次試験を終え、合格発表を待っている間に、上記5つに関する小論文を一字一句覚えてしまいました。何度も書いていたので、手が勝手に動いていました。その為、二次試験対策の小論文は殆どやらずにすみました。試験本番は、津覇先生が予想した、学力向上推進プロジェクトの授業改善に関するものが出題されたので、私は覚えていた文章一字一句を紙の上に書き出して終わりました。40分程度で書き終えました。
結局、小論文は、徹底的に型を覚え、使えるネタを沢山ストックし、全て覚え込んでしまい、それを吐き出す作業なんだなと個人的には感じました。

②模擬授業

模擬授業について、今年は初めての数Ⅱからの出題でした。(例年は数Ⅰ、数Aからの出題)
一次試験に合格した仲間4人と一緒に、4人が集まれる時間を作って、(毎日2時間程度)それぞれの単元をどのように指導すればいいのか、ああでもない、こうでもないと話し合いながら、板書計画を立てたり、お互いの授業を見せあったりして研究しました。模擬授業前日の8/26(土)は13時から22時まで9時間ぶっ続けでみんなで練習しました。「僕達以上に模擬授業の練習をした人はいないはずだから、明日は予期せぬ問題が出ても、開き直って堂々とやり遂げよう」といういい意味で自信を持つことができるようになりました。

試験本番で出題された、三角方程式に関する模擬授業の課題は、事前に練習していたこともあり、何ら問題なくこなせたと思います。結局、模擬授業はそれぞれの単元の自分なりの指導方法を確立し、そして実際に黒板を使って、いかに練習をしたかどうかに尽きると思います。私みたいに、高校での臨任経験がない人は、一次試験対策の頃から、それぞれの単元に対する自分なりの指導方法を確立しておけば、模擬授業対策は余裕を持って取り組めると思います。(教科書は、那覇市港町の教科書供給センターで販売しています。)

③面接

面接については、メセナの二次試験用のテキストを存分に活用しました。このテキストに、「個人面接で予想される質問項目」という項目があり、「平成28年度実施での典型的な質問例」が15問ほどあります。まずは、その15問について、自分なりの解答を用意すること。何も見ずに練習しましょう。その後、221もの質問想定集があるので、余力があれば全て答えられるようにしましょう。(私は全て自分の解答を準備しました。非常に骨が折れましたが..)実際の面接の練習については、私は、以前お世話になって中学校の校長先生や、妻や親戚の先生、そしてメセナの先生方に練習をしてもらいました。メセナの先生方は非常に手厳しいため、(特に伊禮先生には酷評の嵐でした..)それが却って本番で緊張を和らげたと思います。本番は緊張で言葉が詰まった場面もありましたが、「メセナであれだけ厳しい質問に答えきれたから大丈夫」と自分を落ち着かせ、最後までしっかりと答えることができたと思います。

3.最後に

教員採用試験勉強をしている期間は本当に辛かった記憶しかありませんが、晴れて合格した今、振り返ってみればいい思い出です。大学受験の勉強以上に勉強をしました。おそらくこれからの人生で、こんなに勉強することはないと思います。大好きなテレビやゲームや音楽鑑賞、映画鑑賞などの殆どを断ち、ほぼ勉強漬けの日々を過ごしました。採用試験の勉強で、色々なことが犠牲になってきますが、犠牲にするならば、徹底的に犠牲にしたらいいと思います。受かった瞬間に、その犠牲も報われていい思い出に変わるはずです。最後に、メセナ予備校では本当にお世話になりました。先生方、本当にありがとうございました。私は果報者です。妻や友人、そして親戚やメセナの先生方に支えられて最後までやり遂げることができました。自分ひとりの力で合格を勝ち取ったわけではなく、周りの人の支えがあってからこそ。メセナに通って本当に良かったです。来年4月より高校教師としてのキャリアがスタートしますが、教員の世界でも日々努力をして、誰からも慕われるような素晴らしい先生になれればなと思います。

○H29年度実施 中学校・数学 合格

1.一次試験の対策

専門教科をひたすら解く。9割
教職は、学習指導要領と新しい施策を読み込む。1割
一般は、やってない。

しばらく高校数学から離れていたので、最初は黄チャートⅠAⅡBを復習しました。難しい問題に付箋を貼り、できるまで繰り返しました。Ⅲは、メセナ木曜講座のテキストと高校の教科書を買って勉強しました。
試験2週間前には、実践演習に入りました。メセナの専門模試、演習問題、過去問を実際と同じ時間設定で解きました。
間違えた分野は、問題集で振り返り、全ての演習で150点を超えるまで繰り返しました。時間に慣れる練習をしていたおかげで本番も焦ることがなかったです。
教職教養は、ポケット小六法と学習指導要領と県の新しい施策を読み込みました。赤シートと蛍光ペンを活用して、専門の息抜きに勉強していました。

2.二次試験の対策

①論文

いじめ、不登校、学力向上の3つのテーマを書きました。A評価をもらった論文を組み合わせていくつかパターンをつくっておきました。学力向上推進プロジェクトは、施策ごとに柱をつくって書きました。書きたいことを絶対書く!の意気込みでいきました。

②模擬授業

アクティブラーニングを意識して、教科書の各章ごとに、グループワークができそうな課題を探し授業を作りました。導入、まとめを主に考えました。
各章ごとに、生徒が新出で習うこと、1・2年のどの単元と繋がっているかを確認して発問の準備もしました。本番では一番ヤマをはってた課題が出たのでやりやすかったです。

③面接

自己アピールと志望動機は自信をもってこたえられるよう練習しました。去年一昨年の質問には、答えられるよう準備しました。
場面指導は、いじめと不登校で準備していました。本番は、安全に関する場面指導で、内容は違いましたが、時間感覚は練習していてよかったです。
通しの実践練習は、メセナの2回と友達とやった1回のみです。
この質問がきたら、こう言いたい。というのを頭の中にもっていて、質問がきたら、自分の言いたいことに肉付けして話す練習をしたらいいと思います。

3.受験生へアドバイス

私は、3月まで臨時をしてみて、教師になりたいと今まで以上に強く思うようになりました。5月からは、人にも会わず図書館にこもりひたすら勉強していました。
つめすぎると逆に効率が悪くなると思うので、勉強がストレスにならない程度にやったほうがいいと思います。私は、週に1度はノー勉強デーをつくっていました。そのぶん自分を追い込むことができたと思います。
私の一次の点数は、例年だと不合格です。
私は、一次の解答をしたあと完全に諦めてやる気を失っていました。なので二次の対策は本当に大変でした。毎年何が起こるかわからないので結果がでるまでは気を抜かないことをオススメします。

○H29年度実施 高等学校・国語 合格

1.はじめに

有難いことに私は臨任が途切れることなく、気が付けば初めて教壇に立ってから8年の月日が経っていました。毎年、「教材研究を重ねれば採用試験の勉強にもなる」と自分に言い聞かせてきました。しかし、今年の3月に臨任の話がなかった時に改めて自分の境遇がいかに不安定で危ういものかを思い知り、一念発起して勉強に集中することにしました。1日最低10時間は学習時間を確保すると決意し、糸満青年の家の学習室で朝から晩まで過ごしました。4月からメセナの論文講座を受講していたので、毎週水曜日は論文の日と自分の中で設定し、二次対策も同時並行して取り組みました。私でも合格できるのだから、これから受験する皆さんも学習時間を確保さえできれば必ず前進できると思います。

2.一次試験・専門教科(一次一部免除対象)

一次は専門だけだったので、とにかく専門の得点が140点超えるように計画して取り組みました。その為には、「指導要領」「沖縄の文学」など確実に点に繋がるところは満点をとるつもりで挑みました。

①指導要領

自作の豆テストを作成し、毎日取り組みました。豆テストは指導要領をコピーし、最初は過去に出題された箇所を修正テープで隠し記述方式で行っていました。本番は選択ですが、必ず記述で正確な解答が答えられるようにしていました。昨年から文章形式で出題されるようになっていたので、単語だけでなく文章で覚えることも心掛けました。

②沖縄の文学

全て『新編 沖縄の文学』(高教組教育資料センター)を中心に勉強しました。参考書代わりに利用し、過去問や過去の模擬試験を見直す際には必ず手元に置き、出題された部分はチェックしました。私の解いた沖縄の文学問題でこの本に載っていない知識はまずありませんでした。

【使用テキスト】『新編 沖縄の文学』(高教組教育資料センター)

③国語常識

塾で配布されたテキストを隈なく暗記しました。四字熟語や故事成語は国語便覧で意味を確認し、一問一答を自作し覚えるまで何度も復習しました。特に季語や時候の挨拶など感覚だけで解いていた問題の取りこぼしがないようにしました。

【使用テキスト】専門国語 国語知識(メセナ予備校)/ 専門国語 国語常識問題(メセナ予備校)

④韻文

毎年苦戦していたので、割り切って暗記科目として取り組みました。これも塾で配布されたテキストを活用し、解説を暗記しました。本来は鑑賞を楽しみたいところですが、そういった私情を捨て、俳句では季語、和歌では枕詞等にみられる技巧をただひたすら暗記しました。和歌の技巧によって生み出される効果さえも暗記で補いました。とはいえ、全ての作品を網羅することはできないので、作家ごとに有名な作品を3~5つほど選びノートにまとめ作風をイメージできるようにしました。

【使用テキスト】専門国語 短歌・俳句(メセナ予備校)/ 新国語便覧(第一学習社)

⑤散文

現代文も古文もとにかく時間との戦いだと思ったので、毎日「評論」「小説」「古文」「漢文」の文章題を解きました。思い切ってセンター試験の過去問を解くことは辞めました。センター試験は選択肢にある程度のパターンがあり、解答を誘導されてしまい力がつかないと思ったからです。問題集は中堅以上の私大か国公立2次対策用の記述式を購入し解いていました。しかし採用試験に比べると文章が短いので、6月以降は採用試験の過去問を解きました。最終的に3回は同じ問題を解きましたが、満点は1回も取れなかったので何度も取り組むべきだと感じました。

【使用テキスト】首都圏「難関」私大古文演習 (河合塾シリーズ)/ 最強の古文 読解と演習50(Z会出版)/ 漢文道場(Z会出版)

3.二次試験

一次の対策と並行して4月から週に1本は論文を完成させるようにしていました。一部免除者は得なようで、教職教養を触らない分二次試験では不利になると考えたからです。新学習指導要領や学力向上推進プロジェクトの内容理解を深めるために論文を書くことは効果的でした。結果的に合格発表が出てからは模擬授業に集中することができ、論文を書き溜めたお陰で面接にも対応できる基礎的な知識を身に着けておくことができました。メセナでは多校種・多教科が一緒に授業を受けるので、様々な視点で教育問題を考えることができました。津覇先生がテンポよく受講生の意見を聞き出し、総括してくれたお陰で2時間という講座はいつもあっという間でした。また、津覇先生の授業では論文の知識だけでなく、今後自分の授業に活かしたいと思うような心地よい流れの導入・展開・まとめを学ぶこともできました。模擬授業はメセナでの練習はもちろん、以前勤務していた学校の国語科の先生方に「評論」「小説」「古文」「漢文」のひと作品ずつ見てもらい、それぞれの型を決めました。本番でどの作品を指定されても型を貫く。実際、本番は練習していなかった作品でしたが「既習事項」と「本時のめあて」は決めていたので、なんとかそれらしい形で授業ができました。高校国語の受験者が塾に1人しかいなかったので、津覇先生が他教科の受験生に声掛けをしてくれ、中学校英語受験の方々ら様々なアドバイスを頂きました。中学の既習事項が模擬授業での必須条件だったので多変貴重な経験でした。一次試験の合格発表が出てから二次試験までは思った以上に時間がありません。一次試験が終わってからではなく、特に論文に関しては早めに取り組むことをお勧めします。

4.おわりに

私は8回目の受験でやっと「採用候補者名簿」に名を連ねるチャンスを得ました。何年も苦戦していたので途中で転職も考えました。紆余曲折ありながらも合格できたのは、「今年こそは絶対に何があっても合格する」という強い決意でした。私には皆さんにアドバイスできるような優れた学習方法もなくコツもありません。しかし、勉強法は受験生の数だけあると思います。「絶対に合格する」と覚悟を決めて、誰のやり方でもなく自分の勉強スタイルを築いて下さい。

○H29年度実施 中高共通・家庭 合格

1. 一次試験対策

一部免除だったので、臨任をしながら専門教科の勉強をしました。
本屋にある参考書や問題集、全国の問題集、技能検定の問題集を何回繰り返し取り組み、「時事通信出版局」や「東京アカデミー」の全国模試も専門教科だけをすべて申し込み、行いました。
また、3次試験にも繋がると考え教員養成セミナーを毎月購読し、LINE登録して週2回教員養成セミナーから送られてくる○×形式の問題を解いていました。
仕事・子育て・勉強と時間がない中でしたが、家族に協力してもらい早朝と仕事帰りに毎日勉強を続けました。

2. 二次試験対策と内容

1次が終わり、すぐに2次対策に取り組みました。私は、2年前から試験に向けて、洋裁教室料理教室に通っていました。教科書にある献立や被服の課題は、一通り練習しました。わからない所や苦手なところは、教室の先生や職場の先生方に聞き解決していました。
本番はその場でお題を出され、考える暇もなく準備に入ります。とても緊張してミスが増えるので時間をはかって何回も練習するといいと思います。

≪調理≫
麻婆豆腐・涼拌三絲・すまし汁(豆腐を菊花切り)・オレンジゼリー
10分 皿準備・材料確認 50分 調理・片付け
★試験官2名(準備4名ほど)
★調理台の上に使う道具がカゴに入ってセットされています。
これ以外の調理用具は使えません。そのため、下準備が難しくあたふたしてしまいました。
★調理台は、調理用具カゴがあるため使いづらいです。
★生ゴミや残った材料は、最後に提出です。
≪被服≫
甚平(半身)
5分準備(ボビンに糸を巻く、ミシンの調整) 50分 製作
★試験官2名(準備2名ほど)
★問題文をしっかり読むと良いです。

3. 三次試験対策と内容

① 論文

私は、試験に合格した友人の勧めでメセナの論文講座を10月から通いました。
毎回の課題を通して、沖縄県の目指す教育や私自身の考えをまとめる良い機会になりました。また、受講生達から課題に対しての考えや答えを聞き、展開していく津覇先生の授業は、「私もスラスラ答えられるように頑張ろう!」と毎回合格に向けて、気合いの入る授業でした。論文に自信のなかった私ですが、津覇先生に自信をつけてもらい本番も動揺せずに書くことができました。

② 面接

私は、2次試験で思うように実力を発揮出来ずモヤモヤしており、2次の合格発表が出てから面接対策に取り組みました。メセナで2回、職場の管理者や家族と面接練習を繰り返し行いましたが、取り組みが遅かったためメセナの面接で厳しい指摘を受けました。今となっては、この厳しい面接練習を行ったからこそ合格できたと思っています。2次の試験結果を気にせず、早めの対策をすべきでした。

≪質問内容≫
・志望理由、目指す教師像、ストレスへの対処法、保護者への対応など
★面接は、最後の番だったため10分程で終わりました。
★面接の班は、教科ごとではなくバラバラになることもあります。家庭科では受験番号は前でしたが、他教科と同じ面接グループだったため1時間半ほど待ち時間がありました。

3.模擬授業

メセナの三次対策講座を受講し、メセナで2回、職場の先輩方と模擬授業の練習を行いました。今回は、「保育分野」でしたが何が出るかわからなかったので、範囲内の略案を作り、声量・発問・机間指導のタイミング、「主体的・対話的で深い学び」を取り入れた授業を考え、取り組みました。
メセナの模擬授業練習で、アドバイザーの先生から「実技教科は、教材・教具を使って理解させなければいけないよ」というアドバイスを頂き、本番でもその言葉を忘れずに教材を取り入れて模擬授業を行いました。

≪模擬授業の内容≫「乳幼児の心身の発達」
構想4分 授業時間8分

この授業で、「主体的・対話的で深い学び」を身に付けるためにどのような事に取り組んだか。という質問がありました。

○H29年度実施 高校・公民 合格

私は平成25年度から平成29年度年度にかけて5年間、メセナに通い主に教養と専門のコースを受講しました。昨年度、一次試験は突破したものの二次試験最終で不合格となり、今回は二回目の二次試験の挑戦でしたが合格することができました。

1.一次試験の対策

① 一般教養

一次試験は主に、メセナから配布される教員採用試験の過去問や月例テスト、模擬テストを中心に勉強をしました。昨年度は五年経験者免除に該当しなかったため、教養、専門の両方を勉強しました。一般教養に関しては、琉球・沖縄に関する問題の比重が大きいと考えていたので、沖縄の歴史文化に関する新聞記事や、職場の教育に関するポスターやチラシを見つけたら必ず目を通すなど、常に意識することを心がけました。また時間に余裕があるときは県内の博物館や史跡などに実際に足を運び、実際に見て印象深く学ぶということも行いました。その他の文系・理系の問題については、今までもらったチェックテストや過年度の模擬テストなどを繰り返し説き、得意な文系の知識は解説を読んで理解できるよう努め、苦手な理系の問題でも、理科などの簡単に暗記できそうなもの(オームの法則など)には軽く目を通しました。仕事もしており時間の制約もあったため、一般教養は1日30分以内と時間を決め、毎日繰り返すことで琉球・沖縄の歴史文化以外は広く浅く対策を行いました。

② 教職教養

教職教養は、月曜日に教育原理と学習指導要領、火曜日は教育史と生徒指導など、曜日によって勉強する分野を決め学習しました。試験後の10月~3月まではテキストや問題集をしっかり読み込み、人物の名前や法規の重要語句、生徒指導文書など全分野を端から端まで全て目を通し、4月くらいからメセナのから配布される過去問題や模擬テストを解き、間違った個所やよくわからなかった個所は解説を参考にしっかりと理解するという学習を繰り返し行いました。特に、教職教養は非常に新しい法規や文書から出題されるという印象が強かったので、最新の情報をメセナに掲示されている新聞や配布される資料からしっかりと情報収集をしておくことが重要だと思いました。

③ 専門教養

今年度から五年経験免除に該当したため、今年度の試験は専門教養に専念し、受験することができました。専門教養に関しては教職と同様、試験後の10月~3月まではテキストや問題集、学校で使っている教科書や資料集を読み込み、人物の名前や重要語句全て目を通し、良くわからなかった部分を用語集や資料集、ネット検索などでしっかりと理解できるようにし、一問一答の問題集を解いて確認するという勉強を行いました。4月くらいからメセナのから配布される教員採用試験とセンターの過去問題や模擬テストを解き、間違った個所やよくわからなかった個所は解説を参考に、またネットでも調べたりするなど、しっかりと深く理解するという学習を繰り返し行いました。専門教養に関しても、用語集に載っていないような最新の条約や事件が選択肢として出題されるので、常日ごろから新聞やニュースに目を向けることが重要だと感じました。また、公民の受講者を対象に行われる演習や模擬テストでは、毎回得点1位を目標に受講することで、緊張感や向上心など、モチベーションを保ちながら通うことができました。

2.二次試験の対策

① 論文

昨年度の二次試験では論文で非常に苦戦したため、今年度は二次試験対策の前期講座から受講し、早めの論文対策を心がけました。二次試験は担当の津覇先生とマンツーマン体制で、自分の職歴や経験をもとにどのような主張や書き方ができるのか作戦を練りながら、自身の論文スタイルを確立させ、安定感を高めていけるように対策を練りました。また、最低でも一日一本、60分以内に書きあげる、B評価のものは再度書き上げ、A評価をもらうまで同じテーマで提出するということをすることで、回数を重ねることを意識しました。その際、メセナで配布される過年度の合格論文や評価の高い論文を参考に、自分の論文にも使える言い回しや表現がないかも検討することができました。

② 面接

面接に関してはメセナの二次試験対策テキストに掲載されている面接で聞かれそうな質問や職場で過年度に合格した先輩教師からもらえた質問事例などを、すべてワードに打ち込み、それに対する自分の回答を打ち込むということをして、自分の考えを整理するよう心掛けました。また、できるだけ多くの練習が必要だと思い、メセナでの面接対策や、職場の管理職など多くの人に面接練習を依頼し、色々な視点からのアドバイスを受け、面接に緊張しないよう回数を重ねることを意識しました。今年度の実際の試験では教職を目指した理由ややりたいことというよりは、現場での対応力や協調性、健康に関することが聞かれました。いわゆる「即戦力」が求められている、そんな印象を受ける内容が多かったと思います。

③ 模擬授業

模擬授業は大まかな出題範囲が分かったあとすぐに、その出題範囲すべての授業の略案を作りました。また、導入から始めることが想定できたので、すべての授業の導入に、強烈な印象に残る発問や学習活動(クイズ、外国語のあいさつ、教室内のものを使った発問など)を準備して、試験官にいかに印象を強く残すかを考えました。また、板書計画を丁寧にすることを心がけ、最初の準備の段階で授業の目当てと本時の流れを板書し、余裕をもって授業をスタートできるように心がけました。二次試験前にメセナのOBで同じ公民の合格者から多くの必勝パターンや情報を入手できたこともとても大きかったです。

3.受験生へのアドバイス

教員採用試験をするにあたって、情報収集が非常に重要となってくると思いますが、メセナ予備校では講師や他の受験者と多くの情報を交換でき、また、模擬テストや演習などで点数や順位が出るため常に競争心を持ちモチベーションが保てるのも大きなメリットだと思います。

また、面接や論文では自分の教職経験をもとにした意見や具体例を挙げると非常に説得力を持たせることができると思います。私は小学校のヘルパーや中学校、全日制や定時制高校の講師や担任など様々な校種職種で経験を積めたことが二次試験時の大きな強みとなりました。教職の現場にいる受験生の皆さんは是非、色々なことにチャレンジして、子どもたちとの思い出や自分の積み重ねてきたことを強みに変えて、試験に臨んでもらえたらと思います。

○H29年度実施 中学校 保体 合格

これを読んで、頑張ろうという気持ちになればという「想い」です。皆さんなら絶対出来ると信じています。

専門科目

基本学習…メセナで出されている各項目(体づくり、器械運動…)ごとの演習やテキストを使って暗記。1日に2項目は必ずやることを心掛けてやりました。
はじめは1項目終わらせるのも2時間半ぐらい掛かり、非常に時間が掛かりました。声に出して音読すると効果的(音読は一番効果的だと思います。)10月から12月までは、毎日学習指導要領・解説の暗記を行いました。毎日学習指導要領だけをやると「飽き」が出てくるので、その時には、ボイスレコーダーに学習指導要領で間違えが多いところを録音し、それを聞きながら運動を行いました。

2月~3月頃からメセナでも対策プリントとチェックテストや過去問を何度も解きました。メセナの対策プリントや専門模擬などでは、ある程度の点数は取れるようにもなってきました。私自身、ネット型の競技を覚えるのが苦手でアクティブスポーツや体育実技を読んでも頭に入ってこなかったので、実際に学校現場で部活動の生徒と一緒になって遊んだり、授業の中に取り入れたりし、ルールや技術のポイントを覚えていきました。

二次対策

平成28年度のデータ上、最低での156点~160点以上は取らないと合格ラインではなかったので、とても時間をかけて取り組みました。

水泳・機械運動:必修
必修の水泳と器械運動においては、特に点数が高い種目ともあり、長い期間をかけて練習を行う必要があると思います。
器械運動では、メセナスポーツクラブで先生の指導の下、他の受験生と一緒になって練習をしました。自分の実技ノートを作成し、一つ一つのポイントを書き込んだり、毎日の自分の演技をipadや携帯で動画を取って分析を行いました。

水泳では、40秒で満点(45点)と言われていたのでそのタイムに近づけようと必死に泳ぎましたが、なかなかタイムは縮まらず、一番苦労しました。ただがむしゃらに泳いでも効果は出ないので、週に1回程度プールに通い、毎日苦手な泳ぎを練習し、プールの指導員に積極的に話しかけ、自分の泳ぎを見てもらい、アドバイスをもらいました。(プール利用料金2時間1780円…日によっては泳ぎ別に指導してくれる日があったので、その日に合わせて練習を行った)

種目1・2
種目1の球技は専門のバスケットボールだったのですが、いくら専門でも油断はできなかったので、ドリブルの付き方、目線、手の位置など一つ一つを丁寧に行いました。

種目2では「空手」を選び行いました。私の場合はあまり準備が出来ませんでしたが、とにかく「声を出す」「気迫」など付きや蹴りなども力強く、丁寧に行いました。

三次対策

自己PR文
三次対策では、一次試験があまり点数を取れていなかったので、周りの人より取り組みが遅く、二次の結果が出てから対策をしました。私は「自己PR文」しか書いていませんでした。合格通知が来てからは、「自己PR文」を完成させるのはとても時間がかかるので、2次試験(実技)が終了したあとからでも書きはじめると良いのではないかと思います。あと、色々な先生方に見てもらうのが良いと思います。(とても時間がかかります)

論文
論文はこれまであまり書いた経験もなく、非常に苦戦しました。出来ないからどうしようと焦ってしまってもどうしようもないので、自分は書けないと開き直って、津覇先生の下でひたすら論文を書きました。
沖縄県の施策を読みながらも、自分の経験と照らし合わせて、論文を書き上げることでC-評価からなんとかB-評価も頂けるぐらいになりました。結果的には論文の点数は低かったのですが、書き上げることは出来るようになりました。1200字の論文を書きあげるというのは非常に難しいと思いますが、何度も何度も書く事で、書く事に抵抗はなくなると思います。

模擬授業
実際に学校現場で勤務している先生に何度も見てもらう。(信頼できる先生のみ…色々な先生に見せるのも良いが、色々なアドバイスを授業の中に取り入れようとすると、自分自身パニックになると思い、決まった先生のみに授業を見せたほうが良いと思う・・・。)
その中でも「声量」「生徒との会話」「ほめる」「先生の熱意」が大切だと感じます。私はこの4つを意識しながらも、授業における基本事項が含まれているか確認しながら何度も導入の授業をしました。

面接
経験してきたことを自分の言葉で考え話すこと。
メセナの面接では、弱いと言われたところだけを重点に行った。
文章を丸暗記して発表しようとすると絶対に出来ない。自分の考えをしっかり持って話すことが大切だと思います。

これから「合格」を勝ち取っていく皆さんへ
私は今年度何とか合格することが出来ました。これまでを振り返ってみると、すべて受け身で、メセナの対策プリントや専門模擬を受けとけばどうにかなるという感じでした。しかし、毎年そんな気持ちで受けても結果は不合格。一次すら通りませんでした。私が本気で頑張ろうと思ったのも3年前です。特に今年度は「絶対合格する」と言う気持ちが強く、取り組めました。毎日「合格する」と言葉に出して自分に言い聞かせていました。対策プリントや模擬試験の点数が低くても、「次は絶対に〇〇点とる」と小さな目標を何度も立て、取り組み、諦めません。携帯の写真で廊下に掲示された「メセナの合格体験記」を写し、これまで合格してきた先輩方の体験記を読みながら、「今年は自分が掲示板に載る」と思いながら、モチベーションを保ちました。

去年、子供が生まれ、更に自分の時間も無くなり、勉強時間も減り、とても不安でした。
これまで仕事をしながら勉強は絶対に出来ないと思っていましたが、仕事をしながらも、自分が「1日にこれだけは勉強する」という時間は確実に確保することで毎日取り組むことも出来、習慣化することができました。「環境が人を育てる」というように、常に勉強しやすいように環境を整え、毎週、毎月自分の目標を立て、飽きをつくらない勉強を心掛けると良いのではないかと思います。
私はずっと「不合格」で将来への不安もありました。別の仕事を考えることもあったり、ハローワークにもいきました。実際に違う仕事についても、生き甲斐を感じない自分がいました。
「私の夢は保健体育の先生だ」「なりたい自分に近づくには勉強だ」「勉強しよう」と思い勉強しました。タイムリミットはありますが、勉強に遅いはないと思います。自分が今年勉強しないといけないという「タイミング」が皆さんにもきっとあると思います。その「タイミング」に強い気持ちで私は取り組んだだけです。

教員採用試験は選考試験です。その言葉ある限り皆さんにチャンスは絶対にあると思います。謙虚に、学ぶ姿勢を大切にし、合格を勝ち取ってください。三次試験に近づくと焦りもあると思いますが、一つ一つ丁寧に取り組むと結果はついてくると思います。
最後に、これまで大変お世話になった伊禮先生をはじめ、成底先生、津覇先生、アドバイザーの先生にはとても感謝しています。いつも私に励ましの言葉を掛けてくれました。先生方の声掛けが自分のモチベーションにもなり、常に頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました。

これからも勉強してきたことを子供達に還元していきたいと思います。
この三年間、なかなか点数が取れなかったり、面接が上手くいかなかったり、模擬授業が上手くいかなくて悩んでいるときにも、いつも自分の事のように声を掛けてくれた仲間達がいます。その仲間達のためにもこれから出会う子供達に向き合って、「初心」を忘れず取り組んでいきたいと思います。

これを読んで頑張ろうと思ってくれるととても嬉しいです。応援しています。

○H29年度実施 高等学校 数学 合格

私は今回、メセナ予備校さんにお世話になりながら対策を進め、教員採用試験に合格することができました。4月からの入塾でしたが、私が取り組んだもの全体を体験記として寄稿しますので、少しでも今後の受験生の方の参考になれば幸いです。

*. 一次試験の対策

・一般教養、教職教養
教養の試験に関しては、メセナでの受講はせず、月例テストなどを活用しながら、独学で勉強していました。一般教養は大きな点数アップは望めないと考え、あまり重視していませんでした。教職教養は、市販の暗記用の対策本(赤シートで隠れるタイプ)を使って毎日ページ数を決めて、夜暗記、翌朝復習と進めていました。協同出版さんが出している過去問集には、沖縄県で過去に出題された分野も分析されていたので、2週間ぐらい前からは、毎年のように出る分野に絞って繰り返し覚えていきました。メセナの月例テストは問題がいいだけでなく、解説が一つの参考書のように内容が充実しているので、入塾してからは毎度受験して復習をするようにしていました。あと、教員養成セミナーのyoutube動画を移動中に聞き流したりもしていました。

・専門
専門数学の試験は、指導要領からの出題と、数学の出題に分かれます。指導要領からの出題は範囲も限られているので、覚えるのみです。数学は、メセナの授業を2つ受講していて、授業で与えられた問題を自力で進め、わからなかったときに解説を聞き、誤答ノートにまとめておくという基本的な勉強の仕方を繰り返していました。最後の1週間は誤答ノートにある問題だけを繰り返し復習しました。専門数学はいかに早く、正確にたくさんの問題を解けるかが問われるので、なるべく苦手な分野がないように時間をかけて対策する必要があると思います。

*2、二次試験対策

本格的な対策は、一次試験の終了直後からでした。メセナの直前対策講座を受講してもらえるたくさんの情報を参考に進めていました。また、同じ高校数学で一次試験突破した仲間とともに毎日のように集まって対策していました。

・小論文
二次対策の前期講座から取り掛かりましたが、4月から、もしくは10月の初めから受けとけばよかったなという気持ちはあります。小論文は、沖縄の教育施策などの知識が必要ですが、メセナからたくさんの情報はいただけるので、それを頭に入れながら論文を書いては添削を受けての繰り返しでした。書けば書くほど自分のスタイルもできていくので、時間内に書けることを最終目標に何度も書くのみです。

・面接
メセナの予想される質問集に、自分だったらこう答えるな~というのをメモ書きしながら頭を整理して、面接練習で自分の姿勢や答え方の癖を指摘してもらい、直していきました。臨任で働いている学校の校長や教頭にもお願いして、できるかぎり練習の機会をいただきました。メセナの面接練習は緊張感がすごく、とても良い練習になり、本番の試験官はニコニコして柔らかく質問してくれたので、自分が準備したものがだせたと思います。

・模擬授業
数学で初めて「数学Ⅱ」が試験範囲でした。メセナの仲間とともにお互いの模擬授業を見せ合って癖を直していき、教科書も全部のページについて、出題されたときの授業展開のアイデアを出し合いました。本番まで毎日のように集まり、協力してくれた勉強仲間には感謝でいっぱいです。模擬授業についても、臨任の学校で先生方に見てもらうなど、練習の機会を多く作るようにしました。

*3、最後に

教員採用試験は、出題傾向から色々な面で情報戦なところがあります。メセナからは膨大なデータに基づいた必要な情報がすべて提示されるので、その面で不利になることはまずありません。また、普段の数学の授業から、小論文の添削、模擬授業・面接の練習の場面でも、的確なアドバイスをいただき、また励ましていただき、どうにか合格することができました。感謝でいっぱいです。ぜひ、メセナの講師陣、情報量を信頼して、次なる合格に向けて頑張ってください!

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○H29年度実施 高等学校・公民 合格

1.はじめに

私は長い期間採用試験に挑戦し続け、年齢は30後半にしてやっと、採用試験に合格できました。メセナにも長い期間お世話になりました。合格にたどり着くまで、家族をはじめ、企業や臨任校で出会った方々や先輩・後輩・同級生、保護者の方々、塾の先生方、本当にたくさんの人に支えてもらってここまで来る事ができました。私は器用でもなく、勉強もとくに出来るわけでもありませんが、諦めずに粘り強く努力は続けてきました。「試験のための対策」というよりは、本務として教員になったときに、「自分が教員としてどうあるべきか」を考えながらイメージして取り組みました。ただ、塾での月例テストや模擬試験等は点数や順位にこだわって取り組みました。私の体験や情報が皆さまの役に立てる部分があれば参考にして下さい。

2.一次試験

専門はメセナ、教職教養・論文は今年は他の塾で対策をしました。各塾のチェックテストや模擬試験ではとにかく上位に入れるように取り組み、専門は満点を目指して取り組みました。

①一般教養・教職教養

一般教養は、メセナの月例テストや模擬試験、他の塾のテストを中心に対策をしました。それ以外は新聞を読む程度で、時間はかけませんでした。教職教養も、メセナの月例テストや模擬テスト、他の塾のテストを中心に対策しました。学習ペースは週1回程度で、あまり時間はかけませんでしたが月例テストや模擬試験などで教職教養は50点以上、一般教養は6割~7割以上を目標に取り組みました。

②専門について

私は一部免除や加点の対象ではなかったので、一次試験対策では、特に専門に一番時間をかけて満点を目標に取り組みました。用語集を常に手元に置き、気になったりわからないところはすぐに調べるようにしました。(時間配分にすると専門8.5:教養1.5)
また、各塾の合格体験記を参考にしながら取り組みました。教科書や用語集は2~3回読み込みました。メセナのテキストや教材、問題集(センター試験過去問や市販の問題集、採用試験の過去問等)でとにかく数多く問題をこなしました。市販の問題集は手に入る分は一通りやりました。正誤問題は、どこが正しくどこが間違っているかを説明できるまで理解を深めるようにしました。学習指導要領は一週間から二週間に一回のペースで読んで、穴埋め問題で書いて覚えました。(読みと穴埋めで1時間程度)
時事ネタは時事問題集や新聞などで押さえ、これは一般教養にも繋がりました。
メセナの公民の演習や模擬テストでは、満点を目標にしながら取り組みました。

3.二次試験

①論文
一昨年と昨年に二次試験を経験していたので、その時の対策講座で書いた論文を一次試験対策と並行しながら月1回程度、75分で書けるように清書しました。今年度は新学習指導要領の対策と専門の対策で余裕がなかったので、もっと計画的に論文の対策時間を増やして取り組めればよかったと後悔しています。

私は、論文の対策を始めたころは、一本完成させるのに5~6時間かかってしまいとても苦労しました。課題に対して正対することやシンプルに短い文で書くこと、自分の経験を交えて自分の言葉で書くことを意識しながら時間内に書けるように取り組みました。二次試験対策では、一番論文に時間をかけました。初めて論文に取り組む方は、一本完成させるためには多分、かなり時間がかかると思うので、一次試験対策と同時に早い時期から取り組むべきだと思います。論文の取り組みは面接対策にも繋がります。これまでに合格された方々の多くの方もそう言っています。

②面接

面接はメセナの資料や他の塾の資料を活用し、基本的な質問から場面指導まで何を聞かれてもいいように準備しました。各塾での模擬面接や家族に協力してもらい、場数をこなしながら、笑顔で大きな声で、しっかりと自分の伝えたいことが相手にわかりやすく伝わるようにと意識しながら取り組みました。場面指導などは、「〇分間でやってください」と指示があるので、実際に時間を計って練習しました。面接は、何を聞かれても自分の言葉で言えるようにすることと、落ち着いて笑顔で大きな声でわかりやすく伝えることを意識したほうがいいと思いました。想定される質問だけでもたくさんあるので、やはり早めに対策したほうがいいと思います。

③模擬授業

模擬授業は出題範囲が出たあとに、対象となる全ての単元の略案を作り、どこを指定されてもいいように授業構想を練りました。企業で働いた経験臨任経験、わかる授業サポートガイド、学力向上推進プロジェクトなどを踏まえながら構想に生かしました。二次試験前に昨年度のメセナの公民の合格者からアドバイスをいただけたことも大きかったと思います。伊禮先生をはじめ、メセナの先生方のご指導にも本当に感謝しています。本番の模擬授業でも、笑顔で大きな声で、生徒との関わり合いを大切にしながら授業を進めていきました。授業の基本事項は押さえつつ、生徒の既習事項や生活経験等を踏まえながら、発問や導入・展開等に繋げました。一次合格発表から二次試験までの期間は短いので、一次試験対策と併せて二次試験対策(面接調書、論文、面接、模擬授業)をしておいたほうが良いと思います。

4.おわりに

私は、大学卒業後は社会経験を積むために民間企業に勤めました。その後は中学校で臨任として勤めました。私は器用なほうではないので、臨任として学習指導、生徒指導、部活指導等にも取り組みながら採用試験対策を両立させることができませんでした。そこで、妻と娘にも理解してもらい、収入は臨任に比べかなり下がりますが、勉強時間を作るために特別支援学校で時給制の介助員(1日6時間勤務・週5日)をしながら、試験対策に取り組みました。妻の転勤のため、今年の4月からは家族で離島に引っ越すことになり、4月~8月は仕事をせずに採用試験に集中しました。身内の事情や介護の手伝いのため、毎月本島に戻る機会があったので、その時には月例テストや塾の講義を受けながらモチベーションへと繋げました。

私は一昨年・昨年と二次試験まで進みましたが、不合格が続きました。二次試験でダメだった時には、自分の人間性や教員としての資質を否定されているような気持ちになり、本当に落ち込みました。特に昨年は二次試験の順位・得点を見ても、何が良くて何がダメだったのか自分ではわかりませんでした。それでも腐らず、前向きに「合格した人達のほうがすごく頑張ったんだ、自分に足りない部分を伸ばそう」と自分に言い聞かせ、やれることをとにかくやりました。自分のモチベーションが高いとか低いとかに関係なく、「やるのか、やらないのか」シンプルに考え試験対策に取り組むようにしました。これまでを振り返ると、家族をはじめ、塾の先生方や生きてきた中で関わったたくさんの方々、本当に多くの方々に支えてもらった合格だと、あらためて実感しています。合格するまでに時間はかかりましたが、本務の教員としてスタートさせてもらえることに感謝しています。ですが、まだまだ勉強不足でこれまで以上に学びながら、教員としてのスキルを高めないといけないと痛感しています。ここからが、本当の勝負だと身の引き締まる思いです。

また、妻とはお互いが教員を目指し、一緒に子育てや臨任をしながら、お互いが勝負する年を決めたり、苦労も喜びも分かち合いながらやっと夫婦ともに本務になることができました。娘にも負担をかけてしまい、家族の大切さやありがたさを心から実感しています。
皆さんにも様々な事情があったり、様々な状況に置かれたり、様々な思いを抱きながら、採用試験に向けて日々努力されているかと思います。目指す校種・教科によっても様々な状況があるかと思います。本気で教員を目指しているのであれば、諦めず、やるべきことをやりきって、様々な事をプラスのエネルギーに変えて、自分のためにも子ども達のためにも、ぜひ合格を手にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

○H29年度実施 高等学校 情報 合格

はじめに

私は5回目で合格しました。大学在学中に、キャリア教育センターが主催している講座を受け始めました。その後、メセナ予備校で一般・教職の対策講座を4年間受講しました。
教員採用試験に合格するまで、たくさんの方々に支えられ、励ましていただきました。試験勉強は孤独な気持ちになってしまいがちですが、大変なときこそ外へ目を向け、さまざまな経験が自分の力になると実感できた良い経験でした。

1. 1次試験の対策

一般教養と教職教養

メセナで週に1回の講座を受けました。一般教養は範囲が広かったので、メセナの月例テストで対策しました。教職教養は、教育法規と学習指導要領を重点的に学習しました。どちらも、メセナの先生が全体像を把握するために「見出し」を覚えることを勧めていたので、見出しを覚えることからはじめました。似たような表現があったりするので、見出しを覚えると後からの学習でも役に立ちました。
自習の方法は、単純ですが問題を何度も繰り返し解くことでした。すきま時間には1問でも覚えるようにしていて、毎朝10分間で10問だけは必ず問題を解いていました。自分で語呂合わせをつくったり、どうにか楽しみながらコツコツと取り組んでいました。

専門

自分で対策をしました。まず、過去5年間の問題をすべて集め、単元ごとに分け、ノートを作りました。ノートの左のページには問題を貼り、右のページには自分の解説を付けました。解説はできるだけ細かくつけたかったので、教科書や参考書から、時にはインターネットをつかって調べました。調べる作業を終えると教科書の内容をほぼ把握できました。私が受けた専門試験では、教科書の内容を応用したものが多いとわかったので、その内容に近い資格試験などの参考書を買い、計算問題を探して解いたりしました。教科の特性もあると思いますが、私は採用試験の勉強も兼ねて4つの資格を取得しました。(前年度まで)

今年度から専門高校で臨任を始めました。授業をないがしろにはできないので、気持ちを切り替えて、8冊の教科書を理解し、暗記することを目標としました。専門の内容を教えるための基礎知識を確認する問題と知識をはかる問題、応用問題に分かれているように思います。教材研究で基礎問題は確実に得点できるようになりました。

私は不安になったとき、「学問に近道なし」という言葉を思い出していました。学問にはごまかしがきかない。だから順序を追って学ぶより外に方法はない。思うように得点が伸びなくても、今まで勉強したことは無駄にならないと考えると、これでいいんだと気持ちが楽になりました。

2. 2次試験の対策と実施内容

私は2回目の2次試験でした。1度目は論文の対策にあせってしまい、面接と模擬授業はほぼ対策できませんでした。その反省があり、今回はメセナの2次試験対策(前期)を受講し、1次試験が終わってからすぐに論文に取り組みました。
論文は、1日1本を目安に仕上げ、メセナの先生に添削してもらいました。私は文章を書くことが苦手だと思っていたのですが、先生がいつも褒めてくれたので、試験当日も自信をもって挑むことができました。

面接

対策を本格的に始めたのは、合格発表後のメセナの2次試験対策(後期)でした。メセナの先生や先輩教員との何気ないやり取りの中で、今までの非常勤や担任と専門高校での経験を自分の強みとしてアピールできるようにしました。
当日は、かなり緊張していたのか入室前のノックを忘れ、ドアを開けてしまいました。面接官は緊張されていますね、大丈夫ですか。と言ってくれ、最初に趣味の話をして和ませてくれました。

模擬授業

合格発表後から始めました。メセナの資料で過去の課題がまとめられていたので、それをもとに予想して10本ほどの略案をつくりました。私は、考えさせる授業をしたかったので、前時に学習したことと本時のつながりを見つけさせたり、発問を工夫して、生徒が参加する授業を考えていました。授業のヤマを作って、この時間でわかってほしいことを明確にしました。

○H29年度実施 養護教諭 合格

私は一次試験対策のためメセナ予備校の講座を受講しました。

教員採用試験合格に向けて

私は、2年間メセナ予備校の講座を受講し教員採用試験の対策をしました。まず1年目は、教職教養コースのみ受講し採用試験に挑みましたが力及ばず、悔しい思いでいっぱいでした。次は絶対に合格すると決め、2年目はプレ講座から参加しました。本講座は教職教養コースと専門の養護教諭コースを受講し、土日はがっつり勉強する環境をつくりました。平日は、学校の仕事で手一杯なので、教員採用試験勉強の時間確保を工夫しました。働きながら限られた時間のなか、いかに勉強時間を確保するか、そしてモチベーションを保ち続けるかが大変で苦労したところでした。何度も心が折れそうになりましたが、気持ちをうまく切り替えて「やるしかない!」という気持ちで向き合いました。働きながら合格するという意地とも言えるこだわりを貫くことができたのは、私にとって大きな自信にもなりました。

一次試験対策

一般教養・教職教養

一般・教職教養はメセナのテキストや問題、月例テストや模擬試験を繰り返し解いていきました。他の市販されている問題集等には手を出さず、メセナのテキスト・問題集、資料だけを頼りに対策しました。メセナによって十分に分析された内容を信じて、繰り返し解いたことで自然と知識が身につき、同じ間違いが減っていきました。月例テストでは、自分の今置かれている状況を客観的に知ることができ、弱い部分を把握することで、どこに重点をおいて勉強するか毎回振り返りをしました。「解けない」と結果に落ち込まず、冷静に受け止めて、「少しでも解けるようになろう!」と考えるようにし、解ける問題を少しずつ、確実に増やしていきました。しっかり振り返って次の学習に活かすことで、着実に得点が増えていき、その結果が私の自信に繋がっていきました。自信が出てくると得点も安定して取れるようになってきました。メセナに通い始めの頃は、月例テストの結果が30点台と目も当てられない状況だったのが、2年かかったけれど最終的には60点を超える点数を取れるようになりました。本番でも60点取ることができ、一次試験突破につながったと思っています。

専門教養:養護教諭

養護教諭コースの講座を受講したことで、自分一人で勉強していた時よりも、多くの情報や他都道府県の問題等に触れることができたことは、得るものが大きかったと感じています。講座内容もタブレットやノートパソコンを活用して膨大な量の資料等を管理し活用することができて、試験勉強を進めていく上で効果的に活用できました。今回の養護教諭の専門試験は、出題の方法・傾向が大きく変更され受験者はみんな戸惑ったことと思います。私もその一人で試験開始直後はパニック状態でした。そんな状態からいち早く切り替えることができたのは、養護教諭コースの講座を受講していたことが大きいと思っています。それはどういうことかと言うと、講座で他都道府県の過去問題を解いたり、講師の先生が作成した問題を解くことで、多くの問題に触れていたことが、今回のこれまでと違う出題にも対応できたのではないかと思います。

養護教諭コースの講座では、毎回過去問を解いて結果を出していただき、養護教諭コース受験者内での自分の位置を客観的に把握できたことで、自分のやる気に繋げることができました。毎回必ず振り返りをして自分の間違えやすいところや、弱いところを重点的に勉強するようにしました。そのことで、確実に得点できるようになっていきました。また、専門教養の勉強は、今後養護教諭として仕事をする上で必ず必要なものばかりなので、答えを覚えるだけではなく、根拠を意識して学習を進めました。根拠をしっかりと理解していれば、どんな問題が出題されても解くことができると思います。これは、二次試験にもつながると思います。

最後に

私は、本土から帰ってきて教員採用試験にチャレンジし合格を勝ち取るまでに3年かかりました。本土での経験は一部試験免除の対象にならないということで、一般選考で挑みました。1回目のチャレンジでは、一般・教職教養の散々たる結果に、この状況で本当に若いライバル達と戦えるのかと思いました。しかし、「誰にも負けたくない!!」と奮起し再チャレンジしました。ただ、闇雲に自己流で勉強するのは限界があると感じたので、メセナ予備校に通い、同じ志を持つ受講生から刺激を受けつつ勉強に励みました。覚悟を決めて、絶対合格する気持ちは誰にも負けないつもりで挑み続けました。

平成29年度実施沖縄県教員採用試験の合格通知を手にしたとき、あきらめず挑み続けて本当に良かったと強く思いました。そして、私のチャレンジを支えてくれた、家族と婚約者、職場の同僚、先輩方、仲間たちに感謝の気持ちでいっぱいです。周りの理解と支え、励ましがなければ合格することはできなかったと思います。さらに、メセナ予備校の先生方やスタッフの方にも大変お世話になりました。先生方の緻密な分析と熱意、楽しい講座のおかげで私は頑張れたと思っています。メセナ予備校を選んで本当に良かったです。本当にありがとうございました。

これからは、沖縄の子供たちの夢や挑戦を支え、励まし、みんなを笑顔にできる養護教諭になれるよう頑張っていきたいと思います。
メセナ予備校に通うみなさん、色々な状況のなか、苦しいことも多く、その中で努力を重ねていることと思います。ぜひ、あきらめず挑み続けてほしいです。みなさんにも合格通知が届き、笑顔満開になることを願っております。

○H29年度実施 特別支援学校 小学部 合格

1.一次試験の対策

最初に私は、一次試験の勉強を始めたのが、4月からと遅かったため、いかに効率的に勉強するかを心がけました。小学校A(全科)と小学校B(学習指導要領)の授業を受講しました。学習指導要領は旧か新かどちらから出題されるか、勉強を始めた当初は迷いながら勉強していましたが、伊禮先生の「絶対に新学習指導要領から出題される!」という言葉を信じ、新の方を何回もくり返し学習していました。
全科の学習で心がけていたことは、「国語と算数を正確かつ速く解くこと」です。元々、国語と算数は得意な方でしたが、勉強し始めの頃は、細かいミスが多く、点数があまり取れないこともあったので、国語と算数も他教科同様、重点的に取り組みました。
一次試験の結果は、ボーダーラインギリギリでの合格だったので、もう少し早めの時期から対策をしておけばよかったと反省しています。

2.二次試験の対策

今年度から、特支筆記の配点がかなり高くなりました。特支小を受験する方は、二次と三次の合計点で最終合格が決まるので、小論文以上に、この特支筆記は、二次対策以前から対策しておく必要があると感じました。私は過去問の傾向を見ながら、「教育支援資料」と「新特別支援学校小学部・中学部学習指導要領」を重点的に取り組みました。今年度の試験は、30分で90問解く試験で、私自身この筆記対策を始めたのが、一次試験後だったので、あまり点数を取ることができませんでした。実技のピアノに関しては、アドバイザーの先生の紹介で、音楽の先生から1時間×4回の指導を受け、本番は大きな声で歌うことを意識しました。

3.三次試験の対策

小論文・模擬授業・面接で重要なことは、「多くの人に見てもらい、いかに自分の形にしていくか」だと思います。
小論文では、沖縄県教育委員会の「平成28年度~30年度の学校教育における指導の努力点」の文言を、ところどころで入れるように心がけました。また、最初と最後の文章は、どの課題がきても当てはまる文章にし、具体例は6~7つと多くは作らず、その内容をいかに良い内容にしていくかを心がけました。津覇先生には、何度も丁寧に添削してもらい本当に感謝しています。

模擬授業は、私自身、特支小・普通小での現場経験が無く、一番の不安要素でした。本番では、①授業を受けている児童一人一人の名前と障害の状態までイメージしておく②各教科等の指導を取り入れるため、児童がひらがなを書く作業・数字を読む作業を入れる③やさしい言葉がけで、授業のペースが早くならないようにする④板書は丁寧にわかりやすくの4点を心がけて授業をしました。模擬授業は、「10分間の中で自分はこんな授業ができる!」といかに上手に面接官に伝えるかが大切です。

面接は、伊禮先生に、あいさつの仕方・しゃべり方・一つ一つの質問の答え方等を細かく指導してもらい本当に助かりました。しかし本番は、練習ではなかった質問も数問でてきて、若干パニックになったので、日頃から教育問題について「自分だったらこのように取り組む」と常に考える姿勢は持っておいた方が良いと思いました。

4.受験生へのアドバイス・その他

この採用試験の勉強で、私がこころがけたことは、目標を「数値化」することです。一次試験では、全科でも教科別に目標点数を決め、今日はこの教科を頑張って勉強すると意識して取り組みました。三次対策で、メセナはA・B・C判定、点数判定を本番同様に行ってくれるので、「この部分をもう少し頑張らないといけない!!」ということが明確にわかり対策がしやすかったです。

また試験に一緒に頑張って取り組む仲間を見つけることも大切です。私は、対策を始めるのが遅く、仕事もしながらの勉強だったので、仲間から情報や刺激をもらわなければ、この合格はなかったと思います。
最後に、きめ細かい教材作成や、小論・模擬授業・面接対策を熱心に行っていただいたメセナの先生方、本当にありがとうございました

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