臨任を22年間続けてきて今回合格することができました。
仕事をしながらの採用試験は大変でしたが、あきらめずに続けてこれたこと、周りの方々の理解やサポートがあったからだと思っています。
(一次試験一部免除、特別支援学校免許加点あり)
一次試験の対策
一部免除対象者なので、専門の対策に集中して取り組みました。
基本は、メセナ予備校での各分野の学習の予習・復習を行うこと。(自分の不得意分野(特に世界史)に時間を取った)
学習指導要領は音読をして覚え(目標などはパソコン入力で繰り返し)、メセナでの対策講座時の演習を何度も繰り返し取り組み定着しました。
専門模擬試験を過去の問題を何度も繰り返し解き、解答・解説も何度も読み定着を図りました。また、過去問や対策講座で配布された演習問題を繰り返し取り組みました。
今年から、一次試験から受験調書が導入されたので、県の施策や自分の臨任経験を合わせて、求められていることは何なのかを、校長先生に添削を依頼しながら仕上げました。
二次試験の対策
【模擬授業について】
同僚の一次合格者(社会科でライバルになりましたが)とともに教材研究アドバイスなど行いました。
また、現任校の同僚や先輩教師などに見てもらい工夫を重ねていきました。(納得のいくものになったのは、前日の午前中でした)切磋琢磨しながらできたのも大きな勝因だったと思ってます。
模擬授業では、特に意識したのは「問い」が生徒から出てきている様子を表現したかったので発問への返答をオウム返しのように行った。
また、教室全体へ目配りや机間指導をして「つぶやき」などを聞き取っているように振舞った。
模擬授業内容だけではなく、1年間の流れや見通し、単元も流れや見通し、評価についてもイメージしながら授業づくりを行った。
本番の模擬授業後の質疑では単元を見通した展開のことや評価をどこで入れるのか、評価の観点は?など聞かれました。
【面接対策について】
現任校の校長先生による対策講座での対策
臨任経験が長いことから場面指導などは、学校現場や経験をイメージしながら行えた。
しかし、県の施策や現状、課題などは対策できていなかったので、校内研修や問いサポなどの確認をしっかり行った。
→実際、面接では、施策などの内容より、経験をもとに返答ができる質問が多かった気がします。
受験生へのアドバイス
私は、かなりの期間がかかり合格することができました。
臨任を続け、部活動、学校の仕事など積極的に取り組んできました。
一次試験を突破することができていなかったですが、今回一次を通過し、二次試験では、今まで積極的に取り組んできたことや、悩みながらもやってきた経験が生かされたと思っています。
今までのことが、今回の合格の糧になったと思っています。
また、10年以上もメセナ予備校の先生方やスタッフのみなさんには大変お世話になってきました。
特に、社会科を担当してくださった伊禮先生や古堅先生にはとても感謝しています。
毎回、試験内容や教科を分析してくれ資料提供・問題作成などが合格への助けとなりました。(私も今後学校現場でこのように日々工夫をして丁寧な説明やサポートができるよう頑張っていきます)
最後に、あきらめないで続けてきてよかったと思っています。皆さんも、ぜひ、あきらめずに頑張って合格を勝ち取ってください。