一次試験の対策
私は量をこなさないと安心できないタイプなので、時間をかけ過ぎず、色々な問題を解きました。
メセナから配布されるセンター試験や共通テストの過去問の冊子を徹底的に解きました。
仕事や部活が忙しいこともあり、今年度はオンライン受講も考えましたが、週1回通うことが勉強に対するモチベーションの維持に繋がると思い、対面授業にしました。
そして、どんなに忙しくても講義で学んだところは次の講義までに復習することを決めて取り組みました。
倫理は、過去問を解きながら、人物の思想や概念を丁寧に整理していきました。
間違えたところや分かりにくい思想は、用語集と資料集を何度も読みました。
メセナの倫理総合演習問題は、センター試験や共通テストよりも細かい所まで確認できるように作られているので、模試や演習問題の振り返りながら徹底的に調べ、間違っている問題だけではく、なんとなく正解した問題もしっかり確認しました。
本番の試験で倫理は1問も落とさないという気持ちで対策をしました。
政治経済の分野は、1周目は解いていく中でわからないところはメセナのテキストと資料集などで徹底的に調べ、理解することを心がけました。
量があるので、時間をかけ過ぎず、わからないものはどこがわからないか明確にし、付箋を貼って後で伊禮先生や同僚の先生に聞きながら理解するようにしていました。
また、分野ごとに理解度を分析して、苦手克服に努めました。
何度も繰り返していくうちに、ポイントや注意すべき点が分かってくるので、それが点数に結びついたと思います。
二次試験の対策
今年度は模擬授業と面接でした。
面接対策はまず、自分の考えをまとめました。他の校種の先生と面接練習を行い、何度も繰り返しながらスラスラ話せるようにすることを心掛けました。
津覇先生の面接対策の講座は色々な例を挙げながら説明してくれるので、こういう風に話せば伝わりやすいというのがイメージしやすく、とても勉強になりました。
面接練習では失敗してもいいので、とにかく何度もやってみることが大事だと思いました。
勤務校でも管理者や先生方にお願いし、メセナの面接対策もオンラインと対面の両方受けました。
そのおかげで試験直前には、自信をもって話せる様になったと思います。
模擬授業の対策は、この1時間を通して何を伝えたいのか、何を考えさせたいのかを考えました。
そのために7分間の導入でどのように惹きつけることができるか、そしてどんな資料を提示するかなど、具体的に生徒の反応をイメージしながら、対話的な授業になるようにつくりました。
模擬授業に関する質問などもあるので、展開・まとめの部分まで、しっかり組立てること、そして単元の流れをイメージすることが大切だと思います。
受験生へのアドバイス
私は何年も採用試験を受け、やっと合格できました。それまでは、いつになったら合格できるのか、と不安になることも何度もありました。
それでも、教員として働きたいと思いつづけられたのはこれまで学校現場で出会った生徒や同僚の先生方がいたからです。
そして、教員を目指す私を支えてくれたメセナ予備校の先生方や共に頑張る受験生がいたからだと思います。
私は1次試験も2次試験も不合格の経験がありますが、それによって多くのことを学ぶことができました。
試行錯誤したからこそ、自分自身の成長を感じる事も出来ました。
これから受験する皆さん、挫けそうになる時もあると思いますが、これまでの経験や頑張りはすべて自分自身の力になると信じて、諦めずに頑張ってください。応援しています。
最後に、メセナ予備校の先生方には大変お世話になりました。伊禮先生をはじめ、指導して下さった先生方にとても感謝しています。本当にありがとございました。