一次試験の対策
私は、非常勤1年、支援員2年、臨任を5年勤め、臨任6年目の今年、大学卒業から9年目で合格させていただきました。
5年臨任経験による一次試験の一部免除制度が実施され、仕事を臨任に切り替えました。
最初の臨任3年間は仕事に追われ、採用試験対策も十分できませんでしたが、4年目、5年目は時間の使い方を工夫したり、同僚の先生方に協力を求め、時間を確保し、試験対策を継続的に進めることができました。
一次対策は、学習指導要領を中心に、メセナの問題や教材を何度も解き直しました。
私は平日仕事に行く前の朝1時間、夜1時間の学習をどれだけ疲れていても取組み、休日は塾の時間も含めて5時間以上は最低限取り組みました。
臨任4年目からは専門教科のみ勉強しました。
実技対策は、年間通じて、月、水、土、日に1日に2種目練習し、1種目1時間以上取り組みました。
自宅での倒立やストレッチ、基礎的な体力づくりは欠かさずに行い、体重をコントロールしました、今回は、コロナにより、実技試験は中止となりましたが、実技対策を継続したおかげで、心身共に鍛えられ、二次対策に活かすことができました。
二次対策は、10月から論文の授業を受講し、津覇先生の講義から教わった方法で論文対策や面接対策、面接調書の作成に取り組みました。コロナにより論文も中止となったので、苦手だった面接対策を中心に取り組みました。
元同僚だった他教科の先生方と5名のチームを作り、1日1面接、1授業を、一次合格発表後から二次試験本番まで毎日練習しました。他教科の先生方からいただいたアドバイスは、とても視点が鋭く参考になることが多かったです。
勤めている学校の先生方からもたくさんの協力をいただきました。メセナでのシミュレーションアドバイスや普段の練習のおかげで、本番も落ち着いて取り組むことができました。
私は、これまで、本当に自分は合格できるのだろうか?という不安を抱いていましたが、だからこそ採用試験対策は自分で限界を決めず、できる時間にできることをひたすらやり続けることに徹し、初心を忘れないように努めました。
臨任時代ではあまり体育を持たせてもらえず、どれだけ生徒と関わっても、1年後は必ず異動で、毎年、「先生、来年はいるの?」という生徒の質問に、「ごめん、わからない」という返事しかできず悔しい思いをしてきました。
本務である来年からは、自分の専門教科で学校や地域に貢献できることを全力で取り組み、学校を盛り上げ、多くの感動を作っていきたいです。合格はスタートとして尽力していきたいです。
"頑張っている人には必ずチャンスがある"という先輩から頂いた言葉を信じ、私は採用試験対策に取り組むことができました。
今、目の前の採用試験対策にそれぞれの立場で全力で向き合っている人に必ずチャンスが訪れ、来年合格通知書が自宅に届くことを切に願います。
最後に、厳しくも、温かく義指導してくださったメセナの先生方、心から感謝申し上げます。採用試験対策で学んだことを、これからの教育現場でも活かし、学び続ける教師として頑張っていきます。