私は現在、39歳で2人の子どもを育てています。35歳までは、好きなバスケットばかりしていて、勉強らしい勉強は全くしていませんでした、その間、ずっと受験はしていますが、もちろんの事、合格には届かず毎年後悔の連続でした。
35歳になり、子どもの事や自分自身の将来を考えていくうちに、"このままじゃいけない"という思いが強くなり、真剣に採用試験の取り組む決心をしました。
仕事や育児をしながらも「一日に2時間は勉強する」事を決め、好きなバスケットボールをバッサリ辞め、メセナに通う決心をしました。
一次試験の対策では、水曜日の「保健体育B」と土曜日の「保健体育A」を受講し、授業が始まる1時間前には、自習室で予習や復習をしました。
水曜日に関しては、仕事は定時に終わらせ、直接塾に向かいました。土曜日は、授業が終わった後は、自習室で5時まで予習・復習をしました。子どもを育てながらの勉強時間の確保はとても大変でしたが、周りにも協力してもらい、特に水・土曜日は少し長い時間勉強することにしました。
そして、夜は子どもを寝かしつけた後に、10時半~1時まで毎日勉強しました。
今年は、一次試験に初めて合格し、二次試験も初めての挑戦でしたので、不安しかありませんでした。
しかし、二次対策講座を受講し、少しずつイメージ化できるようになりました。模擬授業は、事前に「がんの予防のまとめと振り返り」という課題が分かっていたので、指導案とシナリオを作成し、どのような質問にも対応できるようにしました。
指導案を作ったことで本時の流れが一通り頭に入り、質問にもスムーズに答えることができました。
また、職場の校長先生や同僚の先生方、メセナの先生、友人など多くの方々に模擬授業を見てもらい、アドバイスを頂きました。
練習・修正を繰り返し行うことで自信がついてきて、本番では落ち着いて望むことができました。
面接や場面指導は、初めは緊張して質問に答えられないこともたくさんありました。そこで、質問事項一つ一つに応答を書き入れ、文字に起こしていく作業を幾度もしました。丸暗記をしてしまうと、言葉につまりうまくいかなかったので、言いたいことのキーワードだけを覚えて、話し方や受け答えは普段先生方や先輩に話をしている雰囲気で行いました。
津覇先生と何度も面接の練習をしていく中で、アドバイスをもらったり、励ましの言葉を頂いたりして、少しずつ面接に慣れていきました。
この3年間、仕事・育児しながらの試験勉強は大変でしたが、諦めずに頑張って良かったと心から思います。
また、諦めずに続けられたのは、周りの方々の理解やサポートがあったからだと思っています。
このような私の経験が、これから受験される方々に少しでも参考になり、また頑張るきっかけになって頂けたらと思い、今回合格体験記を書かせて頂きました。
受験生の皆さん、合格目指して頑張って下さい。
一次試験について
一次一部免除,特別支援加点あり。
・毎日、2時間と決めて集中して勉強に取り組んだ。(夜10時半~1時頃まで)
・基本は、メセナの各分野の学習の予習・復習を行い、学習指導要領を暗記する。(講義が始まった日~1月末)
・2月~7月は対策プリント(メセナに通った3年間分)を何度も繰り返し解く。
☆一次試験に関してはとにかく、問題をこなして理解を深めていくに限ると思います。少しずつ結果がついてきて、テストを受けるのが楽しみになりますよ。
二次試験の概要
●模擬授業
・時間:5分 ・課題:「がんの予防」まとめ・振り返り
・質問:4問ほど
●面接
・時間:20分~25分 ・面接官:3人
①真ん中の面接官から質問。志望理由,これまでの臨任経験など(全6問程度)
②右側の面接官から場面指導や質問。
③左側の面接官から質問。意見の対立,ストレス解消など(全4問程度)