一次試験の対策
私は教員採用試験に専念するため、3月で臨時教員を退職し、在宅で対策を行いました。
〇対策全般を通して工夫した点
→週案を作成し、1コマ(3時間)・1日(3コマ)・1週間(21コマ)の到達目標を立て、見通しを持って取り組めるように設定しました。必ず週一日は予備日兼休息日に設定し、体調管理に努めました。
また、選択問題に関する学習を3つのフェーズに分け、テキスト毎に以下の流れを繰り返すことで、重要語句の暗記に取り組みました。
1.選択肢を確認しながら答えを書き取り ※赤シート・蛍光マーカー
...選択番号をマーク・赤シートで隠し答えを書きとることで重要語句をインプット
2.選択肢を隠しながら答えを書き取り
...ヒントなしで問題に答えることで、定着度を確認。必要に応じて1に戻る。
選択肢を確認しながら解答(書き取りなし) ※赤シート・蛍光マーカー
...本番に近い形でスピードを意識して解答。この段階まで来ると1コマでテキストを1周できるようになっていました。
【一般教養・教職教養】
→教材のみ購入。教育法規(教育法・学校教育法等)の出題率の高い事項が記載されたテキストのみに絞り対策しました。
【小学校専科】
→小学校B及びCを初回から受講。Bの講義で配布された資料をその週のうちに復習・解きなおし。Cに関しては苦手科目の数・理の補習に充てました。
これらに加えて月例テスト等を利用することで定期的に自己評価を行い、改善に努めました。
二次試験の対策
2020年度の二次試験は、covid-19(以下、新型コロナ)の影響により、3次試験は中止、なおかつ受験科目が模擬授業・個人面接の2科目に削られました。
加えて、二次試験の約1ヶ月前には模擬授業の課題が発表されたため、丁寧な準備をすることができました。
【模擬授業】
「職場体験学習」・「キャリア教育」のキーワードから、文部科学省のHPに記載のあった「キャリアパスポート」を模擬授業に取り入れるとともに障害特性を踏まえた言葉掛けや工夫を行うことに留意しました。
【面接】
・教員を志望した理由...沖縄県Ver. 専門教科Ver. 複合Ver.の3パターン用意しておくのが吉です。
・その他,子供とかかわる上でどのようなことを重視するか、という旨の質問が多かったように感じました。
模擬授業に関する質問の時間が短く、5分もかからなかったように思います。
面接時間が長い方が合格の確率は上がるという話がありますが、私は予定時間より7分早く終わりました。面接が短い=不合格ではないようなので、落ち込まないでください。
受験生へのアドバイス
一次試験は自分の得意分野をつかむこと、配布される山のような資料の中から自分の得意源となるテキストを取捨選択すること、PDCAサイクルを意識した学習を行うことが重要だと考えます。
二次試験に関して、メセナから提供される県教育委員会が求める教師像等の情報を整理し受け売りではない自分自身の経験等を絡めた解答を用意し引き出しを増やすことが、予想外の質問に対しても冷静に答えられる姿勢を生むのだと考えます。
確かな情報力と情熱をもつ講師の先生方を信頼し、自分の言葉で試験に挑んでください。応援しています。