私は年齢制限最後の受験となりました。
これまで12年あまり臨任として働いていましたが、「何となく合格するだろう」「いつかは受かるだろう」という安易な考えで、毎年過ごしていました。臨任があるという満足感がどこかであり、甘えがありました。
今年、合格できなかったら、教職の道は諦め企業へ就職しようと考え「自分が後悔しないように、最大限の努力を納得するまでやろう」と覚悟を決めて、昨年の10月から勉強に取り組み、合格することが出来ました。
メセナ予備校の先生方に支えられながら、ご指導頂き感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
一次試験の対策
私は過去に三回、二次試験の実技で、不合格になった経験があります。
今年は、他の受験生よりも1点でも多く取って二次試験のアドバンテージを得るため勉強しました。(今年は一部免除により専門教養のみ受験)
まずは、中・高の学習指導要領を徹底的に読みました。
メセナ保健体育専門テキストの穴埋め部分や模擬テストなどで出題された箇所を学習指導要領にマーカーして、ひたすら読みました。
間違えたところは、文言に正の字を記入しながらチェックを入れ繰り返しました。(学習指導要領がマーカーで埋め尽くされ、表紙もボロボロになるまで読みました)
沖縄県指導の努力点、国の施策、文科省の資料も同じように読みました。
実技ルール・保健・体育理論は教科書を見ながら、間違えた所を単語帳に書き出し、いつでも見られるように工夫しました。
気づけば単語帳が8冊になっていました!今までは、単語帳など作っていませんでしたが、合格者のアドバイスで試してみました。
毎年、何問か取りこぼしがあったので、作って良かったと思いました。
試験の3週間前から、メセナの模擬テストなどを自分で解くようにしました。
当初はあまり点数が伸びず7~8割程度でしたが、最終的には9割以上取れるようになり自信が持てました。
今年度は臨任をしながらの受験でした。平日は4時間、休日は10時間程度の時間をかけて取り組みました。長丁場ですが、早めの対策をお勧めします。
二次試験の対策
今年は、模擬授業と面接のみの二次試験でした。
模擬授業対策としては、一次試験終了後、同僚に授業を見てもらい声の大きさ、身振り、生徒への声掛け、板書計画などを見てもらい意見を聞きました。
その後、授業プランシートの作成、問いが生まれるサポートガイド、指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料{中学校 保健体育}をしっかり読みました。
今回は事前に「交通事故などによる傷害の防止」のまとめ・振り返りを5分で行うと指定があったので、短い試験時間で自分をどのように表現すれば高得点につながるかを考え、授業を作りました。
まとめはめあてに正対しているか?振り返りの意義を生徒に確認させる。小学校の既習事項を入れる際に高校でも学ぶのはなぜか?などです。
校長先生や教頭先生、体育の先輩などから様々な意見をいただきました。
メセナでは山城先生、成底先生に授業を見ていただき自信を持って本番に臨むことが出来ました。有難うございました。
面接対策としては、沖縄県の施策から読むようにしました。(本番では全く聞かれませんでした...)その後、教科が違う同僚とチームで取り組み、互いに場面指導の問題を出し合いながら、意見交換を行い面接に慣れることを意識しました。
校長先生、教頭先生などにお願いして前日まで練習していただきました。また、メセナでは伊禮先生、津覇先生をはじめ面接指導をしていただいたおかげで、かなり自信が持てました。本番さながらの緊張感があって本当に良かったと思います。ありがとうございました。
受験生へのアドバイス
本気になれば必ず合格できる!の一言だと思います。
臨任を経験しながらでも、上手く時間を使いながら一日のタイムスケジュールを明確にし、毎日コツコツ取り組めば大丈夫です。教科指導や学級経営、生徒指導や部活動など毎日多忙だと思いますが、他の職員の協力を得ながら夢実現のため頑張ってください!