一次試験の対策
(教職教養・一般教養)
・教職教養については、授業でもらう問題、月例テストを繰り返し解きました。勉強を始めた当初は初見の文書や法律が多く集中力が続きませんでした。そこでとにかく空欄に入る文字を暗記し、何度もアウトプットを行うことで、読んだことがある文書や法律を増やしました。
・読んだことのある文書や法律が増えると、似ている文面や細かな違いに気づき始めます。そこで感じた疑問は授業や問題の解説を読みながら整理しました。
・月例テストで1位を取ることを目標に学習を進めました。教職教養は満点、一般教養は8割を目指し、毎月の月例テストに照準を合わせて学習計画を組みました。
一般教養は対策しにくいですが、沖縄の歴史文化や文学史など暗記量が少ない分野は対策し、月例テストの問題は全てできるようにしました。
(専門教養)
9割を目指し、過去問・共通テスト過去問を繰り返し解きました。また、選択肢の正誤理由まで答えられるよう、丁寧に復習を行いました。
わからないことがあれば授業テキスト、資料集を確認し、知識の定着に努めました。学習指導要領は試験の2ヶ月ほど前から対策を始めました。
授業でもらった学習指導要領の穴埋め問題に毎日取り組み、反射的に答えられるまで反復しました。
似たような表現も多く苦労しましたが、模擬試験や過去問を丁寧に復習することで安定して満点が取れるようになりました。
二次試験の対策
(模擬授業)
県の教育施策(特に問いサポ)、学習指導要領、指導と評価の一体化をもとに、授業づくりを行いました。
指導案・単元計画を作成し、授業の前後、全体に対しての質問にも対応できる準備をしました。
公民は7分間の導入を模擬授業として行いますが、特に私が意識したのは魅力的な題材(資料)を提示することです。
生徒の問いが深まり、多様な議論ができる・その上で授業の狙いに沿ったものを選定するのは苦労しましたが、その題材が見つかると、一期に授業の見通しがついた気がします。
(面接)
想定される質問に対して端的に答えられるよう準備をしました。
毎日家族を相手に反復練習を行い、キーワードを繋げてわかりやすく思いを伝えられるよう磨き上げていきました。
できる限り自分の思いを込めて話したいので、どうしても話が長くなりがちでした。そこで問い返しを意識し、シンプルでわかりやすい回答を行い、問い返しで答える材料を残しておくことも重要視しました。
受験生へのアドバイス
一昨年まで民間企業に勤務していて、0からのスタートで教員採用試験にチャレンジしました。しっかり計画を立て、粘り強く取り組めば必ず合格は見えてきます。
メセナの先生方の協力のおかげで合格を勝ち取ることができたので、頼れるところは思い切り頼りながら、自分を応援してくれる味方を増やすことが合格のコツなのかなと思います。
努力は必ず実るのであきらめずチャレンジして下さい。