私は長い間、看護という仕事に興味があったものの、「30歳手前で今更遅いのではないか」という気持ちからなかなか一歩前に進むことが出来ませんでした。そんな中、初めて子供を出産し、その後すぐに身内を亡くした事から、命について考えるようになり、勇気を出して看護師を目指し始めました。
まず情報から集めようと思い、インスタグラムでフォロワーに向けて「看護学校の受験の為におすすめの予備校はありますか?」と投稿しました。すると返って来たコメントがすべてメセナという回答でした。それからすぐにメセナについて調べ、入校を決めました。
国語と英語は好きだったのもあり、テストの点数は悪くありませんでした。ですが、数学は中学時代から凄く苦手だった事もあり、最初の授業から解けない問題ばかりでした。それから毎日のように、メセナから帰宅後の深夜、子供が寝ている間にその日授業で解いた数学の問題を繰り返し復習しました。また、少しでも子供を早く預けられる日があれば、30分でも1時間でも早くメセナに行き、授業の復習に加え、前回の実力テストを何度も解き直しました。それでもなかなかテストの点数が伸びず、復習の際には解けていた問題すら間違っている事も多く、「理解しているはずなのに...。」と<数学の何がわからないのか>すら自分でもわからなくなりました。落ち込む事もありましたが諦めたくはなくて、大問一の簡単な問題およそ10個だけは絶対解けるようにしようと気持ちを切り替えて頑張りました。
また、つかめるチャンスは全てつかもうと決め、社会人推薦1校と前期は4校受験する予定で受験準備をしました。小論文は、昨年までのメセナ在校生の、小論文が上手な人の文章をたくさん読み込み、書き方のコツをつかむなどの対策をしました。面接対策では、とにかく自分の回答の引き出しをたくさん作っておこうと考え、過去の面接の質問集やニュースなどから情報を得て、どんな質問をされても答えられるようにしました。
実際の推薦の面接では、用意していた事を聞かれたのでハキハキと答える事が出来ました。また、集団面接で挙手制だったので、積極的に答えるようにしました。その結果、推薦合格をする事ができました。数学がとにかく苦手だったので合格できた時は本当に嬉しかったです。何より、しばらく勉強から離れていた私に最初から優しく教えて下さった先生方には感謝でいっぱいです。本当にメセナを選んで良かったです。皆が口を揃えてメセナをオススメしてくれた理由が今凄くわかります。本当にありがとうございました。 私と同じように社会人であったり子供がいたりすると、一歩踏み出すまで迷うことがあるかもしれませんが、私は勇気を出して挑戦してとても良かったです。来年から立派な看護師になれるように頑張ります。