沖縄で看護専門学校・教員採用試験の受験ならメセナ予備校にお任せください。看護学校受験は33年、教員採用試験は20年の指導実績があります。

合格体験記・教員2013

合格体験記 教員講座2013

教員講座合格体験もくじ

小学校

小学校(1)
私はメセナに2年間通い合格することができました。1回目の受験の際は、2次試験で不合格となりました。メセナで2次対策を受講するには年内の入校が必須です。2月に入校した私は1次試験をパスしたにも関わらず、独学で2次対策を行うことしかできませんでした。準備不足、情報不足の結果不合格となってしまいました。今年度は11月から入校し、1次試験合格後は2次試験対策までしっかり受講することができました。結果、自信をもって2次試験に挑むことができ、合格することができました。2次対策はとても厳しいものでしたが、自分自身と本当の意味で真剣に向き合うことに繋がりました。これからメセナの教員採用試験対策の受講お考えのみなさんは、2次対策までしっかり受講できるように、年内の入校を強くお勧めします。

1.1次試験対策について
①教職教養・一般教養
 授業で先生が話すことをしっかりメモし復習するということの繰り返しを行いました。また、チェックテストと毎月行われる月例テストの問題を繰り返し解くことが、合格するための力に繋がったと実感しています。
②小学校全科
 小学校全科では全ての教科において学習指導要領についての問題が出題されます。そこで、常に学習指導要領を持ち歩き、授業の始まる前や休み時間、通学通勤の移動時間を利用し何度も目を通すことで暗記に繋げました。また、私は算数や理科がとても苦手でしたので小学校Bを2年間利用し基礎から徹底して勉強しました。小学校Bは教養等のクラスと比べて少人数のクラスでしたので質問もしやすく、とても理解が深まりました。

2.2次試験対策について
①模擬授業
 メセナの2次対策では本番と同様の模擬授業を体験できるチャンスが3回ありました。1回目の模擬授業では、緊張や教材研究不足などでとても低い評価となり、正直とても落ち込みました。しかし、先生に指摘された内容を仲間と一緒に共有し、一つひとつの指摘事項をクリアしていくために、空き教室を借り、何度も何度も練習して2回目の模擬授業に向けて挑みました。このような取り組みを継続することで3回目の模擬授業を終える頃には、少しずつ自信も生まれ、本番には落ち着いて模擬授業を行うことができました。
②面接
 メセナの2次対策では本番と同様の面接を体験できるチャンスが2回ありました。1回目の面接までに、メセナの2次対策のテキストを利用し一つひとつの質問を自身に問いかけ、自己分析を行い挑みました。しかし、1回目の面接では話が長いという指摘を受け簡潔に自身の考えを述べる難しさを実感しました。そこで、その部分をクリアするために、もう一度自分の考えをまとめ直し、簡潔に伝えることを意識して友達と一緒に何度も練習しました。結果2回目の面接では高評価を頂け、本番も焦らず挑むことができました。
③小論文
 私は1回目の教員採用試験の受験において、2次試験で不合格になってのですが、なかでも小論文の点数が極端に低い状況でした。その反省を踏まえ、11月から小論文の授業を受講して早い時期から対策を行いました。小論文の授業を受講することで、文章の書き方の基本を学ぶことだけでなく、教師という職業に対する自分の考えも深めることができ、面接対策にも繋がりました。毎回の授業においてとても丁寧に指導していただいたことで、少しずつ自分らしい小論文が書けるようになりました。本番の課題はとても複雑な内容でしたが、授業で学んだ「課題の趣旨」を捉えるということを焦らず行うことで、最後まで一貫性を持たせた小論文を書くことができました。

3.最後に
 教材研究を徹底して行っているメセナの先生方の授業は、教師を目指す私にとってとても刺激的でした。個性豊かな先生方が揃い、試験をパスするためのテクニックだけでなく教師としての生き方まで学ぶことができました。また、時には厳しいお言葉をいただくことで教師としての責任の重さも再認識することができました。私にとってメセナで出会った先生や仲間、メセナで過ごした時間は、教師という道を歩んでいくうえで、かけがえのないとても大切なものになりました。心から感謝しています。
↑ページの先頭へ

小学校(2)
一次試験
私は、算数には不安はなかったので、他教科を中心に苦手なところを取り組みました。教材は、メセナを信じきって、他の物には一切手を出しませんでした。教職教養もメセナの教材のみ使用しました。

二次試験
(1)面接
面接の流れは、練習の通りでした。英語のアピール文からなにか聞かれることもありませんでした。ちなみに、私は英語の自己紹介文では教員などと全く関係のない話を書いていました。
面接練習ではとにかく悲しくなるほどできませんでした。それから、これは本気でやばいという気持ちが出てきて、行き帰りの車中では、自分で自分に問いかけながら、声に出して答えることを繰り返しました。私は講師等の経験がないので、「目の前に子供たちがいる」ことを想定し、答えを考えました。また、自己アピール文では上高先生の指導を何度も何度も受けました…本当にありがとうございました。はじめは本当に的はずれなアピール文でしたが、先生のおかげで思いをまとめることができました。また、このアピール文があったことで、私の中の柱ができ、面接での受け答えもできたのだと思います。最後の数日は体調不良でメセナに行くことができませんでしたが、いただいた面接予想問題などをみながら過ごしました。
最後の質問は人によって違うようですので、自己アピールと絡めて予想しておくといいかもしれません。

(2)論文
論文では、はじめ、受験番号と名前を書く時間が与えられるので、その時、課題を見ることができます。今年は、かなり長くて、内容のぎっちりつまったものだったので、一瞬言葉が入ってきませんでした。気持ちを落ち着かせて、自分の今まで書いていたものを柱にしながら、評価の観点を少し加えながら、具体的な方策を加えて…という感じでなんとか書きました。もう終わった時には課題が思い出せないくらいだったので、もはや書けていたのか何を書いたのか…。
対策としては、11月頃一ヶ月だけ論文講座は受けていたものの、きちんと取り組んだのは結果発表の後でした。毎晩かなり憂鬱になりながら取り組みました。しかし、毎日書いていると、自分の教師像などにもつながって、だんだん書けるようになりました。本番は、練習したものとは違う課題でしたが、60分という時間内では、練習したものしか出せません。結果もかなり悪かったです。早めの対策をおすすめします。

(3)模擬授業
教壇の横に立って、受験番号と名前を述べます。そして、机の上に試験内容がおかれていて、一度、試験官の方が声に出して読み上げました。それから時間が与えられ、授業のポイントとなる発問は絶対いるということと、その時間に板書が必要なら準備しておいてもいいという留意点を言われました。
私は、授業の組立や内容では臨任を何年もしている人にかなうわけがない、とわかっていたので、上高先生の「先生が楽しそうにやってなきゃ、子どもたちが楽しいと思える授業ができるわけがない」という言葉を思い出して、とにかく笑顔で試験官の後ろに、子どもたちがいることを想像して、声が届くように意識しました。そしてゆっくり話すことを心がけました。しかし、ゆっくり話しすぎて、発問までいきませんでした。時間です、と言われた時、やばい、と思いましたが、顔に出さないように最後まで笑顔で退出しました。

体育
マット運動では、メセナで知り合った方のおかげで一度、マットを使って練習することができました。私は倒立がうまくできず、当日も失敗しましたが、「もう一度お願いします!」と、笑顔で、はきはきするよう心がけました。
音楽では、画用紙に楽譜をコピーして貼ったらいいよ、とアドバイスを受けましたがもう買いに行く時間もなかったので、本のまま持って行きました。課題曲は早くからわかっているので、コピーそのままを持参するよりは、確かに画用紙に貼ったほうが先生っぽいかもしれません。弾き語り、リコーダーともに、メセナで知り合った方たちと一回聞き合いました。人前で歌うのって緊張するので、やっていて本当に良かったです。機会があれば、人前(家族ではなくて)での弾き語り練習をおすすめします。

わたしはギリギリの合格でしたので、体験談は参考にしない方がいいと思います。でも、あえて言うなら、講師経験なし、初受験、内地出身、産後子育てをしながら(6月に出産をしてからの受験でした)ということを、できない言い訳にしなかったのが大切だったのかなと思います。書いているとおり、試験で、できたなと手応えを感じたのは音楽の弾き語りくらいです。できないところが大きくても、わたしの可能性にかけて合格をいただいたと思っているので、ますます努力するつもりです。
この度は、メセナの先生方、また事務の方、家族の協力なしには合格できなかったと思います。ここに一人ずつ書いても書ききれませんので、これから、子どもたちに返していけるよう、頑張ります。本当にありがとうございました。

★★事務の川根さん、私がメセナに入ってすぐに名前を覚えられていて、すごいなと思っていました。いつもスムーズな対応ありがとうございました!
↑ページの先頭へ

小学校(3)
1次試験
一般・教職教養
メセナのテキストを信じてやりました。毎回月例テストを欠かさず受けました。1月までは月例テストの偏差値は50ありませんでした。はじめて教職教養の過去問を解いたときは0点でした。上高先生の辛口な言葉かけで私はモチベーションがあがりました。毎回の月例テストも自分の位置がわかるのでとても刺激になりました。教職教養はやったらやっただけ伸びます。本番では8割以上とれました。
大学生なので4月以降は毎日平均10時間勉強しました。メセナを信じ、これで最後という気持ちで勉強したので合格できたと思います。

全科
1月以降配られた全科の学習指導要領テキストは10回以上繰り返してやりました。昼食、休み時間は常に片手にもって勉強しました。安部先生の授業での言葉かけがとても励みになりました。苦手な国語、社会を中心にメセナの問題を繰り返して復習しました。

2次試験
模擬授業
本番とそっくりな形でメセナの先生に3回もみてもらうことができました。
授業の中身や技術の細かいところまで見てもらえたところが良かったです。
やや難しめな課題が提示されていたので本番でもあまり動揺せず自信もって受けることができました。

面接
模擬授業同様、本番とそっくりな形で2回みてもらいました。
必ず受かるという気持ちと、メセナで配られる面接テキストだけ信じてやれば絶対大丈夫です。

小論文
論文は書いたことがなかったので、受けていて良かったです。
毎週1本ずつ、継続して書いていました。
1次試験おわってからは同じ論文を覚えるくらい書く練習しました。
毎週、マンツーマンで丁寧に指導してもらえたことが良かったです。
↑ページの先頭へ

小学校(4)
小学校・教員採用試験 合格体験記
(受験回数1回)
私は、2011年11月末に、小学校教員を目指すために、それまで働いていたリゾートホテルを退職しました。その後、2012年4月から通信制の教職課程を履修し、同年11月よりメセナ予備校の教員採用試験対策講座(教養、小学校A、論文、二次対策講座)を受講しました。
周囲の皆さんの助けもあり、幸いにも1回の受験で合格することができました。その中で、私なりに合格につながったと思うことを紹介いたします。これから受験する皆様に、少しでもお役に立てれば幸いです。

1.「今回の試験で絶対に合格する」と覚悟を決める
どんな資格試験も「今回絶対に合格する」と決めた人から順に合格すると言われています。私が以前、司法試験の勉強をしていた頃(落ちこぼれ受験生でしたが)、合格していく受験生たちが言っていたことを覚えています。それは「合格する最後の年は、明らかに勉強の仕方が違っていた」ということです。言い換えれば、合格した年と同じくらいの質の勉強ができれば、一発合格も可能ということです。これは教員採用試験(とくに合格者数が多い小学校)にも共通すると思います。採用試験の勉強をする中で「○年以内くらいに合格できればいいかな」と言っている声をよく聞きました。私はそのような曖昧な願望だけでは、○年経っても合格しないと思っています。「○年以内に」とは「今年じゃなくてもいい」ということです。運良く、たまたま合格ラインに手が届きそうなら頑張ろう。その考えに覚悟は無く、上手くいかなかったときの言い訳や逃げ道を、戦う前から用意していることになります。「忙しくて思うように勉強時間が確保できない」など、現実的にどうにもならないことも多々あると思いますが、学級担任、あるいは会社員としてフルタイムで働きながらも合格していく受験生もいます。言い換えれば、仕事との両立の中で十分に合格のチャンスが得られる試験でもあるということです。覚悟を決められるかが問題なのです。
私はホテルの開業準備室の経験があります。いったん「○月○日に開業する」と決めて動き出したら、「もし間に合わなかったらどうしよう」と考えることはありません。何が何でも、どんな手を使っても、その日に開業させなければならないからです。1日たりとも遅れれば、担当者のクビはもちろん、会社自体の倒産にもつながりかねません。
私はこの経験を採用試験にあてはめました。一次試験の7月21日に「〇〇塾」を開業する(=合格点を取る)と決め、それに向かってどの勉強をいつ行うか、成績をどのようなステップで上げていくかなど、具体的な計画を立てました。合格することを友人や親戚にも積極的に告知し、本当に今回の試験で合格しなければ大恥をかく状況に自分を追い込みました。このように、何が何でも、どんな手を使っても今回絶対に合格するという覚悟を決めたことが、合格への第一歩であった思います。

2.「本当のライバル」は少ない
受験倍率が無意味であるということを知ることも大切です。志願者の約1,600人の中には、(1)記念受験、(2)覚悟を決めていない、(3)覚悟を決めているけど勉強法が定まっていない、(4)覚悟を決めて勉強法も確立しているなど、さまざまな事情の受験生が含まれているからです。その中で合否に絡む「本当のライバル」は、(4)の受験生だけです。おそらく(4)の受験生は上位400人程度のみで、その中から、当日の体調や問題との相性(運)を克服できた者が、合格するのだと思います。したがって、自分こそが(4)の集団に入るのだと決め、それに向けて自己分析に基づいて冷静に計画を立て、熱い想いで試験が終わるまで努力を続けることが大切なのだと思います。

3.メセナ予備校を100%信頼して利用しつくす
採用試験に強いといわれている県内の予備校3社にはそれぞれ特長がありますが、私はメセナ予備校を選びました。徹底した過去問分析に基づくテキスト、問題集、テストが最も充実しており、最終合格実績も毎年伸ばしていたからです。「メセナの問題集を徹底して何度も繰り返せば、それだけで合格できる」「チェック問題、月例テストを欠かさず全部こなせば合格できる」という話を、実際にメセナで勉強して合格した人から聞いていたので、私もメセナを100%信頼して取り組むことに決めました。
私は、大学受験や司法試験時代に、いろんな参考書や問題集に手を出して結局何も残らなかったという失敗経験がありましたので、今回はとにかくメセナの問題集やテスト問題を信頼し、何度も回して「使い倒す」と決めていました。そうすることで最後までブレることなく、最短距離で無駄のない勉強を貫くことができたと思います。
授業では(1)絶対に欠席せず、(2)必ず最前列の真ん中の席で受けることをコンセプトに決め、それを徹底しました。子どもたちの模範となるべき教師になるための講座ですので、やはり自分自身のやる気を全面に出して参加することが大切だと思ったからです。また、メセナの先生方は「この受験生は合格しそうだと見える受験生は、やはり合格していく」とおっしゃっていました。打算的ですが、私も(1)(2)を貫くことで「〇〇は合格しそうだ」と思ってもらえるようにしました。そうすることで先生方にも顔を覚えてもらい、応援してもらいやすい関係をつくり、実際に質問したり相談に乗ってもらうなど、合格に近づくことができたと思います。
メセナでは試験対策とは直接関係のないイベントも行われましたが、それにも積極的に参加しました。「勉強で忙しいから、そんな暇は無い」と参加しない受験生もいましたが、私は逆に「イベント参加に時間を割いたために落ちるくらいなら、どのみち落ちる」と思い、参加しました。実際にイベントでは、教師になった後に子どもたちに何を伝えるかを学ぶことができ、かえってそれが試験勉強へのモチベーションUPにもつながったと思います。授業中の雑談も含め、目先の試験だけでなく、教師になった後のことについても学び、自らの思考を深められるところが、メセナ予備校の良いところだと思います。

4.一次試験対策
(1)得点計画
メセナの講座開始から1カ月が経ち、採用試験の全体像が見えてきた頃、仲間同士の過去問練習会を行いました。そして、自分の現状(どの科目で何点取れるのか)を把握し、それをもとに、どの科目(分野)で何点取り、何を重点的に伸ばすかの計画を立てました。前年度のボーダーラインが215点といわれていたので、安全ラインの230点を目標としました。内訳は、教養55点、小学校全科175点です。小学校全科は科目ごとに詳細な得点計画まで立てました。その後、本試験までの間は、模試(当年度分2回+前年度分2回=計4回)や月例テストをペースメーカーとして活用し、受験するたびに目標達成への進捗管理を行い、毎月の勉強のPDCAに反映させていきました。
★オススメ自己採点方法★
過去問、模試、月例テスト、チェック問題などの試験問題を解くときは、自己採点用のマークを残すだけでなく、「○=自信あり」「△=あやふや」「?=全く知らない」の3種類の印も一緒に残すことをお勧めします。「○△?」に仕分けることで、自分の真の実力や科目ごとの習得状況を明らかにできるからです。
また、「○△?」の仕分けには、もう1つメリットがあります。それは、復習の優先順位が分かることです。「?」で不正解のものは単に勉強不足ということなので何の問題もありません。逆に、「○」なのに不正解の問題は、間違って覚えてしまっている=復習の緊急度が高いということです。また、「△」が多い科目は、勉強しているが記憶が定着しておらず=重点的に勉強すれば一気に点が伸ばせるということです。さらに、私はそれぞれ青(○)・黄(△)・赤(?)のマーカーで色分けし、視覚的にも把握できるようにしました。このマーキングのおかげで、どの勉強が足りていないかが一目瞭然となり、効率的に勉強を進めることができました。そして、5月頃から月例テストの成績もぐんぐん伸びていきました。
★プラトー脱出法★
なお、月例テストを毎月受けていると、ポンと成績が伸びる時期と伸び悩む時期が出てくると思います。それが教育心理等に出てくる「プラトー」です。
私は、月例テストの成績は40点→50点→55点→60点~と、段階的に伸びていきました。一番つらかったのは、50点±1点が4カ月ほど続いた時期です。自分なりに勉強法も確立しコツコツ勉強を続けているのに点数が上がらない。それがまさにプラトーだったのです。
プラトーかどうかを判別するには、上記のマーキングが役立ちました。この時期の自己採点を見ると、「○」が増えず「?」が減り「△」が増えているという状況でした。つまり、「△」を「○」にすることができれば一気に点数も上がるということが予想できたのです。これを根拠に、必ずプラトーを脱出できる時が来ることを信じて勉強法を貫き、脱出することができました。

(2)どの科目をいつ勉強するか
私は、限られた時間の中で効率的に勉強するために、科目の特性を合わせて勉強の時期を決めました。たとえば、数学や国語、英語の問題のように、一朝一夕に点数を上げることができないもの。暗記科目のように、やった分だけすぐに点数につながるが、半年前から細かく覚えても試験まで維持し続ける労力がムダになる恐れがあるもの。要領解説の読み込みのようにじっくり腰を据えた取り組みが必要な(=直前期にはとてもそんな時間はとれない)もの。それぞれの特性によって「どの時期に着手すると効果的か」が変わってきます。限られた時間を有効活用して点に結びつけるには、それぞれ適した時期に力をいれて勉強することが必要だと思います。
ちなみに、私はもともと「数学アレルギー」というくらい数学が大の苦手でした。しかし、高配点の数学は合否を大きく左右するため、苦手とも言っていられません。これを克服するために、対策講座開始以前に5カ月かけて、中学3年間分の『チャート式』を1問残らず徹底的に解き潰しました。そして、対策講座では、授業の前にその日の範囲の問題をすべて予習して臨みした。そうすることで、自分の疑問点を明らかにして授業に参加でき、内容をより深く理解・吸収することができたと思います。この取り組みにより、数学は得意科目となり、直前期も授業だけでキープすることができました。
一方、理科系は最初から最後まで苦手でした。対策としては、(1)授業をしっかり受けてノートをまとめる、(2)月例テストやチェック問題の問題を単元別に整理して勉強の「材料」を作っておくことだけをやっておいて、模擬試験前や本試験の直前期にまとめて繰り返し解きました。覚えにくいものは全部カードにして繰り返し暗記しました。

5.二次試験対策
(1)論文対策
私は11月の第1講目から取り組みました。何があっても毎週欠かさず答案を提出し続けると決め、これを徹底しました。また、悪評価(-B未満)のものは必ず書き直し再添削してもらいました。「評価が悪くて残念だった…」など一喜一憂で終わらせず、自らの問題点を毎回確実に修正することで、後半は自分の答案の型もできあがり、二次対策講座の9日間9連続論文提出も達成することができました。
※二次対策講座の論文提出を完全達成すると必ず最終合格できるというジンクスがあるそうです。
ちなみに、本試験の論文では、弱点を突かれ解いた感触もいまいちで、実際39点しか取れませんでした。しかし「11月から他のどの受験生よりも論文を多く書いてきた」という自負があったからこそ、「自分が書けなかったのだから、他の受験生も皆苦戦しているはずだ」と自分を奮い立たせ、残りの試験も自信を持って受けることができました。
論文対策の反省としては、私見や体験談だけでなく答申の内容を意識した内容で書く訓練を、普段からもっと意識的に行う必要があったと思います。
(2)模擬授業対策
私は、現場経験がゼロで(教育実習すらまだでした)、模擬授業対策はもっとも苦戦しました。
そもそも模擬授業がどういうものなのか全く分らなかったため、一次試験終了後すぐに、去年の合格者に実際の模擬授業がどのようなものかを教えて(実演して)もらい、イメージをつかみました。
メセナの二次対策講座では、この年は特別に1人3回まで個人指導を受けることができたため、まず、ほぼ丸腰状態でメセナでの3回目の個人指導に飛び込みました。具体的にどう出題されるかが分らず(前年度と出題方法が変わった)、対策の立てようが無かったからです。1回目をすぐに志願したことで出題形式をつかめ、残りの1週間で実戦的な対策を行えたと思います。
 それでも3回とも満足のいく評価は得られませんでした。最後の個人指導で上高先生から「子どもたちに何を伝えたいかが大切」という言葉をいただき、それでハッと気付きました。それまで私は、自分の授業力を試験官にどうアピールするかとばかり考えていたからです。この言葉をきっかけに、試験官ではなく、子どもたちの姿を思い浮かべ、子どもたちが楽しく取り組めるように自分がどのように授業を行うべきかを考えることができるようになりました。
また、メセナでは空き教室が模擬授業練習のために開放されていたので、仲間と、あるいは一人で、何度も練習を行いました。とくに、個人指導で3回とも満足のいく評価は得られなかったこともあり、それを払拭するために、ほぼ毎日、メセナの閉館時間まで残って練習を続けました。さらに、メセナの外でも、他の予備校に通う仲間と他流試合を行いました。お互いを困らせるような奇問悪問を出し合ったりもしましたが、それに対応する練習をすることで「当日何が出題されてもどうにかなる」「5分間の構想時間で構想が間に合わなくても何とかなる」と自信を持つことができました。論文試験の前日も、論文対策と模擬授業を組み合わせて(例えば「確かな学力の向上」について自分が論文講座を行っているつもりで)練習を行い、とにかく教壇に立って大きな声を出して授業を行うことに慣れるようにしました。
 なお、模擬授業は、短時間の間に(1)黒板の前での指導だけでなく(2)机間指導まで行ったほうが良いと言われています。私の場合、本試験では、黒板の前での指導が終わり机間指導に入ろうと一歩踏み出した瞬間に終了のベルが鳴りました。授業構成と最低限の課題「主発問までは必ず行う」までは達成できましたので、70点は取れましたが、机間指導までできればもう少し加点できたかもしれません。
(3)面接対策
まず、4月の時点で去年二次対策講座を受けた仲間から去年の資料を見せてもらい、あらかじめ準備できる答え(答申などの基礎知識、沖縄の歴史)については、二次試験前からコツコツと用意しておきました。二次対策期間中は本当に時間がないので、もし前年の資料に触れる機会があれば、二次対策の気分転換も兼ねて事前に取り掛かっておくのも良いかもしれません。
二次対策期間中は、志望動機や教育観などのメインとなる問いに対して、自分の考えを整理することを中心に対策を行いました。最初は知識問題の答えまで覚えようとしましたが、重箱の隅をつつくような問題には、答えられなくても全く問題ない(逆に、わからないものはわからないと、正直に答えられるところをアピールすることができる)ということを知り、それは捨てることにしました。
何度も練習を重ねるうちに、面接では、完璧に用意した答えを吐き出すのではなく、自分なりの柱を用意し、それをもとにその場で真摯に考えながら答えたほうが良いということが見えてきました。(1)児童をよりよく育てたいという共通の願いに向かって、(2)自分はどのように考え、(3)保護者・同僚教師・地域の人々とどのように協力し合うか、という柱を自分の中でしっかり持っておいて、その場で試験官の向こう側に見える生身の児童・保護者・同僚教師と向き合うことが大事だと思います。

最後に、今回、私は多くの先生や仲間、そして家族の支えにより、教員採用試験(小学校)に合格することができました。試験勉強を通じて出会い、助言を下さった皆様の支えがあったからこそ、1回で合格するという目標を達成することができたと思います。この場をお借りして心から感謝を申し上げます。4月から小学校教員として、本当の勝負がスタートします。支えて下さった皆様の期待にこたえられるよう、教員を目指した初心を忘れずに精進して参りたいと思います。有難うございました。
↑ページの先頭へ

中学校・国語

1,一次試験
私は、2年間メセナ予備校にお世話になりました。それまでは、臨任をしながらの受験だったため、毎回合格にはほど遠い順位でした。メセナに入校してから、試験勉強に本腰を入れ足かけ2年で合格することができました。1年目は、11月からの入校で教養と専門Aを受講しました。その年は、3月まで臨任をした後、4月から試験に専念しました。しかし、残念ながら合格ラインに一歩及ばず、一次試験を突破することができませんでした。2年目は、10月から入校し、専門Bと論文を受講しました。1年目の一次試験終了後から、支援員の仕事をしながら勉強に取り組み、2年目に一次・二次試験ともに合格することができました。

(1)一般教養
私は、理数系が得意ではないので、その部分での得点は当てにせず、1年目は、人文の問題や沖縄関係などをメセナの教養の教材を使って勉強しました。特に、沖縄関係や社会の授業は魅力的でとても勉強になりました。2年目は特に対策はせず、月例テストやチェックテストの解説を熟読しました。メセナの解説は、解答だけの説明にとどまらず関連事項も記述されているので、とても勉強になりました。本番の試験でもその中から出題されているものも多く、本当にすごい分析力だと感じました。一般教養は、範囲が広いのですべての分野の対策を行うのではなく、自分の得意分野を強化したほうがよいと思います。

(2)教職教養
メセナの教職教養を受講した1年目の4月から勉強を始めました。メセナの授業で、インプットしないとアウトプットできないということを何度も聞いていたので、メセナの授業で重要だと分析されていた法規や学習指導要領を書くことから始めました。効率は悪いと思いましたが、私自身書いて覚えるタイプなので、2週間ほどかけて書きました。その後は、メセナの教材を暗記シートを活用し、繰り返し繰り返しやりました。しかし、月例テストなどで思うような結果が出ず、悔しい思いをしました。そこで、月例テストで間違えた問題をもう一度ノートに書き、なぜ間違えたのかをまとめるノートを作りました。このノートを作ることで、自分の弱い分野や何度も間違えている問題に気づくことができました。そして、月例テストやチェックテストは、すべて3回は解きました。すべての月例テストが終わり、試験の直前にはテストに直接答えを書き込み、毎日チェックするようにしました。このような対策を行うことで、20~30点台だった月例テストの教職教養の点数が40~50点台になりました。(一般教養の点数は、ほぼ毎回10~15点の範囲でした。) 1年目は本番でも同じような点数をとることができましたが、専門の点数が低く一次試験合格はなりませんでした。2年目の今年も月例テストの間違いのチェックノートを作り、対策を行いました。昨年ほど、教職教養の勉強に時間をかけませんでしたが、月例テストでは安定した点数を取ることができ、本番の試験でも目標としていた点数を取ることができました。やはり、2年目に自分に合った勉強法を模索し、とことん取り組み、それを積み重ねた結果だと感じます。私は市販の教材は一切使用せず、メセナの教材のみを使用しました。メセナの教材は、分析がしっかりなされており、解説が詳しく大変参考になりました。みなさんも是非、自分に合った勉強法を見つけて下さい。教職教養は、自分がやった分だけすぐに点数につながると思うので、とにかく自分に合った勉強法を見つけて早めに取り組んだほうがいいと思います。

(3)専門

(対策)
1年目は、土曜日の専門Aを受講しました。この授業を受けたことで、自分の意識の低さに気づかされました。国語の教師として必要とされる力は多岐に渡っているということを授業を通して痛感させられました。そのため、相当の覚悟をもって努力をしなければ合格することはできないということを肌で感じました。私は、追い込まれないとやらない性格なので、毎回の漢字テスト、記述テストなど本当に有り難かったです。また、受講生に当てていく上高先生の授業スタイルのおかげでプレッシャーを感じ予習をするようになりました。さらに、我部先生の歴史背景やエピソードを交えた古典の授業は、古典が苦手な私にとって、とても有意義なものでした。その授業の他は、過去問題を中心として取り組みました。しかし、1年目は、苦手科目である古典の対策が十分ではなかったため、本番の試験では100点を切った点数で、一次突破をすることができませんでした。2年目は、自分の弱点である古典と向き合うために、火曜日の専門Bを受講しました。それと平行して、古語の暗記や古典文法の基礎レベルの問題集に取り組みました。また、大学入試向けの参考書を用い、とにかく古典に触れる機会を多くしました。専門Bの授業では我部先生に、わかりやすく解説していただいたことで苦手意識もなくなっていきました。その中で、試験の内容はより難しいものになるであろうということを何度もおっしゃっていたので、センター対策の問題集に取り組むことにしました。そのため、試験前の5月頃からはセンター試験の過去問や対策の問題集から、古文・漢文ともに一日一題以上解くようにしました。初めのうちは、思うような点数を取れないことが多くありましたが、次第に正答率も上がっていきました。その際に意識したことは、解説をしっかりと読み、必ず理解するようにしたことと、取り組む時間を決めたことです。私は、古文・漢文ともに20分を目安としました。そうすることで、古典のおもしろさや魅力にも気づくことができました。メセナの専門模試の点数も初めは90点台だったのが、だんだん上がっていき、最後の模試では140点を取ることができました。自分でも古典の力がついてきたという実感があり、読解する時間があれば内容理解ができるようになっていったので、本番は時間配分がカギとなるだろうと感じていました。専門の点数が低かった私でも、一次突破をすることができました。とにかく、自分の苦手な分野から逃げないで、しっかりと取り組むことが大切だと感じます。また、自分に合った参考書や問題集を吟味し、何度も繰り返し解くことも大切だと思います。

(当日)
当日の専門は、時間配分がカギとなると感じていたので、指導要領→古文→漢文→国語常識→沖縄問題→詩→評論→小説の順で解きました。古文は、『落窪物語』の冒頭部分でした。読解したことがあった部分でしたが、問題の傾向が変わっており、予定より時間がかかってしましました。漢文も予定していた時間よりオーバーしてしまいました。そのことで、焦ってしまいその後の国語常識や評論はパニック状態で、最後まで解けないのではないかという考えが頭をよぎりました。しかし、小説を解いている途中から落ち着くことができて、見直しをする時間を確保することもできました。点数は、焦って解いた評論はやはり悪く、時間をかけた古典と落ち着いて解くことができた小説は全体的に取れていました。どんな状況になっても最後まで諦めず、落ち着いて問題に取り組むことの大切さを痛感させられた試験でした。今年は、評論・小説ともに過去の試験より本文が長くなっていると感じました。そのため、やはりセンター試験レベルの文章の長さの問題を解き慣れておくことが必要だと感じます。

(分野別対策使用教材)
・学習指導要領…メセナの教材
・小説・評論・詩歌・…過去問題集・メセナ専門模試過去問集、メセナの教材のみ
・国語常識…国語便覧、メセナの教材・過去問題集・メセナ専門模試過去問集
・沖縄問題…過去問集、メセナの教養教材・過去問題集・メセナ専門模試過去問集
・古典…過去問題集
   『マドンナ古文』 荻野文子 学研 
   『マドンナ古文単語 230』荻野文子 学研
   『高校漢文』 東京書籍
   『河合塾 2014 センター試験過去問レビュー 国語』河合出版
   『河合塾 マーク式基礎問題集 古文』河合出版
   『河合塾 マーク式基礎問題集 漢文』河合出版
   『2014 マーク式総合問題集 国語』河合出版

※その他、古文の文法問題集は、高校生向けの基礎的なものに取り組みました。たくさんの種類があるので、自分がやりやすい問題集に取り組むとよいと思います。            

2,二次試験

(1)自己アピール文
一次試験の合格発表までに書き終えていました。臨任の経験も盛り込みながら、今後自分が行っていきたい教科指導と学級経営の二本柱で書きました。上高先生に3回添削していただき完成しました。

(2)YG検査
放送を聞いて答えていくため、特に対策は必要ないと思います。

(3)論文
(対策)
10月から沖縄校で、上高先生担当の論文を受講しました。一からのスタートだったため、初めは一本の論文を仕上げるまでに4~5時間かかっていました。次第に書き慣れていきましたが、1時間以内で書き上げることは二次試験直前対策中も含め、一度もできませんでした。始めのうちは評価も良くなく、初めてA評価をもらった時は、思わず「うれしいです!」と声が出てしまいました。その後、上高先生からも時間を気にするよりも、内容の良い論文を書いた方が良いというアドバイスをいただいていたので、時間を気にせず内容を重視して書いていきました。その取り組みがあったので、自分なりのコツがつかめてきました。そのため、二次試験直前対策講座では9本すべての論文の課題を1時間~2時間で書き終えることができるようになっていました。私は、論文の授業を受けたことで、様々な教育課題やテーマに真剣に向き合い、自分の考えをまとめることができました。これは、面接対策においても非常に有効でした。論文の対策は、早めに始めておいたほうがいいと思います。論文を書いていくことで、自分の教育課題についてのとらえ方や目指す教師像などを考えるよい機会となり、私自身、教師を目指す者としての意識が高まりました。論文の授業では、毎回丁寧にアドバイスをしていただきました。また、上高先生の新聞記事も興味を引く内容のものばかりで、大変参考になりました。我部先生がおっしゃっていた、「誰が読んでも分かりやすい論文」を目指して書いていくことが大切だと感じます。コツコツと書いていけば、自分なりの論文のスタイルができあがっていくと思います。

(当日)
今年の論文の課題が非常に長かったため、正確には覚えていませんが、「指導と評価の一体化にどのように取り組みますか。学力の3つの要素と学習評価のあり方および評価の基本的な4観点を明記しながら述べなさい。」というような問題でした。今までの問題とは傾向が変わっていたので、一瞬最後まで書けないのではないかという考えが頭をよぎりました。しかし、受験生みんな同じ条件だと思い直し、書けるだけかこうと頭を切り換えることができました。指定された学力と評価のあり方はほぼ書けたのですが、評価の4観点を国語の評価の5観点にして書いてしまいました。さらに、本論の1つめで表記のミスを見つけ、その修正に10分ほどの時間を費やしてしまいました。そのため、時間が足りず本論の2つめは指導と評価の一体化のための取り組みにつなげられず、ただの学力向上のための具体例で終わってしまいました。終了時間ギリギリで最後まで書き終えることができましたが、不安の残る論文試験となってしまいました。試験終了後の教室の様子から、予想外だったのは自分だけではないと感じたので、気持ちを切り替えて次の日の面接の対策をしました。

※この日の試験会場に、翌日以降のスケジュールが張り出されていました。校種・教科で集合時間や試験実施の時間が違っていたため、何度も確認しました。

(4)面接
(対策)
メセナの二次試験直前対策講座でいただいた、予想問題集にある項目に対しての自分の考えを書き込んでいきました。直前対策のオリエンテーションで、伊禮先生が「書いた文章を言おうとするから忘れるのであって、その人の心に刻まれた言葉は決して忘れない。」とおっしゃっていました。そのため、自分の考えを文章で書くのではなく箇条書きにしていきました。また、志望動機や自己アピールなどはメセナへ向かう車中や寝起きの時など、どんな場面でも言えるように繰り返し練習しました。また、自分の声を録音してしゃべる速さなどを確認しました。その後、メセナの面接練習を2回受けました。メセナの面接の練習では、1回目と2回目で面接官役の先生が違っていたので、緊張感をもって挑むことができました。また、先生方からアドバイスや暖かい言葉をいただき、落ち着いて本番に臨もうという気持ちをもつことができました。また、勤務校の校長先生に面接の心構えなどを教えていただきました。

(当日)
控え室で待っている時が緊張のピークでした。教室に入ってからは、あまり緊張せずに答えることができました。しかし、場の雰囲気にのまれてしまい、具体例などを入れずに答えてしまった質問もありました。今思えば、その空気にのまれてしまうのではなく、自分の気持ちや考えをしっかり出したほうがよかったと感じます。また、帰りの車中で「不登校」についての質問に対して「いじめ」についての答えを言ってしまったことに気づきました。基本的なことですが、質問をしっかりと聞いて答えるべきだと後悔しました。試験官の方は3人とも穏やかで、淡々と面接が進んでいきました。また、動揺させるような質問、沖縄県の教育施策、願書や自己アピール文からの質問はありませんでした。質問の内容は例年と変化がないようだったので、余裕があれば一次試験終了後に志望動機や自己アピールの答えを考えておくとよいと思います。私は、今回の面接試験で自分の思いや考えを十分に伝えることができませんでした。なので、どのような状況になっても「これだけはしっかりと伝えたい!」という意識をもって面接に挑んでほしいと思います。

(5)模擬授業
課題:中学校国語の教科書から説明的な文章(4~6時間扱い。何学年でもよい。)を一題選ぶ。
当日持参するもの:教材の写し及び資料等(全時分)、教具、文具類
(対策)
私は、臨任をしているときに取り扱ったことのある教材を選びました。その時に行った授業を思い出しながら、授業を構想していきました。メセナの模擬授業の練習は2回受けました。本番さながらの緊張感を感じ、1回目は早口になってしまいました。その際に厳しいアドバイスをいただき、2回目には前回の反省を生かし、生徒に伝えるつもりで授業を行うことができました。さらに、先輩や同僚・友人に授業を参観していただき、そのアドバイスをもとに授業を改善していきました。今年は、指導案の提出が求められていませんでした。しかし、備えあれば憂いなしということで指導案の作成も行いました。しかし、予想以上に時間がかかってしまいました。指導案の作成・修正と平行しながら、8分間の授業を想定し、全時間のどの部分が出されても大丈夫なように練習をしていきました。8分間でその授業の見せ場まで進めようと焦ったりもしましたが、上高先生の「授業の内容はもちろんだけれど、それよりも、声の大きさ、目線、間の取り方など基本的な部分を見ていると思う」というアドバイスで、肩肘を張らずいつもの自分の授業を行おうという気持ちになりました。それからは、メセナの教室や勤務校の教室をお借りして自分が納得のいくまで授業の流れを考え、修正を繰り返していきました。教具などに時間をかけるのではなく、自分が納得のいく授業の流れを考え、練習をしていくことが大切だと感じました。私は、指導案の他に自分用のシナリオや全時分の目標の短冊などを用意しました。

(当日)
・範囲:3時間目の展開部分
・時間:構想・準備時間 4分(板書を行ってもよい。)
    模擬授業時間 8分
・注意事項:範読部分は省略してよい
面接と同様、控え室で待機している時が緊張のピークでした。教室に入ってからは、緊張せずに対応することができました。試験官は3人おり、その中のおひとりが模擬授業の範囲と注意事項を口頭で説明されました。資料を渡すようにという指示がなかったため、自分から渡しに行きました。指導案もその際に一緒に渡しました。授業の課題は、3時間目の展開部分ではなく2時間目の展開部分や導入部分を予想していたため、意外でした。しかし、3時間目の展開部分は先輩に見ていただいた部分だったため、落ち着いて授業を行うことができました。また、教え子たちの顔を思い浮かべながら授業を行うことで、安心して授業を行うことができました。
二次試験は予想以上に大変なものでした。日々、押し寄せてくる不安と戦う毎日でした。その中で心の支えになったのは、家族・友人・先輩方、共に対策を行った仲間、メセナの先生方、事務の方でした。二次対策は、本当に多くの方の力が必要です。これから受験されるみなさんも、自分だけで取り組もうとするのではなく周囲の方々に協力を仰ぎ、自分ができるベストの対策をして二次試験に挑んでください。

3,おわりに
教員採用試験を終えて、今私が感じることは、私は自分自身の頑張りだけではなく、素晴らしい出会いに恵まれて合格できたということです。メセナ予備校への入校の時、1年目の勉強に本腰を入れたとき、苦手な古典に向き合うと決めたとき、どの場面にも素晴らしい先輩方の存在がありました。そして、メセナの先生方、事務の方、共に合格を目指した仲間など本当にいい出会いに恵まれました。特に、上高先生、我部先生には大変お世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。採用試験の勉強を始める前までは、試験勉強は自分一人でするものだとばかり思っていました。しかし、実際には様々な方からの励ましや刺激を受け、パワーをもらい勉強に励む毎日でした。不安になることも多い毎日でしたが、自分を信じ、自分を信じて応援してくれる人たちに支えられながら試験勉強を続けることができました。それができたのも、「教師になりたい!」という強い気持ちがあったからだと感じています。努力すれば必ず報われるということを、実感した体験でした。これからが、本当のスタートだと感じています。今まで支えてくれた家族・友人・先輩方・教え子たちへの感謝の気持ちを忘れず、これから出会う子供たちの成長のために精一杯の努力をしていきます。本当にありがとうございました。
↑ページの先頭へ

中学校・英語

4月からメセナに通い、勉強を始めました。午前中は家で音読やリスニング等をして午後からはメセナで8時まで勉強する、というふうに1日のスケジュールを決めていました。長時間机に向かうことに慣れていない初めの頃は、50分勉強して10分休憩という流れでやっていましたが、慣れてきたら休憩は適宜とるようにしました。同じ生活の繰り返しにストレスを感じたときは、勉強する場所をかえたり、英語字幕から知らない表現を見つけることを条件に海外ドラマを見たりして、工夫しながら勉強と付き合いました。

(1)一般教養
教職教養と専門の勉強に時間を費やしたのでほとんど手をつけられませんでしたが、沖縄関係のことだけは覚えるように心がけました。

(2)教職教養
1日3時間程度やりました。メセナの問題集を何度も何度も解きました。似ている文言もたくさんあって大変でしたが、暗記するというよりは制度を知り理解することを意識して勉強しました。同じように教員採用試験の勉強している二人の友人と、その日間違えた問題を10問ずつ出し合おうと決めて毎日やっていましたが、これも点数が伸びたひとつの要因だと思います。

(3)専門(英語)
1日6時間は取り組むようにしました。(1)単語・熟語の暗記、(2)慣用表現の暗記、(3)文整序問題、(4)誤所指摘問題、(5)長文・音読、(6)リスニング、に分けて各分野を毎日最低1時間以上は勉強しようと決めていました。語彙力をつけるために、勉強中に新しく出会った単語は全て単語カードに書いて、寝る前などに見て覚えるようにしました。慣用表現は、例文と意味を携帯電話のボイスメモに録音して毎日聞いて覚えました。リスニングは、問題を解いたあとに必ずスクリプトの確認をして、そこから分からない単語や表現をひろっていきました。文整序・誤所指摘・長文は、授業でもらった教材を中心に勉強しました。勉強時間や問題数をこなすことではなく、なぜこの選択肢になるかの「根拠」を考えて問題を解くようにしました。

(4)二次試験
二次対策は、(4月入学だったため)メセナで受けることはできませんでしたが、比嘉先生と我部先生の授業のおかげで、英作文や論文の基本的な書き方を身につけることができました。毎週添削してもらえるので、完成度が上がっていくのを自分でも感じられて良かったです。また同じ中学英語で合格した友人からのアドバイス等もあって、時間がない中でできる限りの準備をして本番に臨むことができました。

(5)
真剣に勉強に取り組んだことに加えて、日頃から合格する意識をもって過ごしていたことも目標達成につながったと思います。ロンドンオリンピックで金メダルをとったボクシングの村田選手が「金メダルをとりました。ありがとうございます」と、夢を過去形にして書いていつでも見えるところに貼っていたという話を聞いて、私も「合格しました。ありがとうございます」と書いた紙を見て常に合格するイメージをもっていました。教員採用試験の勉強を通して、英語担当の比嘉先生をはじめメセナの先生方に出会えたことも本当に良かったです。質の高い授業で力がついたことはもちろん、新しいことを知る楽しさや分かる喜びを再認識しながら勉強に取り組むことができました。また、教える立場にある者として、新聞や本を読んで知識を増やしたり、自分の専門科目について学び続ける姿勢を忘れてはいけないと実感しました。試験に向けての勉強だけでなく、自分を成長させる良い機会になりました。メセナの先生方、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
↑ページの先頭へ

中学校・社会

【模擬授業内容】
「時差の計算」について、授業の導入部分を生徒が具体的にイメージしやすいように行いなさい。
構想:5分
授業:10分
※世界地図と地球儀が準備されていた

【合格体験記】
私は、10月からメセナの専門と論文講座に通い合格することができました。採用試験はとても厳しいものでしたが、自らを高める良い機会になりました。

1.1次試験対策について
専門科目:メセナからの教材とセンター試験の過去問を中心に取り組みました。理解が充分でない用語は、用語集や辞書等で必ず調べることを心がけました。また、選択肢を選ぶ際は、正当と誤答をしっかりと説明できるようにもしました。これを徹底することで、徐々に点数が伸びていきました。
学習指導要領・解説:要領・解説をすべて録音し、隙間時間に常に聞いて理解に努めました。はじめのうちは、復唱するのがやっとでしたが、試験前には音声より早く言えるまでになっていました。また、「なぜこの言葉が使われているのか」「他との関連性は」などと掘り下げていくと正しい理解に繋がりやすいと思います。

2.2次試験対策について
①模擬授業
一次試験終了後、即二次試験に向けて論文・模擬授業対策に取り組みました。中学校なので、授業の導入部分に生徒をどれだけ引きつけられるかが鍵だと思い、そこに力を入れました。模擬授業で感じたことは、板書の文字や書き方、話し方、目配り、気配りなどを細かく見ていると感じました。本番では、導入を丁寧にしすぎてしまい、展開の手前で終わったのでどうなることかと不安でしたが、比較的高得点でしたので、時間内にどこまでいったかよりも、生徒とのやり取りに重点を置いているのかなと感じました。正確なタイムマネジメントにより、明瞭な言葉で簡潔な説明をすることが教師としてもちろん大切ですが、人を相手にする職業なのでノンバーバルな部分も同じくらい必要なのではないかと考えます。
②面接
一次試験の合格発表後、すぐに面接対策に取り組みました。メセナからの予想質問や市販の対策本を参考に、面接の質問項目をノートにまとめ答える要点を書き込み、それをこれまでの自分の経験を踏まえながら、自分の言葉で丁寧に話すことができるように心がけました。メセナで1回、前任校で1回の練習でしたが、しっかりと自己分析を行い取り組んでいたので本番も焦ることなく挑むことができました。
③小論文
10月から論文講座は受けていたものの、きちんと取り組んだのは一次試験終了後からでした。一次試験終了後に始めると、他にもやらなければならないことが多く、確かなスキルには繋がらないと思います。しかも今回の課題はとても難しく、普段から書いている人とそうでない人の差がはっきり出るようなものだったと感じます。私は見直しもないままどうにか書いたという状況でした。もちろん得点は低く、後悔が残りました。10月からの論文講座を受け、毎週確実に提出するというような習慣を確立することが大切だと感じます。

3.最後に
メセナの講座は、非常に細かく分析された独自のテキストが使われ、試験対策にとても有効でした。また、先生方の授業は個性豊かで楽しく、授業の度に「絶対教員になってやるぞ」という意欲をかきたてられるものでした。
この1年間で私が変わったことは、以前より本を読むようになったことです。本を読むことで、知識の連結、知識を活用した思考、考察する際の視野の広がりというものを得ることができました。このことが試験対策にも多いに役立ったと思います。読書のきっかけを下さったメセナの先生方に感謝しています。
人生、「一生学び」です。これからも初心を忘れず、日々精進していきます。先生方、事務の方々、1年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。
↑ページの先頭へ

中学校・保健体育

一次試験
○9月~10月の後半「教職ランナー」
○10月の後半~1月「メセナのテキスト」一般教養中心
○2月~4月「メセナのテキスト」教職教養中心
○4月から試験本番まで、専門中心

一般教養
かなり幅広い範囲なので心が折れそうになりますが、まず大事なことは毎日新聞を読むことやニュースを聞くことだと思います。また、一般教養で意外に差がつくので、最低限上記の事はやっていた方がよいかと思います。主に理科、社会中心なのでそれらから中心に学習していくといいと思います。

教職教養
専門教科も大事ですが、教職教養から優先して勉強することをお勧めします。なぜかというと日本国憲法に基づいて、教育基本法や学校教育法、地方公務員法等がつくられ、さらに施行令や施行規則がつくられ、最終的に学習指導要領の解説が作られているからです。教育基本法は教職の知識の土台になるものなので何百回も復習しましょう。基本的にメセナのテキストだけでかなりの範囲を勉強していることになるので、メセナのテキストだけで十分だと思います。私は、他の人と同じような勉強をしたら差がつかないと思っていたので、今回の採用試験の勉強のテーマはとにかく「書く」ことを意識しました。チェックテストや月例テストの間違った問題はその都度暗記カードにすべて書き込んで、本番直前で何回も見直せるように作りました。また、本番直前はメセナのテキストの確認問題を何回も解きました。

専門教科
体育の中高学習指導要領は、85点以上ねらうのであれば、最低でも10周以上は通した方がいいと思います。体育の専門のほとんどが学習指導要領の解説から出されるので、取りこぼしがないようにしたいです。読んで文章になれるのもいいと思いますが、理解しながらよむとスピードは落ちますが記憶は定着して忘れにくいです。本番は、ひっかけの選択肢が結構あり理解していないと迷ってしまう問題が多いので、感覚で解く方法もいいと思いますが、理解して覚えた方がいいと思います。私は初めに速読と音読をセットにして5周くらいして後はじっくり精読しました。精読時はチェックペンでマークし、シートで隠して、手を動かしながら何回も書きました。とにかく、7月の試験までに少しでも記憶が残るように自分なりに工夫して勉強するのを意識しました。

二次試験 略

三次試験
1日目
○Y-G性格検査
CDを聴いて、120項目の質問に答えます。
はい、いいえ、わからないの三択を選ばせるものでした。
これは特に対策は必要ないと思います。

○論文試験
問題文が相当長いので、題意をつかむのに苦戦しました。キーワードだけ読み大体で書き始めるのではなく、最後までしっかり読んで題意をつかんだ方が結果的に効率的だと思います。60分で1200字とかなりの分量を書き上げないといけません。去年の論文試験から1200字「以内」ではなく、1200字「で」あなたの考えを書きなさい、になっているので論文を書き上げることが最低限度かなと思います。
面接の練習と並行しながら対策すると、具体的な方策も考えながら進めることができます。授業と学級経営を柱にして考えながら、色々な論文を書き上げるのをおすすめします。
今回二次試験が終わってからすぐに対策したのですが、案の定点数も低かったので、時間がある方は早めに教育論文の特徴に慣れていた方が良いかと思います。

○面接
試験官が三人いました。左から心理士、管理職、行政の方だというふうに伺いました。時間は20分程度だったと思います。面接がとても苦手だったので、友人と二人でメセナの三次対策のテキストを使ってかなり練習しました。実践的な質問では、具体的な方策や例をいうことを意識して練習しました。

2日目
○模擬授業
私は、過去問分析から始めました。範囲が広いので、ある程度目星をつけてその単元を中心に「生徒が興味関心がわくような1時間目の導入」を考えました。模擬授業に正解はないので、自分の個性を試験官にしっかり伝えきれるようにすることが大事だと思います。今年から、3分構想時間で、8分間の模擬授業だったので、時間にゆとりをもって授業に臨めました。私が意識した点は、(1)自分が受けてて楽しいと思えるような授業、(2)自己アピールや面接で答えた自分の長所が出せるような授業、(3)メリハリがある授業、(4)生徒の視点にたって授業、(5)この先生に授業を任せても大丈夫と思われるような授業を進めるの5点です。
チョークの色は、白、黄色、赤、青の4色でした。机の上のケースの中に入っていたので出すのに少々手こずりました。めあてを書き上げるまでは最低ラインだと聞いたので、書き上げれるようになるまで練習が必要だと思います。導入の初めのルーティーンは決めてた方がやりやすいと思います。

メセナ予備校の先生方へ
先日は、教員採用試験対策講座において、ご多忙中にも関わらず懇切丁寧な御指導をしていただき、誠にありがとうございました。
仕事をしながら勉強していた私にとって、メセナ予備校様の長年分析され、よくまとめられたテキストには、大変助けられました。問題の量も大変充実していたので、今年はどんな問題がでても必ず大丈夫と思える状態のレベルまでもっていくことができました。解説もとても丁寧で、これはこのような意味だったんだと理解しながら覚えることができました。
また、本や新聞を読むことの大切さを学ばせていただきました。教員という仕事は児童・生徒の人格形成にたずさわる責任のある仕事です、それ故、まず己の人格を磨かなければなりません。本や新聞は、一般知識や教養を高めるだけでなく、自己の人格を高めるために重要ということが分かりました。これからも謙虚さを忘れずに、自己研鑚に益々励んで参りたいと思います。
さらに、教師になるにあたっての心構えや姿勢を学ばさせていいただきました。遅刻や欠席の時は連絡するなど、生徒に教える前にまずは自分が当たり前のことが当たり前にできるようになることの大切さを教えていただきました。自分を見つめ直すいい機会になりました。
最後に、三次対策では、あれだけの緊張感が味わえる環境を設けていただき、本当にありがとうございました。お陰様で面接もそこまであがらずに試験に挑むことができました。模擬授業では、自信をもって行うことができました。メセナ予備校の協力なしでは、今年の合格はなかったと思います。本当にありがとうございました。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
まずは書中をもちまして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
↑ページの先頭へ

中学校・保健体育(2)

私は昨年、中学校体育で2次試験で惜しくも落ちてしまいました。その後悔しくてなかなか勉強に手がつきませんでした。でも、周りからの応援や支えもあり、いつまでもくよくよしていられないなと思い、昨年11月から勉強を再開することにしました。昨年11月から3月までは、仕事の出勤前に1時間~2時間ほど勉強してから出勤していました。教養が苦手だったため、その時はチェックテストを中心にやるようにしていました。4月からは仕事をせずに、メセナの授業以外は大学の図書館に朝から閉館までいるようにしました。1人での勉強はかなり孤独だったため、定期的に友達と勉強方法などの情報交換などしながら世間話をして気分転換をしていました。こもってやりすぎるのも頭に入ってこないので、二次対策も兼ねて運動をして気分転換もしていました。
一次対策は、メセナの保健体育の専門の講座を2年間と論文を半年間受講しました。教養は2年間教養教材と教養チェックテストを購入し、過去の月例テストをひたすら繰り返し解くようにしました。専門は指導要領をかなり読み込んで、自分で穴埋めを作ったりして指導要領全体を頭に叩き込むようにしました。だいたい中学校・高校の指導要領を20回ずつは読みました。メセナの毎回の授業では、対策プリントで上位をねらうように本番を意識して取り組みました。これを毎日繰り返し解いたことで、点数も順位も上がり自分の自信になりました
二次試験対策は、水泳と選択したバスケの練習は毎日行うようにしていました。水泳は満点を取りたかったので、タイムを意識して練習に取り組みました。練習はなるべく午前中に終わらせ、午後からは三次対策を並行してやるようにしていました。二次試験の結果を待ってからでは遅いので、三次対策も同時進行で進めたほうが良いと思います。
三次対策はメセナの三次対策を受講しました。模擬授業の配点が高いこともあり、メセナの空き教室を利用して何回も模擬授業の練習を繰り返しました。また私は、現場経験が非常に少なかったので、目の前に生徒がいることをイメージして練習することを心がけました。面接対策はメセナの先生方からの指導をもとに自分の考えをまとめました。指導を受ける際に、少し言葉がきついなと感じたこともありましたが、これを乗り越えれば大丈夫、合格できると信じて頑張りました。本番ではうまくいかないことも多かったですが、なんとか合格を勝ち取ることができました。
採用試験の勉強はとてもきつく長く感じましたが、この度合格することができました。これもメセナの先生方の御指導のおかげです、ありがとうございます。そのほかにも家族や周りの友達の支えはかなり大きなもので、それなしでは合格はなかったと思います。本当に感謝しかないです。これから採用試験に挑戦するみなさん、きついのは今だけだと思って夢を勝ち取るために全力で頑張ってください。
↑ページの先頭へ

中高共通美術

【論文】
「沖縄県の生徒は既習事項が定着しておらず、このことが原因で不登校や問題行動につながることがある。このような生徒が学校が楽しくなり、学ぶ意義が実感でき、将来の役に立つことを実感させるためにあなたはどんな指導や授業づくりをするか。指導教科を踏まえて具体的に1200字以内で述べなさい。」

【面接】
面接官3人 男性2人、女性1人で、主に中央に座っている方が質問をしていた。 

【模擬授業】
 試験官3人
 構想4分 授業7分
 模擬授業課題
 「郷土の自然を描く」を題材とした授業の導入を行ってください。(出席確認は終了したものとして、始めてください)
 ※試験終了後の質問はなかった。

【合格体験記】
 私は、今回5度目の挑戦で採用試験に合格することができました。三年前にメセナに入校して、入校当初は、テキストの多さと内容の細かさに驚きました。全てこなすことはとても大変でしたが、一つひとつこなしていく中で、確実に実力がついてくるのを実感し、本番の試験でも結果をだせるようになりました。メセナの分析は本当にすごいです! 毎回の講義では、試験で必要な内容だけでなく、教師としてどうあるべきか考えさせられる話をしていただき、本当に勉強になりました。
 私は、二次試験で2度不合格になりました。実技試験の点数は悪くはなかったのですが、一次試験の点数が加算されるため、一次試験の点数をもっと上げないとダメだと思い、今回一次試験に本腰を入れて勉強しました。特に、専門教科では、美術史を中心に勉強し、中学校、高校の美術教科書、資料集を購入して隅々までノートに書いて勉強しました。一日に必ず勉強する時間を設けて、教養と専門教科を交互に時間割をつくり、勉強するリズムをしっかり整えました。そして一次試験の勉強と並行して、論文を書くようにしました。特に、論文は一日二日ですぐ書けるようになるものではないので、早めに取り組んだほうがいいです。私も、実際初めて書いた時は、書き終わるのに4時間以上かかってしまいました。どんなに時間がかかっても、最後まで書くことが大事です。1次試験終了後、すぐに実技試験対策をしました。毎日、デッサンと平面作品を描きました。デッサンは毎回時間を決めて描き、平面作品では、自分なりにテーマ(「平和ポスター」「食育」)を決めて取り組みました。
 私は、今回が初めての最終試験でした。メセナの三次対策を受講し、自己アピールや論文では丁寧に添削していただき、自分の納得のいくものにすることができました。私は、面接が思うようにいかず、とても苦しみました。とにかく、鏡を使って練習したり、友人に見てもらったりなど何回も練習して本番に臨みました。模擬授業では、自分が授業で一番大切にしていることが見る側に伝わるようにしました。模擬授業練習では、メセナの先生方、教科外の先生や本務の先生に見てもらうことで、様々な視点でアドバイスをもらうことができとても参考になりました。今回、最終試験まで臨んで私が感じたことは、日頃から「自分はどのような教師になりたいのか」「教師になって何をしたいのか」「なぜ美術なのか」しっかりと自分の答えをもつことが大事だということです。試験では、その人の人となりがにじみでてくるのだと思います。私は、メセナで教師として一番大切なことを改めて考えさせられました。正直、私自身、まだまだ勉強不足で足りない部分もたくさんあります。まだまだスタートラインに立ったと思い、これからも向上心をもって初心を忘れず日々努力していきます。私が合格できたのは、家族や友人、これまで出会った先生方いろんな人の支えがあったからです。そしてメセナの先生方、事務の方々、三年間本当にありがとうございました!

↑ページの先頭へ

高等学校・国語

1、一次試験について
一般教養
一般教養は出題範囲が広いので、出題の多い分野を中心に勉強しました。政治経済、沖縄の歴史を重点的に学習しました。また、チェックテスト、月例テストは二回ほど繰り返し解きました。間違った箇所は直前期に見直せるように、印をつけたり、ノートにまとめたりしました。今年度は一般教養の勉強をする時間を確保することが難しかったので、一般教養の授業の中で理解できるよう集中して取り組みました。使用した教材は、メセナからの教材と新聞記事です。メセナの教材は出題分析がしっかりとしていて、解説もわかりやすいので、メセナの教材だけを勉強しました。また、新聞記事は沖縄の歴史、文化などが分かりやすく解説されているので、勉強になりそうな記事はストックしていました。

教職教養
教職教養もメセナの教材のみで対策しました。教養の授業で配布された過去問分析をもとに、優先順位をつけて勉強を進めました。特に、教育法規、学習指導要領と解説、教育心理、特別支援教育、教育原理は何度も繰り返して学習しました。また、過去問(4~5年分)、月例テスト、チェックテストも繰り返し解きました。教職教養も一般教養と同様に間違った箇所をノートにまとめておき、直前期に見直しました。
教職教養の対策の仕方は、『教員養成セミナー』という雑誌やメセナの受験体験記を参考にして、自分なりの勉強方法を確立していきました。『教員養成セミナー』には、用語の説明や教育に関することで話題になっていることが分かりやすく書かれてあるので、役に立ちます。おすすめします。また、教養の授業で上高先生が配布する新聞記事もストックしておき、教養の勉強や論文を書く際に活用しました。

専門
学習指導要領は、メセナの教材を中心に学習しました。自分でも穴埋め問題を作成しました。持ち運びできるようにコピーしておいて、空き時間に暗記するようにしていました。解説を読んでから、要領を勉強するようにすると内容を理解しやすくなりました。
現代文は、一週間に一題は解くようにしていました。その際、センター問題レベルの問題集を解きました。前任校でセンター対策の授業を行っていたので、そのことも力になりました。時間を意識することと解説を丁寧に読み込むことを行いました。国語常識と漢字は、メセナの教材と国語便覧を活用しました。
古文と漢文は、年明けまでに基本文法を重点的に学習しました。何年も勉強していても忘れてしまうことがあったので、文法書で丁寧に確認しました。年明け以降は、一週間に二題ほどセンター問題レベルの問題集を学習しました。古文単語、古文常識、和歌に関することは、マドンナ古文シリーズの参考書で何度も学習し、知識を定着させるようにしました。
俳句・短歌、詩についても、メセナから配布された教材で勉強しました。二回ほど繰り返し学習しました。国語便覧も活用しました。
※今年度の勉強時間の割合としては、一般教養1割、教職教養3割、専門6割でした。今年度は専門に時間をかけたため、教職教養などに時間をかけることができませんでした。その中でも、目標点を取ることができたのは、今までの積み重ねがあったからだと思います。日々の積み重ねの大切さを実感しました。

2、二次試験について
1日目
出席点検の後、提出物の回収があります。その後、適性検査です。
①適性検査 YG検査(25分)
テープに従って質問に答える形式で、鉛筆で記号(○×△)をマークしていくだけです。消しゴムは使えません。本番前に検査の記入の仕方を練習する時間があります。テープの声(進行)は意外と速いので、深く考えずにマークしていった方がよいと思います。対策の必要はないと思います。

②論文(60分)
課題はうろ覚えなので、他の受講生の受験体験記を参考にしてください。覚えている範囲で書きます。
課題は学力に関することでした。確かな学力を身につけさせるために~ということが書かれていた後に、評価を重視するというようなことが書かれていたと思います。課題の中に、目標に準拠した評価、評価規準の作成、授業改善、指導と評価の一体化など重要な言葉が沢山書かれており、一読した後、どこに重点を置いて書くべきか悩みました。また、問題は二段落構成になっており、二段落目に「学力の三要素、評価の在り方及び(四つの?)評価の観点」を書いて、あなたの考えを書きなさいと書かれていました。
私は書き出すまでに時間がかかりました。課題分析に3分ほど、構想に4分ほど使ってしまいました。開始の合図とともに書き出す人がいて、内心とても焦りました。しかし、課題分析を間違ってしまったら取り返しのつかないことになると思ったので、課題を何度も何度も読みました。「日々の授業」とあったので、両方とも授業のことを書きました。課題分析などに時間がかかってしまったので、3行ほど空いてしまいました。終了する3分前に結論に取りかかったので、無我夢中で書きあげました。
対策としては、生徒指導、学力、学級経営、教育課題など幅広く書いておいた方がよいと思います。そして、教育委員会の施策をきちんと読んでおくことを勧めます。本番の試験では、他の受験生の鉛筆の音がとても気になります。そのため、開始の合図後、すぐにでも書き出したい気持ちになるかと思います。ですが、論文は課題に答えること、構想をしっかり練って論からずれないことが大切だと思います。なので、問題の意図をつかみ、きちんと構想を練った上で、論文を書き始めるようにした方がよいと思います。
私は論文の講座を4年ほど受講しました。受講したての頃は、完成させるまでに4時間位かかりました。しかし、受講するにつれて、課題を書きあげる時間が大分短くなりました。また、教育に関する自分の考えが深まったり、授業の仕方を考えさせられたりと色々な発見がありました。そのため、一次試験の勉強と並行して受講することをすすめます。

2日目
出席確認後、誘導の係の方が諸注意を行います。諸注意として、荷物は入室してすぐに左側の机に置くこと、試験後は控室に戻れないので忘れ物はしないことと言われました。
③面接(1人15分~20分)
面接官は3名(男性、男性、女性)でした。右側に座っている女性が質問のほとんどを行っていました。そして、左側に座っている男性からは、生徒指導に関する質問をされました。
入室後、荷物を机に置き、受験生用の椅子の方に立ちました。面接官の方からは、受験番号などの声かけがありませんでした。そのため、私の方から述べようとしたときに、椅子に座るよう指示がありました。そして、受験番号などの確認後、面接が始まりました。メセナの対策講座のテキストに受験番号などの指示がなかった場合、自分から述べるようにと書かれていました。私は少し戸惑ってしまい、タイミングを失ってしまいました。入室して、受験番号などの声かけがなかった場合、ためらわずに自分から述べた方がよいと思います。
面接の対策としては、メセナから配布される予想問題と場面指導型の問題に対する返答を面接ノートにまとめておくことを行いました。実際の面接での質問事項のほとんどがメセナの予想問題から出題されたので、落ち着いて答えることができました。心掛けたことは、入室する際に丁寧なお辞儀をすること、大きな声、笑顔、できる限り目を見てゆっくりと話すことでした。答えられない難しい質問がくると身構えていましたが、思いのほか、落ち着いて答えることができました。また、家族に協力してもらって、答えるときの表情、話し方の癖などを指摘してもらい、修正して臨みました。

3日目
出席確認後、誘導の係の方が諸注意を行います。諸注意として、荷物は入室してすぐに左側の机に置くこと、受験番号、氏名を述べること、試験終了後、黒板を消したら速やかに退出することと言われました。

④模擬授業(1人15分~20分)
 模擬授業の課題(出題範囲、領域)は、合格通知と一緒に同封されていました。
1、高等学校「国語総合」の教科書から評論文(4~6時間扱い)を一題選ぶ。
2、持参するもの
  ○教材の写し及び資料等を各3部(全時間分を用意すること)
  ○各自が授業で使いたい教具、文具類

模擬授業も面接と同様、メセナで行われたように実施されました。模擬授業の課題は、入室後、教壇に置かれている用紙に書かれていました。課題は「3時間目の展開」でした。
模擬授業を行うに当たって、次の注意事項を守ってくださいと言われました。
 ①構想時間を4分与える。この4分間の中に準備時間(板書などの)を含むこと。
 ②構想後、8分間の授業を行うこと。
 ③試験官の座っている所の後方までは回ってこないこと。
 ④試験官は生徒役ではないので、指名しないこと。
構想時間が経過した後、始めの合図で授業を8分間行いました。メセナでの練習の際、話すスピードが早いという指摘を受けていたので、本番では話すスピードを意識して授業を行いました。大きな声でゆっくりと話すこと、後ろの席まで見渡すことを心がけました。また、練習では表情が硬いということも指摘されたので、以前勤めていた学校の生徒のことを思い浮かべて、笑顔で授業を行いました。本番では、いつも以上にゆっくりと授業を進めることを意識したので、予定通りのところまでは進めることができませんでした。焦りはありましたが、普段通りの授業を行うことを心がけました。
授業後の質問はなく、終了の合図後、黒板を消して速やかに退出しました。

3、さいごに
メセナ予備校には、5年間お世話になりました。今回の試験で2次試験に挑戦するのは3回目でした。過去2回の試験では、あと一歩のところで合格に手が届かず、とても悔しい思いをしました。気持ちを切りかえるのに時間がかかり、勉強に集中できなかった時期もありました。ですが、試験に何度落ちても教員になって生徒と関わりたいという気持ちは変わることがありませんでした。今思えば、遠回りした分、自分がどのような教師になりたいか、どのように生徒と関わりたいかということを時間をかけて考えることができたので、私にとっては必要な5年間だったと思います。
成績がなかなか思うように伸びないときやモチベーションが上がらないとき、私は教員の合格体験記(メセナのホームページに掲載されているもの)をよく読んでいました。メセナは意識の高い受講生が多いので、勉強の仕方や日々の生活の送り方などを参考にさせてもらいました。ぜひ、おすすめします。
最終試験を合格するまで5年かかりましたが、メセナ予備校での学習は充実していて、知識が増えていくことを楽しみながら受講することができました。また、メセナの受講を通して、読む本のジャンルが広がりました。今までは国語や教育に関する本を読むことが多かったのですが、今では自然科学や沖縄の歴史・文化、社会、心理などの分野の本を読むようになりました。国語を教える者としての自覚が足りなかったと反省しています。これから関わる生徒にも、読書を通して世界が広がる楽しさを伝えていきたいと思います。
専門の授業で大変お世話になった上高先生、我部先生をはじめ、教養の講師の方々、事務の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。メセナの講師の方々の教えることへの姿勢に学びながら、今後とも、今まで以上に貪欲に自分自身を高める努力をし続けます。

以上が一次試験の対策と二次試験の報告です。参考になれば幸いです。
↑ページの先頭へ

高等学校・数学

高等学校・数学(1)

私は、教員採用試験は今年で4回目の挑戦でした。本格的に試験勉強に取り組んだのは今回が初めてで、臨時教員をしながら周りの先輩方の話を聞き「メセナ予備校」に通うことを決めました。予備校に通うことのメリットは
①試験に関する情報が得やすい。(例えば、文科省や県教委から出された新しい答申や文書などを、予備校の先生方が逐一紹介してくれました。)
②勉強時間を必ず確保できる。(授業の時間だけでも)
③重要個所に絞って勉強できる。(テキストやチェックテスト、月例テストのお陰で莫大な試験範囲の中から重要個所を絞って勉強することができるので、集中して取り組めた)

特に③は大きなメリットだと思います。テキストを通して基礎を固め、テストで今の自分の力を知り、足りないところは再度テキストで確認して力をつけていく、という具合に採用試験までの短い期間において、自分の今の学力や進歩の状況を知ることができるのは時間の使い方(勉強に取り組む時間の使い方)に大きな差が生じる要因だと思います。
メセナ予備校の先生方、共に試験勉強に励んだ友人、家族、たくさんの人達の支えがあって「合格」という切符を掴むことができ、教員の道を拓くことができました。心から感謝しています。そして何より、たくさんの人達の支えを自分の力に変えて絶えず努力していくという自分自身の意思を強く持って勉強に励むことが「合格」への道ではないかと思います。

1.一次試験について
●一般、教職教養…範囲があまりにも広すぎるので
・一般教養→自分が興味のある所、勉強しやすい(頭に入りやすい)所、採用試験に出題が予想される所(今年は「選挙」に関する事項など)を徹底して覚えました。
・教職教養→学習指導要領、教育法規、重要文書(答申)は何度も何度も繰り返し声に出して読み、キーワードと思われる個所には蛍光ペンでラインを引きまくりました。声に出して繰り返し読むことで、この言葉の次にはこの言葉が来ることが予想できるようになり、リズムで覚える感覚でした。伊禮先生がおっしゃられていたように、ただ覚えるのではなくて、「こう」だから「こう」、「理由」があって「結果」というふうに言葉を関連付けると覚えやすかったです。
まずはテキストで基礎をしっかり学習し、毎週のチェックテストをその週で取り組み、採点・復習まで終えるようにしました。チェックテストで間違った所の中でも重要な個所、自分の興味があって必ず覚えたいという個所をチェックテストの表紙や裏表紙に書き込んでいきました。書き込んだ内容をルーズリーフにまとめ分野ごとにファイルし、時間があるときにファイルを読み返すことを繰り返しました。新しい参考書などには手をつけず、メセナのテキストやテストだけ集中して学習しました。終わったチェックテストや月例テストから一日一冊を選んで再び解き、採点、間違った個所を確認し、解説を声に出して読みながらキーワードにラインを引くという作業を毎日繰り返しました。

●専門…私は特別支援学校での臨任経験が長かったので専門が弱く、はじめの頃はメセナの授業で使用するテキストを中心に基礎固めに取り組みました。授業で進んだ範囲のテキストを次の授業までに解き直す(授業では触れなかった問題も解く)ようにしました。チェックテストもその週で『解く、採点、間違い直し、復習』まで行いました。5月頃から、やっと過去問や予想問題に手をつけられるようになりました。過去5年分の試験問題とメセナからもらった予想問題やテストを繰り返し『解く、採点、間違い直し、復習』に取り組みました。一般・教職教養と同様に、新しいテキストや問題集には手をつけず、同じ問題を毎日繰り返し解き続けました。

●毎日の学習スケジュール
・午前中(一般・教職教養の学習)
… AM5:30起床。マックやファミレスなど(早朝はお客さんが少ないので集中して取り組むことができた)でチェックテストまたは月例テストを1冊『解く、採点、間違い箇所の確認・復習』を行う(試験1ヶ月前は2冊こなす日もありました)。
・午後(専門の学習)
… 琉球大学の図書館に移動。テキストを解いてルーズリーフにまとめる。(PM1:00頃~夕方)
     チェックテストや月例テスト、過去問、予想問題を解く。(PM18:00頃~22:00)
・帰宅後 … 図書館では時間が足りなくて間違い直しまで行えなかった箇所を引き続き取り組む。(~PM24:00)

2.二次試験について
●論文… 一次試験の勉強と並行してメセナの論文も受講していました。はじめの頃は一枚の論文を書き上げるのに3日~1週間もかかっていました。4ヶ月程すると論文の構成(序論、本論①、本論②、まとめ)の書き方に慣れてきて、一枚の論文を長くても3日で書き上げることができるようになったので、上高先生の勧めもあり、専門の勉強に力を入れるため論文の受講を3月でやめました。
一次試験合格後は引き続きメセナの2次試験対策講座を受講し、論文は我部先生にみていただきました。私は論文の二本柱を「授業」と「学級経営」として、なるべくこの二本柱を中心に本論を書くことを心がけましたが、テーマによっては柱を変えることもありました。柱を変えるとどうしても書き上げるまでに時間がかかるので、同じテーマで論文を何枚も書き、慣れるようにしました。テーマに沿った論文が書けるようになってからは、書いた論文を見ないようにしてその論文を一時間で書き終える練習をしました。試験当日の予想論文テーマを「いじめ、体罰、体験活動」に自分で絞って、論文の内容を頭に入れて試験に臨みました。
●模擬授業… 私は特別支援学校での臨任経験が長かったので、模擬授業を最も苦手としていました。普通高校で教える数学の教え方や、40名クラスでの授業の仕方(声の大きさ、授業のポイントの押さえ方など)などは普通高校で臨任の経験を積んできた人達と比べると、どうしても自信が持てませんでした。メセナでは3回模擬授業を見ていただきましたが、受けた指導や改善点を次の模擬授業で良くしていけるように、空き教室を利用して自分で授業の練習を重ねました。また、普通高校で臨任をしていた友人や同じメセナの受講生の方に協力していただいて、私の授業を見てもらって板書の仕方や説明の仕方などたくさんのアドバイスをいただきました。
 一人では気づきにくい点もあるので、友人や受講生の方々に助けていただいて本当に感謝しています。今年度の模擬授業の範囲は「数Ⅰ」からの出題だったので、教科書に単元ごとに指導のポイントや留意点などを付箋紙に書き込み貼り付けていきました。最後のメセナでの模擬授業では「大丈夫でしょう」という言葉を講師の方々からいただくことができて、自信を持って二次試験に臨むことができました。
●面接… メセナから配布された過去の面接の質問に答えられるように、テキストに私自身の答えを書き込んでいきました。質問の量が多いので、試験当日にパッと思い出して答えることができないと思われる質問は見ないようにしました。また、生徒指導や保護者対応など実践的な指導に関する質問に対しては、友人や職場の先輩方に協力していただいて、私自身の考えを聞いてもらい答えをまとめることを手伝ってもらいました。最初の面接練習では模擬授業と同様に声が小さいこと、質問に対する答えが長いことなどを指摘されました。2回目の練習では指摘されたことを改善できるように、どんな質問にも堂々と、自信がないと見られないように姿勢を意識して面接官の目を見ながら、答えは1分で収めることを心がけました。
●試験当日
・1日目(検査、論文:午前中で終了)
 テーマ『児童生徒に確かな学力を身に付けさせるためには、教師一人一人の授業力向上とわかる授業の構築が重要です。学習指導要領でも「学習評価」が重視され、指導と評価の一体化の必要性が謳われています。そのことについてあなたはどのように取り組みますか。学力の3つの要素と学習評価の在り方及び評価の基本的な4つの観点を明記しながら書きなさい』
このテーマを読んで、何に絞って論文を書けばよいのか迷ってしまいました。児童生徒の学力を向上させるために教師の授業力向上にどう取り組むか、また、指導と評価の一体化にどう取り組むか、さらに、学力の3要素と評価の観点を明記するにはどこに(序論か本論か)書けば良いかなど、論文の構成に時間がかかり最後の2行を空白にしてしまいました。評価の4つの観点は思い出すことができなかったので序論に学力の3要素を書き、本論①には毎時間の授業での生徒の進歩の状況を適切に評価し、また生徒にも授業の評価をしてもらい自己の授業力の向上を図ること、本論②には他の職員と協力してお互いの教材を共有したり、授業を参観し合ったりして自己の授業力の向上を図り、その都度授業の評価を行い指導の改善に努めていくことを書きました。
テーマは違いますが、同じような内容をメセナの二次試験対策論文講座で書いていたのでそれを思い出しながら、またこれまで学力向上をテーマに書いてきた論文を思い出しながら書くことができました。私は作文や論文が苦手だったので、私と同じような受講生の方は、試験当日までにどれだけ論文を書く練習を積み重ねるかだと思います。手が勝手に書いてくれるぐらいになるまで書く練習をしていたお陰で、当日のテーマに動揺し悩みながらも空白2行で済んだのではないかと思います。

・二日目(個人面接)
10名程度のグループに分かれ控え室で待機します。受験番号順に名前を呼ばれ面接室に移動し、一人15~20分程度の面接を行いました。面接室には面接官3人と受験生1人でした。
ほとんどメセナの面接練習で使用したテキストに書き込んだ質問や2回の練習で行った質問だったので落ち着いて答えることができました。

・三日目(模擬授業)
10名程度のグループに分かれ控え室で待機します。受験番号順に名前を呼ばれ模擬授業を行う教室に移動し、試験官3人の前で模擬授業を行いました。教室に持ち込むことができるのは教科書のみです。試験内容が書かれた1枚の紙が教壇に置かれ、試験官の合図で試験内容を確認し、授業を構成する時間が4分与えられます。その後、模擬授業を7分行いました。
試験内容『高校1年生を対象に、定数kを含む二次関数y=x2乗+3x+kのグラフとx軸との共有点の個数について説明しなさい』
控室で待機している間に、教科書に貼っておいた付箋紙に目を通し、どんな課題が出題されてもいいようにイメージトレーニングを繰り返しました。二次関数はメセナでも何回か練習していた単元だったので、課題を確認してから動揺することなく、4分間で授業を頭の中で構成し、日付と目標、授業で取り組む例題を途中まで板書することができました。7分間の授業の中でもあまり緊張することなく、板書した目標まで授業を展開することができました。授業後の試験官からの質問はありませんでした。
↑ページの先頭へ

高等学校・数学(2)

今回無事合格することができました。
ご指導、本当にありがとうございました。
遅くなりましたが、合格体験を報告させていただきます。

・教職教養
法規や学習指導要領を中心に何度も繰り返し声に出して読みながら覚えていきました。声を出すことで記憶に残る部分も大きかったと思います。心理や教育史は、一問一答形式のプリントを作り、空いた時間に確認するようにしていました。また、月例テストや過去問を解き、よく出る問題や何度も間違えた問題にはチェックをし、漏れがないように気を付けました。月例テストを毎月受けることで、自分の実力や、勉強が足りていない部分を知ることができたのでとてもよかったです。 教職教養は範囲が広く大変ですが、やった分だけ点数に現れやすいと思うので、自分に合った勉強法で早めの対策を行うことが大切だと感じました。

・ 一般教養
範囲が広いので一般教養の対策にはあまり時間をかけませんでしたが(その分、教職と専門の勉強に時間を費やしました)、毎回月例テストの復習を必ず行い、間違えた問題を中心に解説をよく読んで覚えていきました。

・ 専門
「授業で扱った問題は完璧に解けるようにする」ことを目標に、メセナ指定テキストやチェックテストを何度も繰り返し解き、苦手な分野は教科書に戻って基礎を固めていきました。授業を受けたその日にもう一度問題を解き直し、次の授業までに一度目の復習で解けなかった問題を何度も解くことを続けていきました。また、時間内に解ききれるようになるために過去問や模擬試験を使って何度も練習をしました。問題数が多く、限られた時間内で解くためには、問題を見てすぐに解き方が思いつくように多くの問題に触れることが大切だと感じました。メセナの授業では、1つの問題に対して1つの解法だけではなく、別解も丁寧に説明してくださるので、様々な角度から問題を読み解く力を身に付けることができたのではないかと思います。また、公式の証明も丁寧で、自分が今まできちんと理解していなかった部分も見えてくることができたので講座を受講して本当によかったと思います。

私は5度目の受験で合格することができました。今まで一度も一次試験を通過することができず、今年こそは、と思いメセナに通うことに決めました。メセナの授業では、一次試験の対策はもちろん、授業での説明の仕方や板書の仕方など多くのことを学ぶことができました。また、多くの受験生と一緒に勉強することで意識も高まり、メセナに通って本当によかったと思います。先生方や事務職員の方をはじめ、多くの方々に支えていただいたおかげで、今回無事合格することができました。本当にお世話になり感謝しています。ありがとうございました。
↑ページの先頭へ

高等学校・理科(1)

●小論文
「児童生徒に確かな学力を身に付けさせるためには、教師一人一人の授業力向上とわかる授業の構築が重要です。学習指導要領でも「学習評価」が重視され、指導と評価の一体化の必要性が謳われています。あなたはどのように取り組みますか。学力の3つの要素と学習評価の在り方及び評価の基本的な4観点を明記しながら書きなさい」

前年、小論文で失敗したので、12月から対策を練ってきたつもりでした。が、今回は私が予想しなかった課題が出てきたため、当日焦って全く書ききることができませんでした。これより、幅広く、どんなテーマでも書ききるように準備しておくことが必要だと思いました。

●面接
自分で面接ノートをつくり、どんな質問が来てもいいように対策を練りました。また、一人で面接練習をするときには、100円均一で置き鏡を買い、ひたすらそれに向かって練習していました。

●模擬授業
とりあえず、課題範囲の授業の導入をすべて考えました。また、一時間ごとの模擬授業の板書をカメラに収め、これをまとめて最終的に板書ノートをつくりました。
先に合格した先輩から、「二次試験は寝る時間がないよ。」と、言われたのを身をもって理解しました。本当に寝る時間なんてありません。二次試験中はいつの間にか朝になっていて、あわてて少し休んだくらいです。そのため、二次試験を念頭に早いうちに勉強を進めておくことをおすすめします。

アドバイス
・一日目の適性検査は対策必要なし。検査時の録音テープを読み上げは若干速め。
・身体検査は一日目に出さなくても8月中に県庁13階教育課に持っていけばよい。
・黒板には、2日目の面接時間と3日目の模擬授業の時間が張り出されている。実際に始まる時刻が記載されているので、それよりも30分以上早く会場に向かうことをすすめる。(張り出し用紙の下にひっそりと、教室の開き時間がかかれている。)
・面接、模擬授業ともに最初の人は、時間が来るといきなり呼び出されるから心の準備が必要
・当日、受験票などの忘れ物をする受験生がちらほらいました。あらかじめ持っていくもののリストをつくり、家を出る前に確認するのもいいかもしれません。
↑ページの先頭へ

高等学校・理科(2)

○1日目〈論文試験〉
「児童生徒に確かな学力を身に付けさせるためには、教師一人一人の授業力向上とわかる授業の構築が重要です。学習指導要領でも「学習評価」が重視され、指導と評価の一体化の必要性が謳われています。あなたはどのように取り組みますか。学力の3つの要素と学習評価の在り方及び評価の基本的な4観点を明記しながら書きなさい」
定義や知識が聞かれたのは予想外でしたが、メセナで何度も練習した「学力向上のための授業力向上」と「学習評価と授業改善」を柱にして指導と評価の一体化のための取り組みを書きました。

○2日目〈個人面接〉※午後の組でした。
・予め案内の方から「入ったら側の机に荷物を置いてください。」と指示がありました。
・荷物を置いてイスの横に立っても何も言われなかったので、自分から校種・受験番号・氏名を言いました。
・今回の質問内容には、去年までのようないわゆる「圧迫面接」のための質問や、意外な質問は一切ありませんでした。

○3日目〈模擬授業〉構想時間5分、授業8分
・予め案内の方から「入室したら側の机に荷物を置いてください。受験番号と氏名を言ってください。授業が終わったら板書を消して退室してください。」と指示がありました。
・練習のように机と腰掛がなかったので、直接教卓に向かい、校種・受験番号・氏名を言いました。
・試験官は面接時とは右側の一人が変わっていたので、専門の先生が増えたと考えられます。
・右側の試験官が課題を持って来て、教卓の右隣にある生徒用の机に裏返して置きました。
・「構想時間は5分間です。その間に板書を始めても構いません。」という指示がありました。
・許可を得てから、教卓の側にあった生徒用の机と腰掛を使って構想を練りました。
・授業後の質問はありませんでした。板書を消してチョークを片付けてから退出しました。
・課題のプリントは回収されました。

アドバイス
【一次試験】
一次試験の勉強は、月例テストで点数が安定するまでは教職教養を主に取り組み、息抜きに専門の勉強をしました。
一般教養の勉強は授業で習った所だけにしぼり、チェックテストや月例テストの問題を5回以上繰り返しました。
理科の専門の勉強は、「面白いほどわかる」シリーズの参考書を繰り返し読み、教科書レベルの問題でしっかりと理解するまで練習しました。
「面白いシリーズ」の参考書は、採用試験によく出る例題や重要な問題が凝縮されているので、個人的にオススメです。
その他の理科の勉強は、教科書の問題や基本例題を繰り返し解き、当日すぐに思いつかない問題は捨てる覚悟であまり深くは勉強していません。
実際、当日は全然時間が足りなくて、専門以外の理科の問題は3分の1くらいは考えて解く時間がありません。配点も比較的低いので、できる問題がしっかりできればいいのでは…。
解く順序は、【(1)理科の指導要領(配点が意外に高く、点を稼ぎやすいです。)→(2)専門→(3)その他の科目】がオススメです。配点が高くて解きやすい問題を優先しました。
【二次試験】
二次試験の対策は、一次の結果発表後から始めたので、全然時間が足りませんでした…論文の対策は遅くても4月から始めた方が良かったです。
最も時間をかけて対策に取り組んだのは論文でした。最初は書き上げるのに10時間以上もかかっていた自分が、本番の時間内に書き上げることができた時は感動しました。
メセナが出した予想テーマを一度しっかりと書き上げ、多少テーマが変わっても本論の柱をうまく使いまわせるように練習することが速く書くコツです。
そして、多少自信があっても苦手な人でも、メセナの先生からのアドバイスを謙虚にどんどん取り入れれば絶対に上達します。時間も間に合います。
面接の練習は、照れくさくても親や友人、職場の先輩などにお願いするなど、とにかく数をこなしたもん勝ちです。合格のためなら勇気を出してお願いした方がいいです。
模擬授業は、基本的な姿勢はもちろん、生徒への手立てを見て加点しているように感じました。例えば、前の生徒だけでなく後ろの生徒にも声かけをしたか、タイミングよく机間巡視をしたか、
板書を写すタイミングをきちんと指示したか、などを見て審査用紙に書き込みをしていたような気がします。(あくまで個人的な印象です。)
本番の模擬授業や面接は、メセナでの練習よりもリラックスしてできました。練習で自信をなくしても、本番までに気持ちを切り替えることが大事です。

最後に
今年は、学生時を含めて4回目の受験でしたが、初めて一次試験を突破することができました。これは、メセナの質の高い講義や厳選された資料のお陰だと思います。
最初は「こんなに膨大な範囲を覚えられるはずがない」と半分諦めの気持ちでしたが、メセナのテキストを進めていくうちに、繰り返し出てくる所ばかりであることに気付きます。
そうなると、「意外にこんなもんか」と安心する瞬間が増えてくるので、本当によく研究されたテキストだったなと思います。内容に自信を持って大切に使ってほしいです。
また、メセナの先生方が苦労して作ってくださったチェックテストや月例テストはとても役に立ちました。是非何度も解いてボロボロになるまで使うべきです。
本番の出題も驚くほど的中していて、当日は解きながら「信じて頑張って良かった」と苦労が報われる思いでした。本当に感謝しています。
二次試験対策では、たくさんの先生方にお世話になりました。先生方が全力で応援してくださったお陰で、毎日苦しくても最後まで諦めずに頑張れました。
最後の練習の時に、精いっぱい自信をつけていただいたことはこれからも絶対に忘れません。
私自身まだまだ未熟ではありますが、これまでいただいたたくさんの御恩を、現場の子供たちにしっかりと還元していきたいと思います。本当にありがとうございました。
↑ページの先頭へ

高等学校・公民

1.論文試験の内容
平成25年8月23日(金)会場 那覇商業高等学校 9:50~10:50

〈課題〉
● 児童生徒に確かな学力を身に付けさせるためには、教師一人一人が常に自らの授業力の向上に努め「わかる授業」を展開する必要があります。そのため、学習指導要領において言語活動の充実が示さされるとともに、「学習評価」が重視され、各学校で評価規準を作成し、目標に準拠した評価を充実させるなど、指導と評価の一体化による授業改善の必要性を謳っています。
 あなたは、本県教員として、日々の授業においてどのように取り組んでいきますか。学力の3つの要素や学習評価の在り方及び評価の基本的な4観点等を明記するとともに、具体的な方策について1200字であなたの考えを述べなさい。

(1) 試験の流れ
今回の論文は例年と違い課題文が長く、条件付けもあり非常に書きにくいと感じた。とにかく書き終えることを最低限に、以下のように取り組んだ。
・試験開始10分間…問題文を理解することに努めた。キーワードのチェック、問題文で指示された条件を満たすよう論文を構想した。例)「わかる授業」「目標に準拠した評価」「指導と評価の一体化」「学力の3つの要素」「学習評価の在り方及び評価の基本的な4観点等」「明記する」「具体的な方策」「1200字」(「1200字以内」ではなかった)
・残り時間すべて…字を丁寧に、誤字脱字に気を付けて書くことを意識した。
・残り1分程…誤字・脱字のチェック
「試験後の感想」
問題内容が想像以上に難しかったので、試験中とても焦った。それでも、諦めないこと、書き終えることを目標に取り組めたことが、その他の試験でもいい方向へ繋げることができたと思う。
(2)論文対策
まず、「平成21年度 沖縄県公立学校教員候補者選考第二次試験における評価項目及び評価の着眼点について」の【小論文の評価の着眼点】を熟読。そうすることで、どのような論文に高得点が付くかがわかる。次に、4年前に受講したメセナの論文講座でA評価をいただいた論文の書きためを基に、具体例の部分を補足、修正し、完成品を6本(「学力向上」4本、「生徒指導」2本)準備した。「体罰」に関する問題もマークはしていたが、一次試験でも取り上げられず、県の文書(にぬふぁ星プランIII、沖縄型授業づくり―にぬふぁ星メソッド―、指導の努力点等)も学力向上について力を入れる旨の内容が多かったため、今年は学力向上に関する課題の可能性が高いと予想した。準備した6本の論文を覚えるまで繰り返し書いたほか、ボイスレコーダーなどのAudio機器も取り入れて何度も頭に叩き込んだ。
(3)反省点
試験本番は、準備していた論文内容をアレンジして書いた。そのときも【小論文の評価の着眼点】を意識した。テーマの意図を捉え、具体的対応についてはしっかり書けたと思う。しかし、急いで書いたため、文章構成や文章の量(最後の2行は空欄。課題の指示は「1200字」)が不十分であったことと、明記すべき指示の中で、「学習評価の在り方」について明記することを忘れてしまったことが減点対象になったと思われる。

2.模擬授業の内容
平成25年8月25日(日)会場 小禄高等学校(1-2教室)9:00~ ※控室(1-3教室)
〈課題〉
「現代の国際政治」の「国際平和と人類の福祉に寄与する日本の役割」について、この単元に入るまで生徒が学習したことを踏まえて、具体的な例を交えながら授業を行いなさい。
 ※模擬授業は8分ですが、その時間内でできる範囲で構いません。

(1) 試験の流れ
控室に8時40分集合。受験番号が呼ばれたら荷物を持って試験教室へ移動。控室で順番を待っている間、まわりの受験生は気にせず、自分の授業に自信をもつよう心の中で言い聞かせた。早めにトイレを済ませ、授業のイメージをしながら気持ちを落ち着かせた。試験内容は以下の通り。
・入室~退室まで…入室後、荷物を置き受験番号と氏名を述べ、構想用机に着席するよう指示があった。その後、試験官Aから課題の書かれたA4用紙が配付され、3分間の構想に入った。練習していない単元だったが、慌てず出題の意図に沿った授業をすることを意識した。「この単元に入るまで生徒が学習したことを踏まえて」の部分から、前時までの復習から入ること、「具体的な例を交えながら」の部分から、教科書にある例を柱に身近にある例を生徒に考えさせる授業をしようと構想が固まった。はじめに授業に引き込むための簡単なトークをし、生徒と対話をしながら明るい雰囲気で復習を進めた。板書したのは、日付、単元名、本時の目標。本時の目標を板書した後、机間指導を行った。そして、「授業の前半は説明、後半はグループでブレインストーミングを用い考えてもらい、グループごとに発表する」と授業の見通しを説明した。その後も生徒と対話形式で明るく楽しく進めた。これまでの臨任経験で培った‘自分の授業’に自信を持ち、堂々と行った。模擬授業後の質問はなかった。
「試験後の感想」
最初のトークで面接官を引き付けたことで自分のペースに持ち込めた。「ブレインストーンミングを用いる」と説明したとき、面接官3人ともメモをとっていた。私の立ち振る舞いや表情、言葉づかいなどを見ているように感じた。試験本番では緊張したが、授業を楽しくやることを意識し、自分の授業の発表会のつもりで自信を持って取り組めたことがよかったと思う。
(2)模擬授業対策
まず事前に知らされる教科書の出題範囲(「政治・経済」の「現代の政治」)を熟読した。そして、出題予想した単元の板書計画を大きめの付箋紙に書き、教科書に貼り付けた。実践練習は、自宅の壁に模造紙を貼り、黒板代わりに使用した。声に抑揚をつけ、表情豊かに自分が授業を楽しむように心掛けた。授業練習をムービーに撮ることで自分の悪い癖など改善点が見つかった。また、模擬授業でも「平成21年度 沖縄県公立学校教員候補者選考第二次試験における評価項目及び評価の着眼点について」の【模擬授業の評価の着眼点】をしっかりおさえることを意識した。
(3)反省点
ノーマークの単元だったため焦った。指導案などは全単元分用意しておくべきだった。また、本番では前時の復習に時間をかけ過ぎたため、板書は本時の目標までしか書けなかった(重要用語まで書く予定だった)。導入で対話の場面を長くとり過ぎたのが原因。板書したいところまで書けるような時間配分の練習が足りなかった。

3.個人面接の内容
平成25年8月24日(土)会場 小禄高等学校(1-9教室)9:00~ ※控室(1-7教室)

(1) 試験の流れ
控室に8時45分集合。受験番号が呼ばれたら荷物を持って試験教室へ移動。面接時間は15~20分。面接官B→面接官A→面接官Cの順で質問される。

「試験後の感想」
質問内容はオーソドックスなものばかりで特に戸惑うことはなかった。私は、すべての質問に対し「これだけのことをやってきた」ということをしっかり伝えることを意識した。また、「印象に残っている本」については、4年前の論文講座で書いたことがあり、以前の勤務校でも授業で紹介したことがあったため、特に具体的に説明できた。全体を通して、自分の経験を踏まえた説得力のある返答ができたと思う。
(2)面接対策
志望動機や自己アピールなど必ず聞かれることを自分の言葉で言えるように何度も練習した。丸暗記では忘れる可能性が高いため、キーワードとなる言葉とこれまでの経験をイメージしながら取り組んだ。その他の質問内容は、合格体験記を参考にした。私は、生徒指導関係やその他の現場の問題について、さまざまな経験を積んできたため、何を聞かれても答える自信があった。また、面接試験の面接官を経験したことがあり、第一印象が大きな決め手になると実感していた。そこで、入室時に「笑顔」で3人の面接官と目を合わし会釈をした。そのことでお互いにリラックスでき、和やかな雰囲気で面接を進めることができた。
繰り返しになるが、個人面接でも「平成21年度 沖縄県公立学校教員候補者選考第二次試験における評価項目及び評価の着眼点について」の【個人面接の主な評価項目及び着眼点】を熟読することをおすすめする。また、第一印象が決め手であることを意識し、終始笑顔で対応するといいと思う。
(3)反省点
これまでの経験を全てアピールしようと思っていたため、全体的にしゃべり過ぎた感があった。

4.合格体験記
メセナ予備校には、平成20年の追加二次試験からお世話になり、おかげさまで合格することができた。通いはじめたときは、公民受講生のレベルの高さに驚き、自分の甘さに気付かされた。それから猛勉強をはじめるうちに細かいことまで調べることが楽しくなり、試験勉強も苦にならなくなった。次第に力も付き、これまでに2度の一次合格があったが、レベルの高い先輩方には及ばず最終合格にはいたらなかった。しかし今回の試験では、これまでの経験で力が付いていることを自負していたため、しっかり受験対策を行えば合格できる自信があった。
(1)一次試験対策
・専門教科…基本的には過去問やメセナのテキスト、センター黒本(2008年版から)などを繰り返し解いた。繰り返し解くことで間違いの選択肢を見つけるテクニックが付いてくる。そのため、初めて見る問題でも正答を選択できるようになっていた。また、講義はボイスレコーダーに録音し、車内やジョギング中などに聴いた。気分転換に書店で県外私大入試問題集をパラパラと見た。
・一般・教職教養…「実績のあるメセナを信じる」と腹を決めていたので、メセナのテキスト以外使用していない。また、講師の先生から許可を得た講義は、ボイスレコーダーに録音し復習に使った。さらに、メセナの自習室を活用し、疑問等を職員室の担当の先生に積極的に聞いた。
4月から受験勉強に徹していたので、月例テストや専門教科の模擬試験等は満点を目指した。教員になる上で、一般教養8割(24点)以上、教職教養9割(54点)以上、専門教科満点(180点)の実力がないと保護者や世間から教員とは認められないとの気持ちで取り組んだ。本番では、その点数に遠く及ばなかったため、自分はまだまだ努力が必要である。
(2)二次試験対策
メセナ予備校へは4月に入校したため、二次対策講座の受講資格がなかった。そのため独自で行った。メセナ予備校から二次試験対策資料を購入し、合格体験記を活用した。合格体験記は全校種・教科のものを読むことで二次試験のイメージができた。自分の受験教科以外も全て読むことをおすすめする。
(3)おわりに
今回、最も力になったのは、パートナーの存在である。勉強しやすい環境づくりに徹し、「あなたが合格することは決まっている」と常に合格を信じて疑わなかった。そのことでプレッシャーも感じず、マイペースで取り組め、一次試験の2週間前には旅行に行くほどの余裕が持てた。二次対策も2人3脚でお互いが納得いくまで朝方まで取り組んだ。的確なアドバイスに本当に感謝している。
応援してくれる人の存在は大きい。身近な人であったり、メセナの講師陣であったり、みなさんを応援している人はたくさんいると思う。私は「その人たちのためにも…」と思うとプレッシャーが大きくなるので、「その人たちの力もかりて一緒に合格しよう」と思うようにした。そう思えたことで、合格の喜びを大勢の人と分かち合えた。
これまでの教員試験の経験から、合格するためには「絶対合格する」という強い気持ちだけではなく、合格できるだけの「実力」「努力」「協力」、そして「経験」が必要だと感じた。公私ともにさまざまな経験をすることで成長でき、狭き門でも絶対に合格できると強く思えるようになっていた。
これまでご指導いただいた先生方、本当にありがとうございました。繊細な教材研究で詳細な資料を集め、分かりやすく説明していただいた伊禮先生。ユーモアのある授業が生徒を引き付けると確信しました。ありがとうございました。読書で見聞を広げることの大切さや、新聞記事をコピーまたは貼り出して、さまざまな情報を提供していただいた上高先生。テレビをやめることで、時間を有効に使えることが実感できました。「社会で起こっていることで、自分に関係のないことはない」との言葉がとても印象的です。ありがとうございました。教職教養でお世話になった古堅先生。会うたびに「あなたなら大丈夫!」といつも応援していただいてありがとうございました。自信になりました。その他、メセナの全職員の皆様に感謝いたします。また、ロッカーの貸し出しや様々な要望に丁寧に応えていただいた事務職員の方々にも感謝しています。ありがとうございました。
これから私にとって、本務教員としての出発です。生徒たちはもちろん、沖縄県全体のために日々精進していきます。
↑ページの先頭へ

高等学校

今回合格を手にすることができたのは、家族をはじめ臨任経験の中で出会った先生方・生徒、その他数えきれないたくさんの支えがあったからだと心から感謝しています。
長い臨任経験と家庭を持ちながら、合格する日が来るのだろうかと不安になることもありました。しかし、やれば必ず報われる日がやってきます。
メセナ予備校に通うことによって、先生方から知識はもちろんのことながら、教師としての使命感・倫理観・責務をあらためて痛感することができました。
まだまだ未熟者ではありますが、以下に私の体験を記します。参考になれば・・・

【一次試験】
今回一次試験の対策は、専門に重点をおき、専門で満点をとれるように学習しました。私が受験する専門科目は未開講だったため、すべての教科書を丸暗記するくらいに読み込み、教科書の索引から語句を教科書の言葉を使って説明できるように仕上げました。ほとんどの時間を専門に充てていたため、一般・教養の対策はメセナのテキスト・問題集のみ使用し、メセナ予備校で受講した日に学習した内容を帰宅してから3~5回は反復練習しました。
しかし、1か月前にメセナ予備校で行われる直前模擬試験の結果が大変悲惨なものだったので落胆しました。それから、1週間のうち3日は短時間でも一般・教職に時間を当てて勉強しました。私の一般・教職の勉強法は短期記憶で長期記憶になっていないことが分かりました。特に教職教養では再度復習していると自然とメセナの授業の内容がよみがえってきて、長期記憶に結び付けることが容易でした。メセナの先生方には用語の暗記だけでなく、関連付けや逐語解説など記憶に残るご指導をしていただき、大変感謝しています。
また、月例テストを早期からしっかりと受けていれば、自分の弱点にもっと早く気づき、対策できたのではと反省しています。
さらに、マークシート試験を突破する上で、上高先生から試験直前のアドバイスとして「専門の配点が高いので、専門を優先させなさい」という言葉で、私がやってきたことは間違っていないんだと信じ最後まで貫くことができました。実際、専門は1問3点だったので大きな勝因になったと思います。

【二次試験】
私は一次試験の突破も二次試験を受けるのも今回が初めてでした。しかしメセナ予備校に通い始めたのが、臨任を終了して3月末からだったので、メセナでの2次対策講座は受けることができず、とても残念でした。
しかも、一次試験の結果が目標とする点数のぎりぎりのラインだったため、二次試験の対策をしたのが一次試験の合格通知をもらってからでした。二次試験までの毎日は睡眠時間3時間~4時間くらいで倒れる寸前だったように思います。
論文・模擬授業の対策は今まで臨任としてお世話になった勤務校の先生方に見てもらったり、家族に生徒の立場になったつもりで客観的に見たうえでアドバイスを言ってもらったりしました。
もっと早めに対策していればと何度も反省し、いろいろな思いに押し潰されそうになりながらも毎日涙を流しながら取り組んでいました。
しかし、私の場合はこれまでの長い臨任経験が二次試験では大きく活かせた気がします。
自分自身がこれまで培ってきた経験や知識、そしてたくさんの刺激を与えてくれた人・環境が二次試験では120%発揮できたと思います。

今回、やっと合格を手にすることができ、メセナ予備校の先生方には感謝してもしきれません。メセナの教材・講義が私の大きな糧になりました。
“心”と“言葉”とを大切にこれからも沖縄の未来を担う子どもたちのために教員としての道を歩んでいきたいと思います。

本当にありがとうございました。
↑ページの先頭へ

養護教諭

この度、教員採用試験に合格することができました。
報告が遅くなって、申し訳ありません。
先生方や事務の皆さんには、大変お世話になり感謝しています。
ありがとうございました。
以下、合格体験を報告させていただきます。

【模擬授業】
課題:小学校高学年に対しての「喫煙防止」
4分間の構想時間のあと、8分でまとめてください。残り時間2分の時点で合図がでます。と指示を受けました。
構想時間は、課題が書かれたA4用紙の余白の部分に、黒板を想定して□を書き、それを2つに区切って板書計画を作り、考えをまとめました。
練習では、15分くらいの保健指導を準備し、途中で時間切れになるつもりでいたのですが、8分間でまとめてくださいとのことだったので焦りました。
予定では、喫煙者・非喫煙者・ヘービースモーカーの人の奥さんの肺の写真を見せる形で始めて、喫煙者や周囲の人の健康に害を与える「ニコチン・タール・一酸化炭素」の説明と誘われた際の断り方をするつもりでした。
しかし本番で、3つ目の一酸化炭素の説明をしている時点で、残り2分の合図が出て、また焦ってしまい、一酸化炭素の説明を簡単に(雑に)して、煙草は吸い始めてしまうとやめることが難しいため、手を出さないことが大事!と言って、強引に誘われた時の断り方に移ってしまいました。
授業後の質問はありませんでした。A4用紙は机の上に置いまま退室してくださいとのことで、持ち帰ることができませんでした。
メセナでの練習の際、はじめは途中で話す内容がなくなってしまうことを恐れて、自己紹介を長くしたり、1時間の保健指導を想定して準備をしていましたが、永井先生から何を伝えたいかしっかり伝わるように、8分で流れがわかるようにしたほうがよいとアドバイスを受けて、その後は15分くらいで収まる保健指導を心がけました。
子どもへの発問があったほうがいいとのことだったので、2回は発問を入れるようにしました。
私はこれまで、大人数に対する保健指導をしたことがなかったので、模擬授業に対してかなり苦手意識がありましたが、養護教諭を受験するメンバーと課題を出し合ったり、何度も練習をしてアドバイスをしあうことで、だんだん落ち着いてできるようになりました。先輩から模擬授業は慣れだと言われましたが、本当にそのとおりだと思います。

【面接】
テキストの予想質問はすべて答えられるように準備しました。
メセナでの練習では、声が小さいことと表情が硬いことを注意をされたので、本番では、大きな声と笑顔を心がけました。面接官がにこやかだったおかげで、練習よりは落ち着いて返答ができたと思います。

【論文】
課題:食物アレルギーへの対応・対策(うろ覚えです。すいません)
練習ではいつも、別の用紙に書いて内容を入れ替えたり、言葉を足したりして1つのテーマに2~3時間かけて仕上げていました。本番では、案の定、頭の中で内容をまとめながら書くことができず、書いては消して…を繰り返しました。時間が迫ったため、内容を中途半端で終わらせるか、字数が少なくてもまとめるか悩みましたが、結局まとめることにして、字数が1000字ぴったしで終わってしまいました。

メセナ予備校には、3年間通いました。通い始めたころは、1次試験の勉強すらほとんどしていない状態だったのですが、授業やチェックテスト・月例テストを何度も繰り返すことで徐々に点数がとれるようになりました。また今回、私は2度目の2次試験でした。1度目の2次試験では、緊張や不安で地に足が付いていないような状態で2次対策をしていました。しっかり考えをまとめられず、一人でただ与えられた課題をこなすことで精いっぱいで、結果も散々なものでした。今回の2次対策では、同じ養護教諭仲間と相談したり、励ましあったりすることで、自分の考えや気持ちを整理しながら2次対策ができたと思います。このような仲間に出会えたメセナと、教員としての覚悟や自覚を持つことの大切さを教えてくださった先生方、いつも親切に対応してくださった事務の方々に感謝しています。これから出会う子どもたちにとって、良い養護教諭になれるよう精進していきます。
本当にありがとうございました。
↑ページの先頭へ

特別支援学校小学部

私は大学を卒業後、ずっと専業主婦として過ごし、教員の経験もないまま今年初めて受験しました。二次試験対策を受講できるようにと、11月から入校しました。勉強法も分からない、採用試験の情報もほとんどない状態での入校でしたが、メセナの授業を受けるだけで様々な情報を得られ、合格することができました。

一次試験
私は、国語や算数は得意だったので、過去問やテキストの問題を何度も解き、配点の高いところは落とさないようにしました。仕事をしながら受験する方たちに比べ、時間はたくさんあったので、指導要領や教職教養の暗記ものは毎日少しずつでも覚えるようにしました。使用したのはメセナの教材のみで、ほかの物は使用していません。

二次試験
模擬授業
私は教員の経験がないため、模擬授業をいちばん苦手としていました。メセナの二次対策では3回模擬授業を見てもらえる機会がありましたが、3回とも教材研究不足や緊張で低い評価しかもらえませんでした。最後の模擬授業のときに、上高先生に「どんな課題が出ても、楽しそうに授業をすればうまくいく」という言葉をいただき、当日は控え室で顔の緊張をほぐし、笑顔を絶やさないようにしました。当日の模擬授業の内容はグダグダではあったと思いますが、常に笑顔で、ゆっくり、楽しそうに授業ができたと思います。

個人面接
面接はほぼメセナの二次対策のテキストにまとめられた質問内容とおなじだったので、焦ることなく受け答えができました。
最後に、履歴書を見て「これまで教員の経験がないようですが、どうして今、試験を受けようと思ったのですか」というような質問を受けました。私は、これまで専業主婦だったこと、試験を受けようと思ったきっかけを正直に答えました。

論文
私は論文の授業を受けておらず、対策を始めたのは一次試験の合格発表が出た後です。教育論文について全くの無知だったのですが、二次対策の2週間は毎日論文を1つ書き上げ、添削してもらいました。試験当日までにはなんとか60分で書き上げられるようにはなりましたが、やはり力はついておらず、点数はかなり低かったです。論文は短期間で身に付くものではないと痛感したので、早めの対策をおすすめします。

特支専門
専門については情報がなく、勉強する時間もなかったので後回しにしてしまい、点数もとれませんでした。範囲が広くて勉強しづらいですが、配点も高く、筆記試験でむずかしいので、こちらも早めの対策をおすすめします。

実技
音楽の実技は、一次試験が終わったあと、暇があれば練習するようにしていました。当日は人前で歌うので緊張しました。
体育の実技は、けがをしては元も子もないと思い、本格的な練習はせず、実技試験の前日の夕方から練習を始めました。当日は受験者同士、応援し合いながら終えることができました。

メセナの先生方、事務の方、家族、私に関わったすべての方々のおかげで合格することができました。ほんとうにありがとうございました。沖縄県の教員として、精一杯頑張ります!
↑ページの先頭へ

PAGETOP
© 1996-2024メセナ予備校│沖縄│看護教員受験塾.