一次試験の対策
まずは、メセナの対策問題や模擬試験問題は全体的にしました。
また、個人的に高校公民の試験を何度も受けていて感じることは、政治経済・倫理・現社で対策の仕方が少し事なることです。
倫理はセンター過去問やセンター類似の問題も重要ですが用語集や資料集などを徹底的に勉強することも必要です。人物を中心に思想やキーワードを徹底理解する。
政治経済と現代社会も倫理とおなじくセンター過去問と類似問題を何度も解くことをお勧めしますが用語集と資料集の活用は必要です。
また、どんなに徹底的に勉強をしても政治経済の約5問ほどは対策不可能な問題があります。
よって、私が考えるのはその5問以外の問題は満点を取ること(対策できる問題は1問も外さない)を目指す事です。
二次試験の対策
まずは、メセナでしっかりと対策をすること。また、現場の初任研や近年採用試験合格者からの情報を得ることです。
その情報を元に最後は自分自身がどんな模擬授業にするのか、面接の質問に対して、どのように自分の思いを伝えるかのシミュレーションを何度もしました。
模擬授業に関しても沢山の情報があるなか、自分がしたい授業も大切ですが高得点を取る為には、最近の流行や沖縄県教育行政が求める授業の在り方に近づける事が大切です。
近年では問いサポを使用した授業の導入やめあて(目標)の立て方などです。
受験生へのアドバイス
自分なりに採用試験の戦いを分析したところ。以下の3つが伝えたいことです。
【1.覚悟は人を奮い立たせる。】
今年は覚悟をもって勉強に取り組みました。最後という気持ちで兆戦したことで、勉強のやり残しがなく取り組めました。
【2.合格の為には運も必要です。】
校種や教科にもよりますが、数人しか合格者が出ない教科等は、運も必要です。この運を味方に付ける為に、出来るだけポジティブに勉強に取り組みました。
運を掴む為に努力して、いい流れを引き寄せて下さい。例えば勉強している時はこの問題が本番で出ると思いながら勉強しました。
【3.合格後に私が考えたこと。】
努力した人間がいい結果を得る事は、どの時代もどの業界にも当てはまることだと思いますが、努力した自分を褒めることよりも、自分が努力できる環境を与えてくれた周りの人々に対する感謝の気持ちが、一番大切だと思います。初心の感謝の気持ちを忘れずに常に持ち続けて下さい。
また、採用試験は、すぐに合格する方もいるとは思いますが、近年の公立の採用試験は何度も挑戦して合格した方や、臨任を何年も続けてきた方々が多いと思います。
私の場合は数十回受験をしていますが、そのうち学校現場で出会った生徒や職員、上司や地域の人々との出会いから、教員になりたいという気持ちが更に強くなり、そこから採用試験を諦めずに何度も挑戦する事に繋がりました。
また受験をするにあたり、一次試験対策、二次対策をしてくれた塾の先生方や、現場の先生や上司のアドバイスへの感謝は尽きません。
現在、少子化やコロナ不況が到来するなか、県立の教員採用試験はさらに難関になる事が予想されますが、決して諦めずに頑張って下さい。
そして、採用試験を合格した後も学校現場の人達の為に努力できる人であってほしいと思います。
採用試験の合格がゴールでは決してありません。頑張って難関試験をクリアして下さい。
そして、共に学校現場を盛り上げていきましょう。