一次試験の対策
【専門科目】
地理歴史は日本史・世界史・地理が専門科目ですが、大学時代は日本史専攻のため世界史と地理はほぼ独学でした。そこで旧センター試験の過去問をそれぞれ購入して、20年分の問題を3周以上繰り返して、不正解の部分には付箋をつけて5回以上解きました。問題を解く際に意識したのは4点です。
①アウトプット重視で対策する。
私は、「問題集などの実践問題⇒間違えた個所を教科書で確認」というスタイルを採りました。日頃から試験感覚で勉強できましたと思います。
②インプットの方法は幅広く行う。
教科書以外にNHK高校講座やYouTubeも活用しました。コロナ禍で学校の先生による投稿動画が増えたので、中学校の授業なども参考にしました。
③間違っている選択肢の内容を「〇〇の部分を、××に変えると正解になる」のように、各事象を口頭で説明する習慣をつけたこと。
自分が教壇に立った時に、「生徒たちにこう教える!」といったイメトレにもなって、模擬授業でも活きました。
④臨任と並行した受験のため、問題を解くときに鉛筆は出来るだけ使わず書く時間を削減した。
地歴は出題内容が幅広いので、多数の問題に触れながら理解することを心掛けました。
ただし、何度も間違える分野は知識が定着していないので、一冊のノートに書き記す作業も並行しました。
【教養科目】
一般教養は、勉強できる時間が無かったので対策しませんでした。
教職教養はメセナの教材だけで完結させました。過去問のデータが豊富で重宝しました。
専門科目対策に追われて教職教養の勉強時間が少なかったですが、様々な教育的課題に対して、自分なりの解決策は日頃から意識しました。
小論文をほぼ提出できませんでしたが、授業だけでも聴講した方が良いと思います。個人的には面接対策になりました。
二次試験の対策
今年は小論文がなく、受験調書を提出する指示があったので、調書に書いたことをメインに面接練習をお願いしました。志望動機や自己PRは1分前後で話せるよう自主練もしました。
また、教育庁で勤務経験のある教頭先生にも相談して、管理職目線での教育課題や安全管理、校務分掌などのアドバイスなどを頂きました。
受験生へのアドバイス
教員採用試験は自分との戦いになると思います。
私は自宅で頑張ることができないタイプだったので、出来るだけメセナの自習室で勉強しました。
自分なりに集中できる環境を整えて、少ない時間でも確保することが大切です。一緒に教採を受ける知り合い達と励まし合いながら頑張ってください。
また、臨任で働いている先生は、初任研の先生や管理職にもアドバイスを求めた方が良いです。
毎日の授業を全力で取り組めば、周囲から信頼されると思います。